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2012年3月の日記
 
2012年3月21日(水) 16:15

『嬉しいウソ』

レンズはウソをつかない…これは今も変わらないと思う。
だが『カメラはウソをつく時代』になった。

今まで、つぶってしまった目を開けたり、顔を認証して明るく補正してくれる機能はあった。

新発売のP社のカメラはそんなレベルではない。
なんと
『時間がたってメイクが落ちて素っぴんになった顔をメイク仕立てのように美しくしてくれる機能』なのである!!
そう…自動的にファンデーションからアイメイクまで元通り(メイク仕立て)に『お直ししてくれるカメラ』というわけ。
なんという素晴らしい機能!!
これさえあれば、お食事会や合コン、結婚式などなど…マメにメイク直しが出来ない時の写真撮影も怖くない。
しかも、写っている女子を皆キレイにしてあげれば、きっと貴女の株も上がると思う。

良い時代になった。
この素晴らしい機能を開発した関係者の方々に感謝である。


2012年3月18日(日) 23:10

『再会』

雨の土曜日、あるセミナーに参加した。終了後、気配を感じ横を見ると、少し離れたところに懐かしい顔をみつけた。
元気そうな顔をしていた。その顔をみて安心した。
相変わらずとても魅力的だったからだ。



なんて…こんな風に云われてみたいものだ。(笑)


2012年3月6日(火) 18:32

『本音』

半年振りに実家に帰った。そこにも二匹の猫がいる。これがまた実に美しい顔をしており、姿もエレガントなのである。どうみても雑種に見えない。
部屋で父と立ち話をしていた時のこと。私を見つけた息子猫が走り寄ってきて足下で丸くなって寝てしまった。
言ってはいけない、言ってはいけない、言ってはいけない…と分かっていたが

『うちの子より可愛い…』
と、つい口から出てしまった。
うちのへなちょこ三匹は誰もそんなことをしてくれないのである。
確かに、実家の猫は若干おつむが弱そうに感じるが、それでも半年振りに会う私にすり寄ってきてくれることに、いとおしさを感じてしまう。

多頭飼いをするとよく分かるが、猫もそれぞれ個性がある。同腹の兄弟でも性格は全く違う。
そして、小さい時からきちんと人間と暮らすルールを教えるとちゃんと守る。(私はこれを猫のしつけと言っている)
猫にはしつけがいらないと思っている方も多いと思うが、それは間違えである。たとえ少々おつむが弱い子であったとしても、きちんと教えれば出来るようになる。(トイレのしつけではない)
ただ、猫のしつけは生後二ヶ月くらいまでが有効でそれ以降は難しい。というより無理である。
また、せっかくしつけが出来ていても生後3ヶ月くらいの新入り野良猫が加わると全てオジャンになる。他の子は直ぐ安易な方に影響され、皮のソファーは簡単にボロボロにされる。
経験上、しつけは温室育ちの子と野良でも生後二ヶ月未満の子に限ると痛感した。


2012年3月6日(火) 17:54

『あきらめない』

介護を続けていた娘の愛猫が逝ってふた月になる。
未だに泣いてしまうことも少なくない。
家にはまだ3匹の猫がいるが、亡くなった娘と全く同じ愛情を注ぐことは正直難しい。
彼女は私にとって特別な子であった。私の言葉を全て理解し、忍耐強く賢く、物事に対して動じることがなくいつも冷静であり、平和主義をモットーにケンカの仲裁もシッカリやり、リーダーとしての風格もあった。
その娘の最後の瞬間まで一緒にいられたことは、とても良かったと思っている。彼女は最後の最後まで諦めない子であった。その朝は、呼吸も浅くなりかなり衰弱していたが、いつものようにいつもの量の食事をシッカリ食べていた。そしてその20分後であった。
もがき苦しみ断末魔の叫びをあげて命の炎が燃え尽きるのを、ただ側に居て見守らなければいけないというのは、定めとはいえ想像以上に辛いものだった。
一昨年、母を亡くした時よりも物凄く辛いと感じたのは少々不謹慎であったかもしれないが…。

介護をスタートしたての頃、彼女の声がダイレクトに聞こえてくるようになり、彼女の意思の強さに驚かされることもしばしばあった。(実際に人間同士のように会話が成立したのは初めてのことである。これについては、あまりにスピリチュアル過ぎるのでここでの記述はしない)

彼女が生き様で教えてくれた『あきらめない』。
私もこの言葉を心に刻んだ。


林千賀の部屋