2010年2月11日(木) 0:54
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『本当に人は見ていないのか?』
10代の頃から常々気になっていることがある。相手を励ます言葉で『そんなに人はアナタを見ていないわよ』と言う人がいる。 アナタは、この言葉を聞いて『そういうもんだよ』と思っただろうか?それとも『それは言った相手に対して失礼ではないか?』と思っただろうか? 私は10代の頃、同学年の女友達にそう言われて後者の気持ちを感じた。私自身、一歩外に出ると実によく人を見て観察していたからである。 『誰もアナタに感心なんてない』という言葉は、一見『そんなに神経質になる必要はない』とポジティブな意味にも受け取れる。だがこのような言葉は、相手の存在を否定しているようにも、アナタにはそんな見られるほどの価値がないとも受け取れるのではないかと思う。 実際、私たちは良し悪しに関わらずファッション、髪形、メイク、バッグや靴など無意識かもしれないが実によく観察していると思う。だからこそ、これだけメイク雑誌やファッション雑誌を始めお洒落に関する出版物が沢山発行されているのでないだろうか。 これを読まれている方の中にはお洒落に興味がないという人もいると思う。では『お洒落』を『身だしなみ』に言葉を変えてみると少し意識が違うのではないかと思うのだが、どうだろう? そもそも『お洒落をする』とは自分の為というより、周りの人や同席者に対して場を乱さない(不快感を与えない等)相手に対する礼儀でありマナーのひとつであった。時代は変わったが根底に流れているものは同じだと思う。いつ、どこで自分の姿が見られているかは分からない。 街で偶然、昔の恋人に会ってしまうかもしれない。 その時、相手に失望させないレベルでいようと思った。これは女の意地としてだが。。 『身だしなみ』に気をつかうことは心も身体も凜としてくる。だから忘れてはいけないことだと思う。
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