2010年3月13日(土) 21:46
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『貴重な体験』
最近、発症する人も増えているとのことなので、この場を借りて少しシェアしようと思う。 このひと月近く、私は両耳が『耳管解放症』という非常にマイナーな病を体験していた。 どんな症状なのかと言うと自分の声は勿論、TVの音や人の話声など全ての音が、まるでドラム缶の中にいるかの様に反響して聞こえてしまうのだ。耳管というのは、耳と鼻の間を繋ぐ管のことで、この管が開きっぱなしになっている状態を『耳管解放症』という。通常は片方の耳だけにみられるようだ。原因の多くは急激な体重の減少によるものだが、私の場合は検査をしたが原因不明であった。だが、この症状が出る前に若干の難聴状態はあった。不眠があり、かなり疲労もたまっていた。しかし「きっと風邪気味で体力が落ちているだけだから、そのうち治るだろう」と軽く考えていた。しかし三週間たっても症状は変わらず。「何かおかしいのかな?でも、どうせ大したことないだろう」とタカをくくって病院に行くと、先の診断結果が出た。調べて見ると私のような状態『頭の中で全ての音が反響してしまう』人は近年増えているようだ。 そこで治療法だが、私を診察した医師からは『詰まりをなくす薬はありますが開いたものを閉じる薬はないんです。マッサージ法も貴女のケースでは効果がみられないと思います。暫くビタミン剤を処方しますので経過をみましょう』と言われてしまった。(後で調べたら漢方薬で効果がみられたとあった) 仕方がないので自分で治療することにした。 今回は石での治療(メタフィジオセラピー)ではなく手技を使った『骨気メソッド』を行った。この骨気メソッドとは、簡単に言うと緩んで広がってしまったり何らかの影響で歪んだ骨を手圧により元の位置に戻す方法である。これにより小顔になると巷で話題になっているのでご存知の方も多いと思う。(現在は『からだ骨気』も出版されている) 私は自分で骨格調整もやるので、今回の症状にベストであると選択したのである。効果は直ぐ表れた。 周りの音が反響しなくなったのだ。なんと静かで平和なことだろう。。こんなことなら早くやれば良かったと思ったが、治療するまでの間に多くの学びがあった。私には必要な経験だったと思う。だが、皆さんには身体の不調のある際には我慢せずに診察を受けることをオススメする。変に痛み慣れをしてしまうと手遅れになる場合もあるからだ。 最後になるが耳管解放症は妊娠中でも起きることがある。その時は焦らず慌てず対応して頂きたい。そしてちゃんと専門家に依頼するようにして欲しい。。 耳管が開いた状態を『耳管解放症』と説明したが、反対に耳管が詰まった状態(飛行機やエレベーターに乗って時に起こる感じが続くこと)を『耳管狭窄症』という。
しかし、今回一番
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