2007年4月21日(土) 14:44
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超遊説
車を走らせておりますと、明日の投票日に向けた区市議会議員候補者の選挙運動を頻繁に目に致します。 特に区市町村という小単位の行政に携わろうという方々ですから、より若く、地域色が強く、個性的な方が多く見られ、時折微笑ましい…と言うか笑っちゃうようなパフォーマンスも目の当たりに出来たり致します。 中でも今回印象深かったのは中野で見掛けた、自身が自転車で街宣車を先導していた候補者。 こうした人力の車両でエコロジストをアピールでしょうか。 しかしながら、車道から路傍に向けて大袈裟に手を振りながら愛想を振りまき(片手運転、脇見運転)、往来の激しい山手通りをそれなりの速度で飛ばす姿は冷や冷やものながら、その姿はロックの精神に通ずるものでした。 こういった非常にアクティブな運動があるかと思えば、動には静、陽には陰が対極に潜むように、非常に目立たない、否、反則的な程の隠密運動を繰り広げる候補者もいらっしゃいます。 四谷で見掛けたのですが、所謂ワゴン車にスピーカーを積んで、ウグイス嬢が口五月蠅く候補者を連呼してサブリミナル効果を狙った一般的な街宣スタイルとは打って変わり、自前かと思われる普通乗用車の側面、背面にポスターを貼っただけ、拡声器もスピーチもなし、運転手は多分(ポスターと同じ顔だし)本人。 助手席も空で非常に寂しい。 ただひたすら甲州街道を走り続けるのみ。 人件費も機材費も殆ど掛かっていないようですが、これは逆にインパクトが強く、孤立無援な感じが心にグサっときましたね。 致し方無い状況なのか、狙ってなのか、彼には特攻の精神とテロルの香りを感じましたね。 いやー、このような方々に頑張り続けて欲しいものです。
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