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2008年12月の日記
 
2008年12月20日(土) 22:41

モリノス

「隙間風」。ちよっと気づかぬ間に青山一丁目の駅地下、ツインタワー、地上付近に変化アリ。長年商売をしていたテナントが撤退していたり、新しい店に変わっていたりしています。またビル丸ごとカラッポだったりと、昨今吹き荒れる不景気嵐が青山付近の景色を変えているように思いました。老舗の甘味屋とか和紙店、いつか買いたい花器があるヨーロッパのクリスタルガラスショップと、閉店していくのを見るのは寂しい限りです。地元の駅につくと知り合いTに会いました、Tは建築デザインの仕事をしているのですが、やはりうまく稼働していず、デザインした物件の工事が遅れまくり、自分の死活問題と思い胃が焼けるような毎日トホホホ〜さらになんだか「楽になっちゃいたいんだ〜」とチビッコみたいなカンジで言うので私の背筋はヒヤーッとしました。Tは「モリノス君は最近どうなの?仕事とか」と聞かれたのに「なんだか年とったってカンジで足腰痛くてね」などと質問の答えになってない返事をしたら。Tは「でも、いつも目を引く扮装は健在じゃないがんばんなよ」と
凹んでる人から励まされた私はTに「楽になるって人それぞれですよね」と言ったらTは「今、マジで本当の意味で楽になってしまいたい」とシミジミ言うので、私は彼のコートの後ろのベルトをつかみ、車が行き交う幹線道路に「スッ」と押しましたらTはキレ「なんだよ!危ねえじゃねぇか!死ぬかと思った」というので、私は「お楽になるお手伝いをさせていただこうと思って」と言ったら、モリノスさんはいつも極端だ、ひどいっ!楽になるにも今すぐって訳ではなくいずれもっと悪くなったら・・・そうしょうかとと、まくしたてました。私は苦を選ぶも楽を選ぶも御自身がなさる事ですからね、否定はしませんけど、道路にちよっと押しただけであんだけオモシロ動作でもがいたんですから、まだ楽ではなく苦をつめる力あんじゃないの?と屁理屈こねたらTは、「モリノスさんは相変わらず、みんなが楽しい時にはその輪に入らず、不景気で皆さん青くなってるのにゴージャス衣装でニコニコしてるしやっぱ他の人とちがうのさ」などと変な得心をしていたようです。不況の隙間風が
ビユービユー吹く時こそ、自分のテンションとか鮮度をキープすることが、現在大切なのではと思いました。皆様不景気隙間風に煽られず、落ち着いて年末を迎えていただきたいと思います。



2008年12月19日(金) 23:48

モリノス

「暗闇茶藝」。ティーマスターがお茶を煎れに事務所に来てくれました。室内はクリスマス仕様になっていて、電飾でコンセントが一杯で電気ポット二台の電源が取れません。強引にタコ足でコンセントを差し込みポットのスイッチを入れたらブレーカーが落ち、せっかくティーマスターが来たのにお茶を煎れる事ができない状況となりました。私は電飾と電気ストーブの電源を抜けば、ブレーカーが落ちないだろうと思ったのですが、ティーマスターは電飾キラキラな状態の方が雰囲気も一興という意見だったので、切れる電源はすべて落とし、電飾と電気ポットのみの電源で茶藝をすることになりました。日が落ち寒くなる室内、チカチカ灯る電飾・・・。机に迎え合わせで座るティーマスターと私・・・。絵的に暗闇でコソコソとイケないモノを飲んでいる人達みたいなダークなカンジとなりました。がティーマスターは寒さも暗さも、もろともせず、ゆったりと茶道具をさばき、お湯を入れ蓋碗ごと私の前に置きました。蓋碗は急須の役割もするのですが、湯飲み茶碗にもなる茶器なのです
が、蓋椀ごと置かれたらそのまま飲む事になるのですが、蓋をずらしてお茶を飲むとみるみる体が温かくなり、ポアッと顔が赤くなるのがわかりました。この茶葉は発酵度がナントカカントカで完全に乾燥しきっていないナントカカントカなので、お酒に酔ったような気分になるとの事。そんな事を言われたら酔っ払ったような気持ちになり、次のセッションにヨッパライで鑑定するわけにはいかずと、慌てて水を飲もうとしたらティーマスターは、アルコールではないので体は温まるがヨッパライになるという事はないと言うのでホッとし、ふと視線に気づき、窓を見ると、ウィンドーには暗い部屋でお茶を啜る私達を胡散臭く見ている人達がいました。外からですとクリスマスツリーがチカチカしているの挟んで暗がりで大人二人が神妙にナニかを談義しているように映っていると思われ、かなり不気味だったと思います。私は無駄に窓の外にいる人達に微笑みかけ、ティーマスターは表情ひとつ変えずに茶葉のうんちくを述べているのでした。つかの間、落合の町が紙一重な異空間になったの
でした。



2008年12月18日(木) 22:30

モリノス

二週間前に鏡を見ると歯に海苔がついているように見えたのでよくよく見ると海苔ではなく、虫歯でした・・・。しかも昭和期の児童に見受けられたような黒く蝕むカンジの「これぞ虫歯」といった歯になってしまっていました。本日地元の歯科に電話をしたら、予約がとれるとの事で久しぶりに歯医者に行きました。私は実を言うと歯医者好きなので、先尖器具三昧の診察台に横になった途端に気持ちよくなってしまいナチュラルにキマッてしまいました。私は道具フェチであり、先尖モノマニアでもあるので、しかもウィーンウィーンというイヤーな音もとくに苦ではないので、それはおとなしく歯を削り仮のセメントを詰めてもらいました。私は歯が良い方ではないので二十代の頃に入れた前歯と奥歯の差し歯やらクラウンをこの際、総とっかえしようと思い医師に相談したら、確かに差し歯寿命的には変え時かもと意見していただき、年始より歯の改装(?)をしようかと思いましたが、仮歯時代が長期に渡るとセッション中にポロッと仮歯が落ちる可能性があり、ビジュアル系占い師とし
てはいかがなものかとも、思いましたが、歯の噛み合わせが悪いと情緒不安定であったりストレスを覚える事があるので時間かかっても新しい義歯に変えようかと思いましたが、歯に高額なお金を投じても、あまり皆様には通じない所もあり、せっかく大枚はたくのだったら、絵的にも見栄えのするものにしたいかもと久しぶりに煩悩が芽生えました。



2008年12月18日(木) 0:21

モリノス

「おくりびと」。今話題の映画「おくりびと」を観ました。納棺師(御遺体に死化粧他をして棺桶に入れる仕事)を題材にした作品なのですが、友人達が観ろ観ろ言ったのは主人公を演じる俳優と納棺師の上司役の俳優の所作が見事で美しいから、行儀だ作法だとクダまくモリノスさんならハマると言われていたのですが、実際、御遺体の介錯の動作が配慮と敬虔な気持ちが画面から伝わってくるような所作でホウッとため息が出るようでした。この映画は観る年代により感想感動が異なると思います。若者達は死を題材として亡骸を清拭する様子は奇異なモノに映るでしょうし、御老人達はとても人事ではない、自分もあんな美しい真心こもった納棺を希望!ってカンジかもしれません。私くらいの年代の人達でしたら、近親者を見送った経験もあると思われ、その時の事があれこれと回想されるのでは?と思いました。「自分の棺桶代を他人が出す」と言う台詞と火葬場のおんぼうの台詞「私はこの仕事を門番だと思っている、いってらっしゃい!という気持ちを込めて点火のボタンを押す」と
いうくだりがあるのですが、肉体を手放し置き、新たなる世界に身軽に旅立つという、映画のテンポもフワーッとしているのでなんだか死をテーマにしているというのに、希望期待を心地よく感じてしまうのでした。火葬場のおんぼうが「門番」なら納棺師は「旅立ち前の走行会のお支度のお手伝い」かもしれません。ガチまんま「死」の映画なのになぜか、やる気が出てしまい映画館を後にしました。



2008年12月16日(火) 23:13

モリノス

「囲み入れられる」。そろそろ666クリスマス興行が近いので、衣装やメイクのパーツを仕込みに新宿の手芸用品店「O」に行きました。私は午前中に近くの大学病院にて検査でしたので、タートルにジーンズとロングダウンにキャップ、そして銀縁眼鏡とゆるダサいシーンでした。羽根飾りを扱うフロアでは背が高く小顔の女子達がキャーキャーとはしゃいで商品を選んでいます。どうやらアジアンなダンサーがショーで使う備品を選びにきている様子です。どの女子もスッピンにロングヘアストレートですが、とても可愛らしい娘達でした。が、私が羽根に手を伸ばしたら彼女達は、やかましいほどお国の言葉でピーチクパーチクとお賑やかでしたのに私の顔と姿を見るなり顔が凍り、直後「××××ッ!」「オー!××××ッ〜マーマーッ!」などと歯茎をむいて私を指差し囃し立てるのです。私はなんだか彼女達に悪いことをしたのかと思案して困っていたら女子の一人が「マーマー×××ツ!マーマーッ!」と私の後方の人に声をかけました。思わず振り返ると「!」。手入れしてい
ない髪にキャップ、ロングダウン、サングラスの肌の疲れた中年大女がいました。モノは違うが私とその大女はそっくりな格好姿形だったのです。大女は私を見ると「オーッ!××××〜ッ!」と長いつけ爪をヒラヒラさせながら私に何か言いました、それは地の底から響くようなひくーい胴間声で・・・。推察するに彼女達はどっかのアジアのニユーハーフ軍団のようでした・・・。売り場が装飾コーナーなだけに、同業者だと思われたのでしょうか?。おそらく皆さん元は男子だったと思われる連中に羽根飾り満載な場所でしばらく囲みを入れられた(不良がカツアゲする用語=囲み入れる・・・。ってローカル隠語?)私は、早口でナンチャラカンチャラとまくし立てられてしまったのでした。私は病院の検査後の疲労もあったのか、言い返す言葉も出ず(何言ってるか全然わからないし)プチ途方にくれ、おっかなくなり泣きそうになりました。って、逆にもしかして彼女達(あるいは彼ら)は私が薄気味悪くてギャーギャーと男声で騒いでいたのかもしれません。



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