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2007年5月の日記
 
2007年5月14日(月) 0:35

モリノス

実は、先日日記に書いた雷神の茶器セットが頭からぜーんぜん離れないのですが、友人エルメスハンターY女史は事務所に飾れば?というし、先日に日記に登場したゴミ屋のHは三万円カンパするよ、だから買いなよ、などと変な誘導をするのです。私は広いお部屋で都会のビル群に輝くネオンを見ながら、夜に読書などしながら、おいしい中国茶など飲みたいのですが、やはりこの魅惑の雷神茶器セットを購入するには、オカネモチにならないと無理なんだなと思います。が行く所々で茶碗を見ると、うーんやはり欲しいな〜と。諦めがへなちょこになります。せめて、この陶器店がクローズするまではジロジロと見に行く事にします。今更サンタよ!降臨し我に茶器をもたらせとダメに祈りますが、サンタ祈願においては煙突は必須アイテム、やはり煙突付きの家に住まねば、茶器使用は遠き道のりですな。往生際が悪い自分です。



2007年5月14日(月) 0:21

 モリノス

モリノス

「喪服な日」。朝5時起床、それから一路映画フラガールで有名になった福島へ、叔父の一周忌の法要に向かいました。現地では映画フラガールと同じように「んだな」「○○だっぺ」「○○してくんちぇ〜」などと福島弁炸裂。九州の 方言はカツカツシャキシャキなカンジですが、福島地方はゆるやかまったりなカンジで真面目な話も柔らかく聞こえます。叔父の遺影に香を手向け、幼い頃の叔父とのふれあいを思い出しました。父を見送って依頼、私のお世話になった高齢の親戚が次々と他界。葬儀やら法事やらで出会うメーバーは場所は違うが、妙な事に変わらない顔ぶれ。会う度に黒い服といったカンジで、いや〜久しぶりですねというより、「最近しよっちゆう会いますねこの次に会う時は黒い服じゃないときがいいですね」といった会話になります。法事やら納骨やら、会食が終わり東京へ戻りました。脳内はまったりとした東北地方のイントネーションが回り、仕事やらプライベートの何本かの電話にうっかり「なまり」が出そうでいつもより猛スピードで喋りまくりました。
電話が終わり、気がつくと、帰宅してたのに着替えていなくて早朝から深夜まで喪服で過ごしていたのでした。黒いネクタイをといた時。うーむ長い一日だったと独り言をつぶやくと、ドーッと疲れを感じたのでした。っていうか早く着替えろ自分。


2007年5月12日(土) 21:33

モリノス

「茶器」。先にお話しましたが、青山一丁目にある老舗の陶器店が近々に閉店するのですが、閉店という事で素敵な器がディスカウント価格で売られています。しかし、いくら安くなってはいてもどれも高く、私がいいなと思う品はとても買える金額ではありません。本日出勤前に目の保養だけ!と思いこの店に立ち寄りましたら「!」赤札がペタペタ貼られている商品群の中に私の目にグサッと差し込むように飛び込んだ品がありました。金箔を全面に貼り、雷神が描かれた大振りの急須と共柄のダイナミックなフォルムの汲み出し茶碗五客。金という紙一重な配色、大胆なデザインなのに、けして下品ではなく、汲み出し茶碗にいたっては豪華なのに持ち手は柔らかく、口はいい感じの自然な歪み、食器というより芸術の領域なオーラを放つ物でした。ぜひ欲しい!と思いましたが、このような品は私の家に置いても不相応だし、使う場面もないしで買いたいけど無駄にしてしまうしと葛藤しました。諦めきれずに値札を見ると急須は8万弱、汲み出し茶碗はひとつ三万弱×5客・・
・・。セットにすると20万円を超えます。やはり20万以上もする食器はそれに相応しい御方の下へ買われた方がよいなと思い、購入を断念して、店を出ました。野外に出て初夏の風が頬を叩いたその時、私の額は汗がにじみ両膝はガクガクと震えました。私は何か絶対欲しい物があるとこのような禁断症状に見舞われるのです。これが服やらアクセサリーやら鞄でしたら、この症状=買う!だって使うから。ってカンジなのですが、ブツは陶器、使う場所ナシ!飾る場所ナシ!。どう考えても必要ない代物なのです。私は脂汗をかき膝を震わせながら歩き店を振り返らず、ウームウームと悶絶しながら職場に向かいました。事務所に着く前にふと汗を拭こうと額に手を当てたら「!」なんと汗どころか涙まで出ていました。40にもなって欲しいものが買えないからって、何も泣く事はねえダロ自分!とあきれてしまいました。が、「はっ!猫の餌とか水を入れるやつに使えるかも?」などと強引にトンチンカンな使用法を考えたりしたのでした。 ああっ!でも欲しいっ!。
と歯をギリギリさして苦悩する私でした(゜-゜)。



2007年5月12日(土) 2:10

モリノス

私がお芝居っぽい生活をしていた20代。劇団の養成所を途中で止めてフリーで、色々な方の紹介で映画やらダンスやらパーティーの仕事をしていた時の事。オーディションには受かるのに採用されないという日々がありました。衣装合わせの時に私だけ服がブカブカあるいは、端役なのに服を着ると味が出てしまいメインキャスト陣の影を薄くしてしまうという、体系が災いして外されるという苦汁を飲んだ事があります。当時の私は身長は176pなのに体重48キロ、ウエスト58pでした。そして全身日サロで醤油で煮染めた茶色。さらにガリガリなのにハンガーのような肩幅をしているので、既成の紳士服はどれも、どこかが合いませんでした。ベルトに至ってはなんとバンダナで代用していたのです。そんな時にピッタリの役を貰いました。南方戦線でヨロヨロと歩く負傷した兵士の役でした。ボロボロのゲートルやら水筒にズックのリュック的なものを背負い、虚ろな目でフラフラする役所なのですが、端役なのにリアルだと絶賛されました。休憩中にはスタッフが「
具合悪いのですか?大丈夫?」と心配してくれたほどです。私はこの時は演技など全然しないで、キユーが出ると本当に重いリュックを背負いゼーゼーしながら歩いただけでした。後にも先にも映画の現場でお誉めいただいたのはこの時だけでした。 ちなみに私は当時のこの変な体系を活かしてお洋服のパターンの(立体裁断・グラフィックの元型)のモデル(しかもレディス)の表沙汰にはならない影のモデルも経験していました。モデルなんてカッコイいのに表沙汰にならなくてプチガッカリしてました。そんな体系も今やぜい肉三昧ですけど。



2007年5月11日(金) 0:04

モリノス

「夜王からの電話」。見知らぬ番号から家電着信アリ。受話器を取ると10年以上連絡をとっていなかった私が肩パットバリバリの装束で夜の街を徘徊していたイタい頃によく遊んでいた友人からでした。彼は私と同じく、芝居やらダンスやらを志し、これも私と同じくチャラく芸能っぽい現場やらディスコのステージを勤め、合間にバイトをしていた人間でした。着る洋服のブランドが同じという事もあり、六本木スクエアビルでは私と彼が二人揃っていたらVIPルーム入室無料という特典もありました。彼は物理的に総合的に今で言うイケメンで、ディスコのフロアに立つと踊っていた人達がすごすごと退散したものです。彼は視野が狭くなってしまうという目の障害がありましたので、踊るにしても大変だった事と思いますが、傍目にはまったく気づきませんでした。私はビジュアル的にもテクニック的にも彼には叶わず憧れの存在でした。バブル崩壊後彼との交流も自然とフェードアウトし今に至ります。彼は、目の病が進み芸能を断念。病を隠しガテンな仕事を転々として小金が
貯まったら海外にバックパッカーな旅をして30代を全般を過ごし、それから、漁師、地鶏を育てる、無農薬野菜をつくる人などを経験して現在は廃品(自転車とかPC等)をリサイクルして第三国に輸出する業務をしているそうです。私は毒舌で「あいやー、かつての男前もとんだ転落ライフですな〜、やはり芝居などという水など若い時に飲んでしまうとロクな事にはなりませんな〜今やゴミ屋かい!」と言い放ちましたら彼は「いやー、ツクちゃんは相変わらず口の悪い事で。自分でもダメな人生だなとは思うが、なんか知らないけど運の強い事に人と仕事には恵まれてるんだよね、なんとか食えているし〜ありがたい 」と言いました。彼はビジュアル的には二枚目なのに、腰が低く、人の悪口は絶対言わない、人を否定しない、人の陰口を叩かない、ケチじゃない、常に黒目がちな瞳で相手の話を聞く、約束をやぶらない、そしていつも口角をあげてニコニコしている人でした。私はなんで突然連絡よこしたのか?と聞いたら、なんとなく気になってPCで検索したら簡単に見つ
かり、4Mの日記も見つけ昨今のゴチャゴチャした私の活動を知り、大丈夫か?と思い電話をくれたそうです。私は「じや〜まだ目は見えるんだ〜悪運だね」と毒づいたら「なんかさ〜、仕事柄朝型になってるんだけどそれが良かったみたいで、夜なんか10時に寝てるし、脳のオデキもおとなしくしててくれてるみたいで」と言いました。アンタ脳のオデキってそれって癌!?。と思いましたら私は不覚にもオロオロ声で涙ぐんでしまいましたが鼻声を隠し「こちらは相変わらずチャラチャラしています、年は取りましたが毒舌は冴えております、いまだにゴルチェやらルナマティーノやら着て街歩いています、原宿も表参道も六本木も変わりましたが、私は基本的に変わってないというか成長できてないというか〜」と言ったら受話器の向こうから号泣声が!。私は「えっ!どーした?」と聞いたらゴルチェとかルナマティーノとか聞いたら急に懐かしくなって泣けてきたのだそうです。それから我らは古きよき80年代トークでハイに盛り上がり長電話に興じたのでした。私は「
いやー昔は良かった言うようになったら年よりの証拠ですな、昔を語り合うなんてなんだか傷のなめ合いみたいでダメダメな気もするが、久しぶりに今やゴミ屋と話できてなんかスッとした」と言いましたら考え「ツクちゃんの悪口には思いやりがあるからいい」などと言われ、なんかやはりコイツにはかなわないなと思った次第です。こらH!ツクちゃん、いやモリノス様の今宵の日記は君をネタにしました、せいぜい目を酷使して全部読むがよい。電話くれてありがとね!。



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