2006年11月5日(日) 12:03
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ヒッチハイカー
秋の風物詩、バッタやコオロギといった虫君達。 最近あまり見掛ける機会も少なくなったものですが、昨晩私のクルマの窓にくっついついるのを発見。 掴んで剥がすような鬼の心はなく…否、触れないだけですが…ちょっと走れば居心地悪くて飛んでいくだろう、と其のまま発進。 暫くして、もう居ないだろう、と窓を見てみると、大層お気に入りの場所なのでしょうか、全く動いた気配が有りません。 このままだと首都高乗っちゃうよ、土曜の夜はワイルドスピード3みたいなクルマがいっぱいだから釣られて飛ばすかもよ〜…と再三に渡り警告を促したのですが、立ち退く気配どころか、受けて立たんばりに身を屈めて食らいつく姿勢。 私は彼の根性に心打たれて首都高を共にする事を決意。 しっかり掴まってろよ、振り落とされんじゃねーぞっ! と、案の定それなりに走りを満喫。 其の間も彼はビュービュー体を靡かせながらしがみついててくれました。 ビッグサンダーマウンテンの約4倍の速度が出ていた筈ですが…。 そんな強引なヒッチハイカーでしたが、彼も目的地があったようで、危険溢れるコンクリートジャングルを離れ、江戸城を臨み緑溢れる公園近くで停車すると、そっと飛び立っていったのでした。
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