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2011年6月の日記
 
2011年6月25日(土) 6:53

『共通点』

心配しなくても、アナタの中にも、私たち人間全ての中にはちゃんと
アインシュタインやニーチェ、芥川龍之介と同じ思考を持ち合わせているのだから、そんなに慌ててことを起こすことはない。

人間は、地位や名声、財産など有り余るほど持っていたとしても、手にいれることが出来ないものがあると謙虚な心を忘れてはいけない。
驕り高ぶった人間ほど醜く悲しいものはないのだから。
しかし、それも自覚症状がないのであれば幸せかもしれない。
いつの世でも無知が大きな顔をし、賢者が耐え忍ぶ構図が出来上がっていることに『学びや進化をしない人間は下等なままなのだろうか…』と残念に想いながら、そんなことを考えている自分が一番下等なのかもしれない…。

無知よバンザイ!!
無欲とは、この世の全てに期待をしないことである。期待をするから無知に腹が立つ。


2011年6月24日(金) 23:38

『欲について』

人間にとって欲とは、洗面器にこびりついた石鹸カスのようなモノではないかと思う。
毎日風呂に入った時に、こまめに洗い流し拭き取りをしていると、いつまでもキレイなままであるが、忙しくてシャワーで済ませ浴室乾燥機に頼ったままでいると、いつの間にかイスや洗面器に石鹸カスがうっすらとこびりついてしまう。
それを気にしながら『今度入った時にキレイにしよう!!』と思うのだが独り暮らしだと、ついナマケ心が出て、気がつくと洗面器もイスもくすんでいることがある。
人間の心も、これと同じだと思う。
無意識に愚痴や不満、我欲を口にしていると、心の石鹸カスが『毒』に変わり自分だけではなく、周りにいる人にも害を与える。
だからといって、無欲が良いとは思わない。
何故なら、究極の欲は『生きたい!!』と思うことだからだ。以前、私は『欲を持つことは人間として愚かしいことだ』…と感じていた時期があった。
そのため、あらゆる欲を断つことにした。自分の思考だけではなく、人間を動物という観点から視ながら。物欲や仕事での成功、お金、地位、名声、権力、支配欲、武力、性欲等は簡単に手放す事が出来た。しかし、なかなか出来なかったのが、この3つである。私は欲を捨てることを極めようとすればするほど、このような思考に苦しんだ。『食を欲すること=卑しい行為』『呼吸をすること=この世の贅沢』『生きたい!!=未練がましい』
そして、私が行き着いた答えは
人間という生き物は、どんなにあがいても所詮『欲が付く者である』ということだ。
たとえ人からは強欲だと言われようが良いでないか…。堂々と欲を持とう!!
その欲が、こびりついた石鹸カスならば時々洗い流せば済むことなのだから。。。


2011年6月12日(日) 17:04

『激重…』

昨今、私たちは軽くて薄いモノたちに囲まれている。携帯電話やパソコン・テレビ・洗濯機・冷蔵庫等の電化製品は勿論、冬物衣類などにもその傾向はみられる。
しかし今、一着2kgという『激重ジーパン』がジーンズ愛好家の間で話題となっている。すでにインターネット通販では品切れ、店頭でも品薄状態だという。
(若い世代にはデニムと言った方が理解しやすいかもしれない)
通常、ジーパンは1kgくらいである。本来、ジーパンは生地(デニム)が厚手で丈夫なため、作業着として愛用されていたものだ。
正直、1kgでも重いと感じて敬遠していた私には『2倍の重さになったジーパン』の魅力は理解しがたい。重さが2倍ということは、厚さも2倍である。
生産工場では生地から織り上げているため、機械が厚みに耐えられず5分に1回止まったり、ミシンの針も一針ずつ手で歯車を回して縫わなければならないという。
使用しているのは、家庭用のミシンではなく、プロが使う工業用ミシンなのに…!!
年々、亜熱帯化しているこの日本で、何故そんなに厚くて重い、しかも着脱もしにくいモノを作ったのであろうか?
確かに、厚みがあって丈夫であればオートバイを乗る方には防風性があると支持をされるのは理解出来る。だが、街中で履くにはかなり厳しいのではないだろうか?汗をかいたら更に重くなるだろし、その前に物凄く暑いと思う。。
真夏に激重ジーンズを着用した愛好家の皆さんが熱中症にならないように、つい祈ってしまうのは、私が老い始めたからだろうか…。


林千賀の部屋