2006年4月11日(火) 0:48
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モリノス
「はったりライフその参」。私の友人の歌手が、某国営放送の「思い出のメロディー」なる番組に出演し某ホールで収録が行われた時の事。私は友人にどうしてもその日のうちに渡したいものがあり、収録現場のホールに向かいました。当時米国でテロがあった事もあり、国営放送スタッフは関係者はもとより、お客様まで厳重に出入りに気を使っていました。私は楽屋に行くのは無理だと判断し、楽屋口のスタッフに「出演者のKさんにこれを渡して欲しいのですが」と言ったらたらスタッフは「えっ!Kさんにですか!お急ぎ下さい!こちらへ!」といきなり、私を舞台袖に案内してしまったのです。舞台袖には机があり、出演者は自分が登場する前に自分の名前が書いてある欄にペンで印をつけて舞台に出るようです。私の友人の出番を確認すべく私はかがんで出演者表をチェックしていましたら、後ろからいきなり蹴り上げられました。思わず振り返ると、全身にオーストリッチをつけた衣装のY・Tが!。Y・Tは「お兄さん、かんにんな、すんません、 わて、次、出番で急いでますのや」と演歌で鍛えたよいお声で言いました。私は「いや、大丈夫です」と答え、Y・Tは、小さい目をアイラインで大きくした目をして「そしたら、行ってきます、よろしく!」と気合いを入れ舞台に出て行きました。その後私は、友人の名前をチェックしたら、もうすでに出演済みだったようなので、近くにいたスタッフに言付けて、帰る事にしました。帰り際には、演歌のプリンスK・Hとすれ違いました。K・Hは「お疲れ様ですっ!K・Hです、よろしくお願いしますっ」と私にペコリと頭を下げました。私はしどろもどろになり「えっ!あの、はい、どうもどうも」みたいに返事をして楽屋を去ったのでした。某国営放送の諸君、あんなに厳重に出入りを警戒していたのに、たいした用事もない私を舞台袖まで連れてくなんて、ぬるいぞよ。なんちやって大物ブリブリオーラ、国営放送まで制す。
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