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2008年8月の日記
 
2008年8月26日(火) 22:43

モリノス

書店を歩いていたら「テレプシコーラ・舞姫」の第二部の一巻が発売されていました。この漫画は山岸涼子先生の現代のバレエ漫画なのですが、バレエを題材にしつつも人の怨みつらみ「障気」みたいなものが注射針のようなタッチで描かれていて、バレエ好きかつネガティブ好きな私にはたまらない、さらにいままでの山岸作品にかもす「花底の蛇」みたいなものが充満していて大好きだったのですが、第一部後半にまさかの主人公の自殺からいきなりすぎるストーリー展開で完結してしまっていたので、なんだか後味が悪いカンジだったのですが、第二部では死んだ主人公の妹が、成長しローザンヌのコンクールに参加する設定になっていて、さらに亡き姉がそれとなく気弱な妹を励ましたり、第一部でデオチした衝撃的すぎる設定のキャストが第二部から登場しそうな気配がしていてワクワクドキドキとして読みました。私と山岸作品の出会いといえば「日出所の天子」 が最初で、当時、同人誌を書いていた女先輩から、厩戸の王子と私が似ていると言われ、よんで見ると聖徳太子の時
代の皇室ドロドロ漫画かつサイキックそして性同一障害という漫画を超えてしまったような作品に恐怖と感動を覚えました。山岸先生はまだまだ現役の漫画家です。テレプシコーラ・舞姫の第二部が彼女のペンでどうなっていくのかが楽しみです。



2008年8月26日(火) 1:38

モリノス

モデルという事もあり、私とMリンのツーショットは、日舞の会では浮きまくり、イヤな目立ち方をしました。オオトリでは人間国宝とその弟が「二人小町」という作品を演じたのですが、黄泉の国からお迎えの使者が訪れると小町扮する人間国宝は偽物小町に丸投げして偽物小町に自分の境遇をおしつけ、偽物小町はえらい困り黄泉の国の使者を誘惑し、両小町は黄泉の国の使者を煙にまき、流浪の旅にでて、数十年、その間にすっかり年をとり、足腰まがらない状態で逃避行の旅を続けます。そこへ黄泉の国の使者にばったり遭遇して、二人の小町はこんな年寄りなるまで逃げ延びるにはもう限界なんですから、どうぞ今、黄泉の国に案内してくだされと懇願するのですが、黄泉の国の使者は「一番よいタイミングにお迎えにきたのに、それを却下したあなた方は黄泉の恩恵を賜らず」生きる事になりますなと、淡々と二人小町に意見して退場。残された二人小町は。ひたすら死ぬまで人と関わる事を要求されます。二人小町の縁者は難解なセリフにそうように果敢に二人小町の舞台出演を降板
。後半で涙のエピソード語りよい結果となり場内は人間国宝と弟のコントのようななり、大爆笑で終演したのですが、私とMリンは「今のあたし達のような人間は」あの小町達になりかねないと私と同じ価値観を持つ彼女と私は、なんだか気まずい感じで劇場を後にしたのでした。



2008年8月24日(日) 23:42

モリノス

友人が主役を勤める舞台を観に行きました。フランスの古典物の翻訳番のストレイトプレイだったのですが、翻訳物は非常に台詞が難しく、フランス語の韻を踏むような台詞回しを尊重しつつ日本語の台詞にしてそれを芝居にするのですから、ことと次第によっては「難解な内容を洋装でやりとりをしているがなにをしているのかサッパリわからない」状況に陥ります。友人がこの度主役に抜擢された劇団は、西洋の古典物を現代風にアレンジして演出も衣装も独創的なことで定評があるのですが、私は二時間強のガチストレイトプレイの主役を演じる友人、果たして大丈夫か?と心配でした。いざ開幕。ほの暗い舞台から友人が登場、それは主役を背負う男のプレッシャーと責任がよい緊張感になっていて彼の体からオーラがきれいに放たれます「かっこいい瞬間」でした。長い台詞も強い声量と的確なかつ舌で芝居は進行して行きます。舞台装置や役者がまとう衣装はうまく芝居に作用し、イイカンジに舞台は進行していくかのように思いました。長期間の興行の場合、変なジンクスがあり「中
だるみ」といい、興行の中日あたりに、芝居がふくらんでしまう(まったり)してしまい、役者は真剣に演じているのにもかかわらずなんだかテンポがグダグダになってしまう事があります。この度も一人の俳優がトチったり噛んだりしたらそれが他の演者にも感染し、客席がダレてしまうという現象がおきました。台詞が難解なだけにお客様がダレると観る方の集中力がなくなり、なんだかわからない状態で座席に拘束される事となるとかなり「ヤバい」事態になりました。客席の私はハラハラと舞台を見守りました。そこへ貴婦人のこしらえをした女優が登場。この女優は私の知人でもあるのですが、彼女が演技をした途端に舞台の空気が一変しました。場面は、アクも癖もある貴婦人二人が「相手を否定せず侮辱」するカンジで「アタクシは気になりませんが皆様方がね〜」「あ〜ら、お気遣いありがく御意見としていただきます。ああそういえば、アナタのなさっている事はお気づきでないかもしれないのですが、ずいぶんと王宮の方々から失笑されていることを御存知でして?」みたいな
カンジでローブデコルテな貴婦人二人がニコニコとそしりあうというシーンなのですが、緊張感がない状況でこれを行うと「カンジワルい人がニコニコと味噌糞言ってるだけ」といった雰囲気になってしまうのですが、私の知人の女優は役柄をしっかりとつかんだ上で難しい長台詞を見事に操り、「バテた時間」を見事に「シマりのある時間」に変えたのです。芝居はナマモノですから。毎日同じ鮮度を保つことはできないが、保たないといけない訳ですが、主役を守る脇役が見事に空間を蘇らす瞬間を見た私は、主役の友人よりも脇を勤めた知人に一気に萌え燃え。終演後、楽屋に行き知人に会いたい!と思ったのですがバックステージは二階で、私はそぼ降る雨の鉄階段を上るのがおっくうになり、階段下に降りてきた主役の友人に「ああ、貴方、あのUさんによかったと伝えておいてね、私は階段上がるの嫌なので伝言よろしく」と主役俳優をパシリに使うというモリノス何様俺様発言をしたのでした。すっかり女優Uのフアンになってしまった私は、主役友人を威嚇し利用してUさんと知人
からお友達になりたいと思った次第です。



2008年8月23日(土) 23:57

モリノス

「一足お先に芸術の秋?」。今までの酷暑が嘘だったかのように涼しい風が吹く今日の青山一丁目。私は本日、自分でこしらえた花器を持参して出勤しました。密かに私は週に一回、ツインタワー内の花屋で花材を選び、セッションルームにおいてあるガラスのフラワーベースに花を活けているのですが、なんだかいつも同じ花瓶でつまらないなと思っていたので、久しぶりに陶芸教室で大物をつくったのでした。イヤシロチ青山のセッションルームには水曜日に活けておいたリンドウがあったので自分で作った陶器に移し替えてみたのですが、我ながらよい花器でまっすぐに伸びるリンドウとの相性は抜群でした。さらに自分が入れる事を想定して作った花瓶ですから、あちこちと花が散らかる事なく、すいっと花がまとまりました。私が作った花器と投げ入れで納めたリンドウを見たボスはぼそりと「いいじゃないか、今までの花瓶がゴミに見えるほどだ」と毒舌な賛辞をいただきました。日の暮れるのも早くなり、薄墨のような夕刻も早くなり、秋の気配が室内にも漂います。久しぶりにつく
った大物が案外と駄物ではなく、いい仕上がりになっていた事に「なかなかいいじゃん」と一人悦に入り、来週からは花器に合わせて花材が選べるとプチワクワクしたのでした。ちなみに私はセッション前に切り花を介錯してリーディングにのぞむのですが、仕事前に花をいじると気持ちが落ち着き、花器と花のバランスを考えて投げ入れると、集中力が高まります。本格的に秋になるのはまだ先になるでしょうが、まったりと秋な気分にひたれる1日でした。



2008年8月22日(金) 22:47

モリノス

「絶妙なタイミング」。ゆるく危険な状態の子猫太陽子は、私の母の元がんばっている毎日です。そんな昨今友人からメールアリ「子猫を保護しているので、貰ってくれないか」。・・・。そして近所の町内の人から「生まれたての子猫三匹を抱えた母猫が家の二階に住みついているからなんとかしてくれないか」と連絡アリ・・・。ていうかもう無理っ。猫達も見ちゃうとヤッちゃうから接触しないっ!。と誓い両方の話ともスルーしたのですが、本日宅配便アリ。昔からお世話なっている方からお手紙入りの贈り物でした。中には石でできた子猫の置物が重箱の中に詰めてあるオハギのそれのように沢山並んでました。お手紙には「猫が沢山おりますので頂いて下さい、まだ箱の中におりますので貰い手を捜してくださいね」とお洒落な文章が書いてありました。先行きが困ってる猫情報を聞き「うーむ」と唸っている所に届いた、ゆるキャラの石の子猫達。なんという絶妙なタイミングと思いました。生きた猫達の貰い手には往生しますが、石子猫達はすぐに貰い手が決まりそうです。



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