2009年12月23日(水) 23:08
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『私がついやってしまう癖』
久しぶりに私用で鎌倉に行った。今やすっかり竹下通りと巣鴨の地蔵通りを足して2で割ったように老若男女のごった煮と化してしまった小町通り。このご時世、賑わうことは大変良いのだが、古くからあった馴染みの店がなくなり真新しい店が建ち並んでいる景色は、些か切ない気持ちがしてしまった。。どこの観光地も似てしまうものだから、こちらの勝手を言っても仕方がない。時代の流れには逆らえぬものと、ノンビリと歩く観光客の間を縫うように足早に目的地まで行った。用事を済ませて少しぼんやりと歩いていると『今日はブラリですか?』とイケメンの人力車兄ちゃんに声をかけられた。ついいつもの癖で、冷たくしかも少し睨むように『仕事ですから』と一刀流の如く斬りすててしまった。もう少し優しく接してあげてもいいのではないか?と後で反省するのだが修行が足りない為なかなか上手く出来ない。どうも根が正直なせいか、興味のない男性に対してハッキリと態度に出てしまう。。見方を変えれば、物凄く高飛車な女である。。そういえばかなり昔の話になるが、モリ ノスさんを『狂ったカナブン』と間違えて斬ってしまいそうになったことがあった。 それは、茹だるように暑い日の昼間、私は表参道のモリハナエビルのショーウィンドウを眺めながら原宿駅方面に歩いていた。 すると右斜め前方から、やけに親しげにニコニコしながら小刻みに手を振りながら近づいてくる怪しい男が私の右目の視界に入ってきた。ショーウィンドウから顔を正面に向けると同時に斬りかかろうとした瞬間、モリノスさんであることに気付き『アァ〜!アァ〜!アァ〜!』と往来の真ん中でイイ年した大人二人が、アラレもない身悶えするような奇声を大声で発してしまい、全身で歓喜を表すという恥ずかしい姿をさらしてしまったことがあった。その時モリノスさんと一緒にいた従兄弟さんは思いっきりどん引きしていた。そりゃそうだろう。 今は、この癖のおかげ落合サロンに飛び込んでくる押し売り兄ちゃん達を斬りまくっている。(笑)
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