2006年5月1日(月) 2:43
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サイコルシェイム
の最終公演の追加公演としての先行公演(複雑だ!)に、ご縁有ってお誘い頂く事が出来ました。 熱気溢れる鮨詰め状態の会場の様子やPA(音響操作)の動きも良く見える特等席で悠々と、しかしながら生の会場の臨場感には熱くなり、楽しく観賞させて頂く事が出来ました。 このバンドの最後という事もあり、時にはしんみりとした回想シーンも有りつつ、最期までパワフル。 活動7年間の重みを感じるステージで御座いました。 こういった「最後」というものを目の当たりに致しますと、このバンドに然程詳しくも無い私とて目頭が熱くなるものです。 公演中、メンバーの方がこう言いました。 「形あるモノ、何時かは壊れます。だけど、皆の心の中に永遠に残る事を願ってます」と。 よく聞く言い回しでは御座いますが、実際にそうだと思います。 この歳に成りまして、物より思い出だな…なんて思えてきたのも、そういった考えが根本に根付いてきたからでしょうか(もしかして、最期が近いのか?)。 いやいや実際に、最近そう思わせられる切っ掛けが多く御座いましてね。 友人の死、身内の死なんですが…を経験する度に、もっと優しく接しておけば、もっと会っておけば、なんて後悔したりするんですよね。 そういった事も有り、今の自分も何時くたばるか判らない訳ですし(こればかりは占えないでしょうし、占う気にもなりません)、今やれる事はやっておこうかな?モードに傾く事が出来ている訳です。 取り敢えず、そういった他人の中に何か自分の生きた証を残そうという行動…単なる自己顕示ですけど…の矛先が向かっている最たるは音楽活動でしょうか。 ここにきて、昔演っていたヴィジュアル畑で培われた魂が加速しております。 美輪さんや氣志團の舞台を観て吹っ切れた感も御座います。 バンドの帝国主義スタイルも周囲に定着してきた事だし、取り敢えず硬派寄りに形骸化していたものを破ってもいい頃合いかな、と。 観に来て下さる方に少しでも愉しんで頂く=インパクトあるステージ=心に残る …という方程式が勝手に出来上がり、前髪もパッツンです(笑) で、V系の十八番である振り付けのイメージも10分で出来上がり。 前々から温めていた…という言い訳で手を着けていなかった…新曲にも唄メロと詞を乗せる構想…此れも1時間程で出来上がり。 私、初速は非常にゼロに近いのですが、思い立つと創作活動も光速化するらしいです。 目茶B型。 そんな感じで、どんどん自分の頭にずっと描いていた事を形にし始めております。 何事も、カタチに出して初めて相手に伝わるものだと思ってます。 この頭の中に、人を幸せに導く(笑わせる)企みが残っているうちは、事故って脳味噌ごとぶちまけ、無に帰す訳にはイカンっちゅう事です。 YOSHIKIさんの言う「瞬間の美学」此処に在り、で御座います。 …って、話が滅茶苦茶飛びましたが、サイコルシェイムのライブひとつでも、色々考えさせられた一日だった訳で御座います。
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