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2005年11月の日記
 
2005年11月15日(火) 9:11

モリノス

父は痛みと苦しみのなかで、しやべるのも辛いらしく、虫の息とはこの事か何を言ってるのかわからない昨今ですが、ナースに向かって、父「ヒユー、フゴッ、ゼイゼイ」。 ナース「なんですか?」私「この薬はまずいのでアナタにあげると言ってます」。さらに父「ゴボッ、ヒユーヒユー、ゼリゼリ・・ンン、ノンスメルゴホッ」ナース「はい?なんですって?」私「水枕を変えて欲しいがアイスノンではなく、氷枕にしてくれ、と言ってます」。なんかモリノス様ったらいつのまに同時通訳ができるように!?。ってカンジです。しかしながら、父よ、まさしく瀕死の今、ナース相手に命がけのジヨーク、そして「ノンスメル」ってアナタ、それ冷蔵庫の脱臭剤です、 アイスノンと言い間違えの命をかけたナイスな「ボケ」です!。父上、お見事にございます。




2005年11月14日(月) 10:57

モリノス

「忠犬チロ」。父は夢と現の境が曖昧になってきました。ありえない幻覚などを口走り、否定すると、怒ったり動揺するので、家族は「ハイハイ、ウンウン」とあしらいます。昨日、トロトロとした眠りから覚めた父は私に聞きました「チロが足元で尻尾をふりながらうろうろしているが、チロは元気か?」私は絶句して「ウン」とも「ハイ」とも答えられませんでした。「チロ」は今から20年以上も前に死んだ犬です。私が幼稚園の頃、父も母も若かった頃に飼いはじめた雑種の犬でした。この犬はとても賢く我が家族同様に暮らし、20年近く生きた犬でした。私は父が「チロは?」と言った瞬間に病室でありながら少し泣いてしまいました。父の言動を悲しんだのではありません。なぜか、嬉しかったのです。死に行く父のお迎えに、菩薩でも観音でもなく「チロ」が姿を見せてくれた事は、なんとも悲しく嬉しい事でした。「チロ」はそういう犬でした。「パパ?おむかえにきました、私はここにいますので、どうぞ仕度ができましたら、あちらまでお供しましよう」。きっとそ
んな気持ちで尻尾をちぎれんばかりに振って父に会いにきたのでしょう。モリノス的生活で忙しい昨今、私は「チロ」の存在を忘れていました。死床の父の所へ「チロ」にとって大好きな「パパ」の元へ、20年の時空を越えてチロが舞い降りてくれたのだと思うと、うれしくて、うれしくて・・・。私は病室を出るとエレベーターに乗りました、途端に水芸のように両目から滝のごとく涙があふれ、止まりませんでした。無理に止めようとすると胸の奥が「ビュッ」と鳴り、「ウワーン、ウワーン」となってしまいそうでした。マジ泣きってウンコ我慢するより難しいものですね。そしてチロ、ありがとう、思えばあの頃の我が家の中心はキミでしたね。今、家族四人で過ごしています。そうだよね、せっかく久しぶりに家族四人でいるのだから、キミがいなくちゃね。明日はキミの大好きだった「ママ」にもキミの話をします。きっと泣くと思う。僕と同じように、病室に現れてくれたキミの気持ちがうれしくってね。




2005年11月13日(日) 9:27

モリノス

青山のショッパイ隠れ家。原宿、表参道、青山通り・・・。どこに行っても、人、人、人。落ち着きません。私が見つけた、青山のいつもダレーもいない喫茶店があります。私の大好きな作家、向田邦子さんが存命中に住んでいらしたマンション入口のほぼ向こう正面にある、某国営放送の会館内にある喫茶店。いつ来ても客は私一人・・・。しかも私が滞在している間に入舘者なし。ひっそりと静まりかえり、時間が止まっているかの雰囲気。不気味。ですが、じっくり本を読んだり、考え事をするのに最高の空間です。喫茶店の方も客が来るのが稀なのか、席について大分時間が経過してから「エッ?客?」みたいなカンジでオーダーを慌ててとりに来ます。ハッ!?ひよっとしてこの会館、関係者以外立入禁止だったりして・・・。




2005年11月12日(土) 8:52

 モリノス

モリノス

「五千万でナシつけちゃるでー」となにやら物騒な場面のショットではありません。関西に住む以前に紹介させていただいた某業界の従兄弟でございます。この従兄弟、私の日記をありがたい事に毎日チェックしてくれているようで、父の事にふれている文章を見て、心配してくれて、写メで「元気玉」のハンドパワーを送ってくれたのです。はじめ見た時は「クッ、バカっ」と思わず吹き出してしまいましたが、白湯を飲んだみたいに胸が熱くなり、鼻の奥に大量のワサビを突っ込んだように「ツーン」となり不覚に涙してしまいました。従兄弟よ、関西から励ましの「愛力」をありがとう、よく詳しい事はわからないけど、そっちも外出する時など、 気をつけなされ。防弾チョッキとか忘れずにっ。


2005年11月11日(金) 11:32

モリノス

先日の「酉年の市」甥夫婦は病床の父からの使命で、モリノス一族各家庭にある、神棚などに配置する小さな熊手を古い物を納め、新しい物と取り替えるべく地元の神社に行きました。翌日、甥嫁に会ったので「昨日は、どうだった?」「ハイ!、広島焼きとタコ焼き、焼きまんじゅうとベビーカステラ買いました!」と満面の笑みをたたえて甥嫁は答えました。あのー、父の使命で熊手を納め新しいのをいただくというテーマが、「祭りで買い食い」に変わってる気がするのですが・・・?。しかも広島焼きとタコ焼きは甥の分と2つずつだったそうな。モリノス大量買いをしのぐ札の切り方でございます。甥嫁様、お見事でございます。m(__)m。




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