2010年11月17日(水) 10:37
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『大人の色気は紅葉である』
今日は名古屋でイベントがあるため、この日記は新幹線の中で書いている。 外を眺めていると、早くも真っ赤に色づいた紅葉が目に入った。 アタシは、去年見た紅葉を思い出していた。 それはほんの数枚であったが、燃えるように赤く美しかった。
紅葉に限らず木々は全身で自分の全てをさらけ出す。桜は葉の無い時も、その骨ばったような枝をありのまま見せる。そして春の知らせと共に周りのモノたちを圧倒させる程、薄桃色の可愛い顔をしながら、艶やかに妖艶に咲き乱れ人間も動物までも翻弄する。完全なスタンドプレーである。 では、紅葉はどうかというと、その多くが他の色をもつ木々たちと共に『華やかに謳い踊りましょう!』とチームプレーを好むように感じる。 紅葉は己の艶やかな赤色が見るモノに創造力を与える。 昔、赤い襦袢や着物の裏地にわざと赤色を入れていたのは、この紅葉の姿を真似たものではないのか?などと思ってしまったりする。 思わぬ場面で赤い色がチラリと見えると、ドキリとする。 これは緑一色の中でたった一枚、真っ赤な紅葉を発見した時と同じ色気を感じる。
アナタはこの秋、また恋をしたのだろうか?
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