| 戻る |過去の日記|
2009年11月の日記
 
2009年11月30日(月) 13:35

『戦う男』

ボクシングに興味の無い人でも、昨日の内藤選手と亀田選手の試合は観たという人は多いのではないだろうか。
素人の私がいうのは生意気だが『歴史に残る非常に良い試合だった』と思う。お互いの良い部分を最後の12ラウンドまで、決して逃げることなく戦いきったからである。張りつめたような緊張感は画面を通してもヒシヒシと伝わってきた。試合スタートから最後まで目を離すことが出来ないほど試合に惹きつけられた。
内藤選手も亀田選手もそれぞれ魅力的なボクサーである。内藤選手の全身から溢れる炎のような熱い闘魂は、獅子の如く美しかった。試合が進むにつれ折れた鼻は腫れ上がり顔面の形状に異変がきても、最後まで攻めの姿勢は変わることはなかった。一方の亀田選手も、想像を絶するほど過酷なトレーニングを積んできたことは、パンチのスピードだけではなく、随所に見られる身体の動きに表れていた。そして何より一貫して身体の軸がブレることがなく、獲物を狙うチーターのようにしなやかだった。身体能力が更に磨かれていた。結果は、亀田選手の勝ち。本当に素晴らしい試合だった。『これこそがファンが望んでいた真のボクシング』だと感じた。歴史上に残る感動的な素晴らしい試合を私たちに魅せてくれた内藤選手と亀田選手に感謝である。
ありがとう!!



2009年11月28日(土) 18:21

 『イルミネーション』

『イルミネーション』



2009年11月28日(土) 18:19

『イルミネーション』

夕方の5時頃になると、すっかり辺りが暗くなるこの季節。
この写真は、六本木Mのイルミネーションである。
平日だというのに『あかり』に導かれた人達が沢山いた。皆さん言葉を発することなく、ジィーと見入っている。老いも若きも小さな子供までも何も言わずに、ただ光の芸術を見ているのである。
キャピキャピ言いそうな若いカップルでさえ大人しくしている。そして皆さん様々な高さの場所から眺めているにもかかわらず、不思議なくらい立ち姿が美しいのである。最近の日本人は姿勢が悪くなったと言われているが、光の虜の間だけは違うのかもしれない。
美しいモノというのは、心だけではなく見る者の身体の芯までも整える力があると学んだ。
私はイルミネーションには全く興味がないのだが、女友人Hのお陰で新たな発見が出来た。
彼女に感謝である。



2009年11月26日(木) 14:34

『大好きな○○へ』

これは私の元に届いたラブレターである。
勿論、○○は私ではない。友人Tが彼氏に送ったものが、送信先ミスで私のところにきたのである。実は以前にも、友人Tは彼氏宛のラブラブメールを私宛に送ってきたことがあった。
ちなみに友人Tは、男性である。私とは全く恋愛関係がない仕事仲間である。

こうゆうハブニングメールがないと誰かの書いた『ラブレター』を直接読むことは出来ない。まぁ、男女のメールのやり取りと違いはあるか?といえば、全くない。男と男。女と女。男と女。どの組み合わせであっても恋愛は恋愛なのである。
『愛しているよ』『君が欲しい』『ゆうべは楽しかった』『ずっと抱きしめていたかった』等々。。あまり想像はしたくないが、つい映像が浮かんでしまう。
何故なら、そのお相手の彼氏とも私は友人なのだ。

私も『大好きな千賀へ』と普通の男性からの熱いラブレターが欲しいと思ってしまった。。。
最近、お誘いがないせいか北風が身にしみる。(笑)



2009年11月23日(月) 0:02

黒いコートの女

この冬のメインカラーは『黒』
コートやジャケット、ワンピースにパンツ、スカート。勿論、小物類も黒・黒・黒。

一般的に黒は無難な色、便利な色として誰でも割りと気軽に身につけている。
個人的には、日本人ほど『黒』を着こなすのが上手い民族はいないのではないか?とさえ感じることがある。
それはまるで、遺伝子の中にそれぞれの年齢にあった『黒』を見つける能力が組み込まれているかのように、どの女性も実に黒の使い方が自然で美しいのである。

表参道にある美容院の帰りに、その姿の美しさに思わず目で追ってしまった女性がいた。
年は35歳前後。
髪は肩より少し長くゆるいウェーブがしてあった。
黒いカシミアのハーフコート。黒いブーツ。
手にはパープルのバッグを持っていた。
これからデートに行くところだったのかもしれない。彼女の顔には柔らかい微笑みがあった。特別な美人という訳では決してない。しかし彼女の全身から溢れ出ていた優雅さは、全てを美しく変えていた。
これは単に恋する乙女という簡単なものではないと思う。 彼女の醸し出していたエネルギーには、生き方や信念といった何かが表れていたのではないだろうか。。
『黒』は素材とデザインで、いとも簡単に女を上品にも下品にもする。同じ黒なら『残り香のある黒』を選ぼう。。
そして、その黒に負けない『中身』を磨こう。。
人間は進化する生き物なのだから。



next --->

林千賀の部屋