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2009年5月の日記
 
2009年5月26日(火) 23:13

モリノス

「100万回生きた猫」。今朝、母が面白いらしいわよと言って絵本を私に見せました。子供向きのお話で、題名は「100万回生きた猫」でした。絵本ですので内容は簡単、とあるシマ猫がいく時代にも生まれ変わり、色々な境遇の人に飼われては死にそのつどそれぞれ飼い主は猫の死に涙する、一方シマ猫はどの境遇もキライだった…。何回目かの生き返りをした時には野良猫だった、野良猫になって生まれ変わったシマ猫は自分が100万回生きたことを野良猫連中に吹聴したりして、野良生活をエンジョイ、仲良くなったシロ猫との間に、子供も産まれてハッピーな生活だった、そんなある日、シロ猫は死んでいた。シマ猫はその夜シロ猫のために100万回泣いた、そして次の日にシロ猫の横でシマ猫は冷たくなっていた、それからはもう二度、生まれてくることはなかった…。といった内容でした。私は子供向けのお話なのに奥深い気づきの話だわいと感心していてふと「ニヤリ」。とある案が浮かびました。幼児となった甥の子1号と2号に、この物語を、大袈裟にかつ情感タッ
プリ、内容も大袈裟にして読み聞かせ、幼児達を号泣の海に誘う…。という、モリノス念術「チビッコ泣かし、しかも感動で」を決行できる題材だわい。と思い、近々に幼児二人だけをこっそり呼び出して、この絵本を読んで聞かせなくては!とまた、最初から絵本の一ページを開いたのでした。ていうか子供向け絵本なのにその内容と絵に、完全にキマッちゃったのは、私なのでした。



2009年5月25日(月) 22:44

モリノス

「悪役の妙演」。本日も寝込みをキメ込んだ私…。眠るにしても限界があり、ベッドでモタクタとし、飽きたので、DVDでも見ようと前にいただいた昭和の映画「女系家族」を引っ張り出しました。この作品は前にも日記に書いた のですが、今や大女優達が若い頃に出演していたモノで、旧家の三姉妹の間で繰り広げられる遺産相続ゴタゴタ骨肉の争いを描いた内容なのですが、この度改めてゆっくりDVDを見て感心したのは、主役陣の女優ではなく、意地悪三姉妹の叔母役の女優さんで、どの場面でも意地悪言いたい三昧やりたい放題なのですが、ただの悪役ではなく「ワル」の技を巧妙に使い分けて、彼女が意地の 悪いセリフを言えば言うほど、顔色をなくし健気にその責め苦に耐えている女優が目立つというか活きる場面になっているのです。最近のドラマでは意地悪役の 人の演技が主役を食ってしまい、影を薄くしてしまいがちなカンジがするのですが、この叔母役の女優はガン目立ちすればするほど、イジメられたほうの女優が切なく見えるのです。さらに見事
なのは憤怒の表情をで体から憎しみのオーラを醸し、歯を「イーッ」と出して女声の地声から甲高いフアルセット直前の声で顔は鬼なのに笑顔で「アンタ、なにしてはんたん?、えっ…温泉芸者やてアッハッハ〜温泉芸者やて!」と怒り顔で口を動かさず歯をひんむきあざけ笑うという場面では、思わず「うまい」と感嘆しました。悪役はインパクト的に黙ってても目立つわけですが、この女優はあえて大袈裟な芝居をして、主役を立たすという、悪役のプロの仕事をしていました。善悪、光闇。善ばかりだと善の中から悪心が生みでるでしょうし、光ばかりでは、その有り難さに慣れてしまい闇を忘れてしまうかもしれません。正義に気づくには悪の登場が必要かもしれないですし、悪が極まった表現は見ている側に正義の心を根付かせる事になるのかもしれません。内容の詳細は忘れましたが、ミヒャエルエンデの童話では、光が闇に負けて世の中は真っ暗になるのですが、暗闇の中から鏡が出てきて光を放ち世に光が戻るといった内容だったと思います。最近の世間は物理的に悪い事をしてい
る人が多いようですが、悪は正義に気づく上でのきっかけであり、悪に取り込まれてしまうか、己の信念で悪の挑発に乗らないか、がそれぞれに貸せられた課題かもねと思いました。善と悪は背中合わせ…。ふと、体調が回復したら、東京に来ている阿修羅など見に行きたくなりました。



2009年5月24日(日) 22:20

モリノス

「オムニバスに夢を見る」。体調に留意して、本日は朝から寝込みをキメ込みました。熱でウツラウツラしては浅い夢を見て、また落ちるという繰り返しで、富士山が車窓から見える列車で、大ヨッパなオジサンをセッションし、ああ富士山が見たいのにオッサンの悩みを聞かなくては…。深夜のネカフェに小学生児童達が押し寄せて、大人一人の私は児童達に帰宅するように説教するのだが、ネカフェに来る児童の数は増えるばかり…。自分自身が熟睡しているがあと少しで起きなくてはならないのに中々起きないので途方にくれる…。ラグジュアリーなホテルの一室のベッドルームにおびただしい数の猫が寝ていて、嬉しくほくそ笑む…。などの夢を見たのですが、どれも途中でカットアウトされ目覚め、続きを見たいと思いまたウトウトすると違う夢物語が始まるといったカンジで、通常の私ですと自分の都合のいいように夢を見ながら内容を変えていける術ができるのですが、やはり熱に犯されていると、夢をうまくコントロールできず、沢山オモシロ夢を見たのにオチてなく、不完全燃焼
な気分になりました。が、やはり丸一日、どなたとも会わず、口を聞かないで休むと携帯電話の充電をしているかのごとく気がみなぎり、喉の痛みも和らぎ、浅い眠りでハンパな夢を見続けて、神経的にはどうかとといったカンジでしたが、体的には回復していくのを体感しホッとしました。



2009年5月24日(日) 0:00

モリノス

「仮面」。コルセット、ピンヒール、鞭、ハーネスなどボンテージ好きな友人Oの事務所に行きました。彼はSMとかの愛好者ではなく、エナメルとか革でできたパーツを普段着の中のシーンに取り入れる事が好きで、コスプレ友なカンジなのですが、この度、ヨーロッパのどっかの仮面工房(?)で特注したマスクを見せてもらいました。メタリックなヌードベージュの固いラバー素材で、猫の目みたいな義眼がついていて眉毛は羽根、口はステンレスで薄く宗教的な微笑みをたたえているという、不気味変態耽美の集大成みたいなモノで、コスプレチャレンジヤーな私もその美しいさは認めるがおっかない仮面にドン引きしたのですが、ふと興味本位に、その仮面をつけてみたくなり、Oに許可をとり試着してみました。このマスクは実用もできるが本来はオブジェなので機能的ではなく反鬘みたくなっている仮面を四苦八苦しながら装置したら、まるで私に誂えたようなフィット感があり、私の皮膚に張り付くようでした。で調子に乗った私はOのドレスコートの上にコルセットをして、踵の
ゴツいハイヒールをはいて鏡前に立ったら、いかにも妖怪じみていて似合いスギが満更でもなく、一人悦に入ったのですが、その時、突然咳き込み、ラバーでできている仮面は咳を表に逃がす事ができず、仮面の内側に自分の息がこもり、危うく窒息か?と思うくらい悶絶してしまいました。一旦装置したピッタリサイズのマスクはなかなか脱げず、「コーホーコーホー」とダースベーダーみたいなカンジで呼吸困難になり、往生しました。やっとの思いで仮面を剥ぐ事ができた私の顔は汗だくで、しかも顔色が青黒くなっていて、気管支炎で元々苦しいのに、なんでわざわざ無茶したんだろうと後悔したのですが、Oは私が悶絶する様を見て助けてくれるどころか、笑い転げていました。自分がかぶりたくて装置したマスクでしたが、すっかりこりごりになりました。仮面のネーミングは月の女王というモノだったのですが、あやうく月の女王仮面に、やらられてしまった私は、すっかりしょげて、もう興味本位で無謀な事は止めようと戒めた次第です。ていうか、お耽美なイベントに行くと、ラ
バーマスクにローブデコルテなコスチュームな婦人を見かけるのですが、あんな苦しいマスクをかぶって飲み食いしたり、ダンスを踊ったりしているので、ラバーマスクっていくつか空気穴が開いているのかと思ったのですが、皆さんお洒落のために窒息も厭わないという筋金入りだったという事に気づき、今更ながら自分が着るものを通して我慢してまでも表現をしたいというこだわりに感心しましたが、私は仮面はもう無理!とすっかり懲りてしまいました。ていうか、年を考えろ自分と帰り道にまだ息苦しさが残る呼吸で家路についたのでした。



2009年5月23日(土) 0:06

モリノス

「猫観客と盗み見」。仕事が終わり、住宅街を徘徊し駅まで向かっていたら、近くにある地鎮の神社付近に続く、集会所みたいな所から奇声が…「ナンチャカンチャラがコドシ〜」などと鶏を締める断末魔の声、あるいはあまりの恐怖の末に絶叫しているかの様な音声が聞こえてきました。平屋の集会所の外には、野良猫二匹が、中の様子をうかがっていました。わたしは興味を覚えて、忍び足で猫達のそばにより、外から集会所の中を猫達と覗き見をしたのですが、年配の婦人達が、槍だが刀だかを持って、お互いを刺す的な踊りを稽古していて、察するに白虎隊の舞を練習しているようだったのですが、白虎隊といえば少年な訳で、夜の集会所でおばあちゃん達が、「エーイ」「キエーッ」と立ち回りを姿をしているカンジで、皆さん熱心に稽古をしているのですが、本番前に力つきてしまうのではないかと、心配しました。その様子を見る猫達は、おばあちゃん達が奇声を発する度に、耳を伏せ、立ち回る箇所ではその動きに興味深々なカンジでした。蒸すながらも冷たい夜風が立ち込める、
住宅街にこだまする奇声は、かなり怖いカンジでしたが、踊りを習う皆さんは真剣そのものでした。夜更けにこだまする「キエーッ」という声は、寝支度に入る近隣に住む住人にとっては、怖いったらないと思いますが、年配ながらも夜遅くまで、白虎隊的な舞の稽古を精進している御婦人方にタフだな〜、でも真剣に見てるのは猫だよと思い、なんだか微妙な気持ちになりました。落合付近は奇天烈スポットが多いので、これからも少し帰宅するのに遠回りをして、住宅街を徘徊しよっと思った次第です。ていうか挙動不審者、あるいは変質者と思われるかもしれません。



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