尚睿のタロットコレクション

此処でご紹介するのは、占い師にとって商売道具であると同時に私のコレクションでもあるタロットカードの数々の一部です。
実際に占術に使っているカードは非常にナイーブである為、残念ながら此処では公開出来ませんが、是非本物を見てお楽しみ頂きたい逸品でもあります。

風水タロット

千夜一夜物語のタロット

アールヌーボーのタロット

ハーブのタロット

カサノヴァのタロット

天野喜孝氏のタロット

ミンキアーテ・タロット

エイドリアン氏のタロット



これからタロットカードをお手に取られる方へ

その起源も古く、占いの古典とも言えるタロットですが、昨今は様々なアーティストがカードのイラストを手掛け、今や芸術品やコレクションアイテムと言っても過言ではない、バラエティに富む広がりを見せております。
これからタロットを使った占いを始めようと思っていらっしゃる方にとって、これは無限とも言えるような選択肢を与えられた楽しみであり、同時に「相棒」を選ぶ難しさであるとも言えましょう。

よくあるご質問に、「カードの意味は決まっているのに、書き手によって絵が違ったりすると混乱したりしませんか?」といったものがありますが、その辺りは深く考える必要もないと思うのです。
勿論、タロットの伝統や占術の本流は大事にしなくてはなりませんが、これだけ様々選ぶ事が出来るカードの個性も尊重してあげたら良いと思うんですよね。

この長いタロット変遷の歴史の中で、カードの示す本来の意味も少しずつ解釈が変わり、又、それが国境を越え、海を越え、言語の壁を越え伝わっていく中で、そのニュアンスにもまた誤差が生じてしまっているのは無理のない話です。
つまり、解説書によくあるような、カードの意味を示す幾つかの単語(キーワード)と、元々のカードの意味は、そもそもイコールであるとは言い切れないという事です。
ですから逆に、そのような解説書の単語だけに縛られてしまう必要もないのです。
それよりも、イラストの書き手が頭に描いていたニュアンスを如何に素直に受け止められるか…という部分が大切と言えるでしょう。
それこそがカードと読み手の「相性」と呼べるのではないでしょうか。

これからカードをお探しの方は、その「相性」の良さそうなカードを探していく事になると思います。
先ずは単純に、その画風が好みのものである事が大事です。
好みのイラストであるからこそ、カードの持つ世界観にも入っていく事が出来ますし、それでこそインスピレーションが働くというものです。
そして、カード1枚1枚から何を受け止められるか、幾つかのカードと実際に向き合っていく中で、生涯の「相棒」探しをしていきましょう。

それと、買ったばかりのカードは単なる印刷物に過ぎません。
その時点では、何か特殊な力を持ったものでも何でもありませんので、占術で使用出来るよう、「聖別」という儀式が必要となります。
そのようなステップを経て、印刷物でしかなかったカードが、貴方の「相棒」として働いてくれるようになる訳です。

儀式と言うと難しいように聞こえますが、そんな事はありません。
カード1枚1枚と向かい合い、清めながら、挨拶をしていくのです。
「これから宜しく、そして○○な力を感じたら出てきて下さいね」と。
○○とは即ち、そのカードの持つキーワードを指します。
そしてようやく、単なる印刷物だったカードの1枚1枚が、其々の役目を認識してくれるのです。

つまりタロットと言うものは、ランダムの要素で出てきたカードから運命を読むものではなく、相手から感じ取ったエネルギーに反応したカードを読むという事になるのです。
だからこそタロットカードは、「何で解るの?」「何で当たるの!?」という驚きや喜び、感動を生む事が出来るのです。
さぁ皆様も、この素晴らしき「相棒」に出逢える日を楽しみに、カード探しの旅へ出掛けてみましょう。




戻る