| 戻る |過去の日記|
2009年6月の日記
 
2009年6月14日(日) 22:49

モリノス

「踏切」。地元駅の踏切を渡ろうとしたら、前方から旧友Uの姿を発見…。久しぶりに近況報告など四方山話に話を咲かせていたら、駅の改札口から「早く渡ってくださいっ!何やってんですかっ!」と改札窓口から身を乗り出して駅員に怒鳴られました。えっ!と思って気づくと、私とUは踏切のど真ん中で立ち話をしていたのでした。私達は駅員にスイマセンスイマセンと謝りコソコソと、踏切を渡ったらそれを合図のように遮断機がカンカカンと鳴り下りはじめたのです。プチ自殺行為、プチ世間様に迷惑行為を実行する羽目になる手前なカンジでした。Uいわく、 私と会った途端に私が一方的にツラツラと早口でつもる話を次々と矢継ぎ早ににするので、踏切を早く渡ろうよと意見するタイミングが見つからなかったとの事…。私達は夜の町に集まる人々になんとなく失笑されている気持ちがして、居心地が悪く、その後「じやーまた」と別れ、Uは上がった踏切をまた渡りかえしたのでした。



2009年6月14日(日) 1:27

モリノス

「心配され叱られる私」。長年に渡り、友人でもあり、クライアントでもある、アラ還なセレブマダムAさんがセッションにお見えになりました。マダムAさんは、定期的に、仕事の事、家族の事、体調とか買い物についての自身で決めかねる事や、これでよいかを確認にやってくるのですが、リーディング中にいきなり「なんだか急に気になったワ〜、私の占いはこの辺で今日はいいんだけど聞きたい事があるワ」と言うので「なにごとぞ?」と聞くと「ちょつとアナタ、モリノスさん、私とアナタの御縁も長いものとなりました、思えば最初に鑑定して貰ったのはアナタが28才の時…、アタクシも60を過ぎたんだけど、アナタ、お嫁さんとかどうなさるの?、残りの時間はモリノスさんがいつ結婚するか占ってごらんなさい」みたいな、ありえないお題をいただきました。私は「なんですか、別に独りを気取るワケではないのですが、思うに、自分のために時間を使い、自分のためにエネルギーを使い、自分のためにお金を使っていたら、こんなカンジになっちゃったんです〜」とプチシド
ロモドロに返事をしたら「アナタ、今までにイイヒトの一人もいたでしょうに」とマダムAはため息をつきます。私は「ええ、色々な方と出会い友人にも恵まれているのですが、ヤ○ザ、牧師、SMの女王、ストリッパー、ゲイ、コスプレイヤー、プロレスラー、奇天烈霊能者とかと親しくしていると、なんですか、お素人の女性には私の友人関係には到底ついてこれないかと…ですから占う以前な気が…」と言うと、マダムはウルウルして「あーっ、なんだかアタクシだってそんな人達ひとつも知らないけどそんなんじゃそうね、御理解頂ける方って希少かもね」と納得したように、おっしゃるので私も「でしょう?」と同意を求めたらマダムAさんは「まだ、アナタは人生マラソンの途中なのかしらねぇ〜」などと小粋な事をのたまうので「人生マラソンのゴールには抜群に素敵な人が待ってる事を祈ってくだいよ〜」と、媚びた声色で言ったら、マダムAさんは「なんなのその芝居じみた物言いは!全然、意欲が伝わってこないっ!ヤル気を出さないと来るものも来ないっ」と叱られたのでし
た。



2009年6月13日(土) 0:16

モリノス

「ズルい私」。最近、話題のベストセラーの小説上下二巻、なんでも売り切れで入手困難との事…。そんなだけ売れてるならぜひ読みたいと、興味を覚えた私は出勤前に四件ほど書店を巡りましたが、やはりどの店も売り切れ入荷待ちでした。が、四件目の書店では、今月のベストセラーとしてベスト10の本を入口の飾り棚に並べてあり、探していた本が二冊とも、設置してあり、「只今、入荷待ち予約受付中」と書かれたポップがぶら下がっていました。飾り棚は私の頭上にあり、爪先立ちすれば届くのですが、どう見ても展示品で売り物ではないカンジでした。私は「うーむ、見本のように並べてあるのだから、商品ではないだろう、が、すっとぼけて二冊を飾り棚から取り上げレジに並んで見ようか?、怒られたらこっぱずかしいが、入荷待ちするのはヤダね」と、上目使いで目的の本を見ては、手に取ろうかどうしようか?、と思案していたら、後方から芳しい上等のトワレの匂いがして振り向くと、長身のオーバー40メンズ雑誌のモデルをゆるくしたような外人がニコニコと私を見て
は、「エ〜ン、ディス、ワ〜ン?」などと言い、私が欲しい本を指さすので私は、外人の目に思わせぶりな視線を投げ、それから、小首をかしげ頭上の本に視線を流し、そのまま瞳を伏目にするという、変な日本舞踊の舞手みたいな事をわざとしたら、外人は目をキョトキョトと動かし「イエス、オッケ〜」的なことを気さくに言いひょいと、私が欲しい本を取ってくれたのです。私は「シメシメ、頼んでないし〜、この本を取ったのは私ではないし、怒られるのはこの外人だ、ってガーン!、ちっ!親切な外人めっ、一冊じゃねぇんだよな〜もう一冊!」と親切な行為を無駄にするプチ悪態を心の中でついた私の口からは「アイ、アイウォナ、ボース…」英語的に合ってるかどうか知らないが「私は両方欲しい」と言ったつもりでした。すると外人は首をガクンガクンと縦振り下巻も取ってくれました。私は「サンキュー」というと「ユゥァ、ウェルカム」的な事を言い御機嫌にウッドソールの踵を響かせ売り場に消えて行きました。私は屁理屈で「私は本を眺めていただけ、外人が二冊勝手に取
り渡したんだから、自分は悪くない」と後ろめたさ満載で、隠すように二冊の本を持ち、レジに直行。もし会計時に「お客様、こちら商品ではありません、こちらの商品をお求めのさいはご予約くだい」と言われたら「知りませんでした」とシラを切る事を決心し頭のなかで「えっ、商品じゃなかったんですね〜すいません〜年寄りなんでよくわかなんくて〜」などという台詞も考えていました。いざ自分の番が来たとき、店員は無表情に本についてるバーコードを読み取り、普通に「二冊で○○○円です」と言ったのですが、私はまさかスムーズに買えるとは思ってなかったので、フリーズして絶句、すると店員は再び「○○○円です」と言いましたので、私は「ウグッ!、買います買います」とトンチンカンな返事をして、慌てお金を払い、足早に書店を後にしました。プチ罪悪感に襲われた私は、万引きしたワケではないのに、後ろめたく、せっかく買った本なのにカバンの底にしまったのでした。気分的には全国のこの本の入荷待ちしてる皆様すいません。と、ラッキー!普通にレジ通っち
ゃったという気持ちが混ざり、複雑な心境になったのでした、しかもなんだか、罪を親切な外人になすりつけようとした自分も、意気地ナシっ!と思う反面、外人さんありがとうという気持ちにもなったのでした。小心者全開な私でした。



2009年6月11日(木) 23:15

モリノス

「奇天烈なカップリングスポット」。まだ、咳と微熱が続く私に配慮して、友人Oが職場から家まで車で送ってくれ、どこかの店で話し込むのではなく、車内であれこれと近況報告などをし、私はメルセデスの助手席に深く体を沈め楽にしていました。すると幹線道路沿いに「割烹○○」と昭和な電飾がダメなカンジの店を発見。実は前々からこの店は気になっていて、都内にありながら、廃屋じみているのにふぐ料理や蟹をウリにしていて、店は朽ち果てているのに、灯りはついていて、営業してるのか終わっちゃっているのか、かなり微妙な空間でした。が、この度、リフォームをしたらしく、日本料理としゃぶしゃぶを扱う店に変わっていて、ファミレスに行くのもナンだし、せっかく送ってもらったし食事でもと思い、車を駐車場に入れようとして「!」。駐車場入口天井は低く狭く、上から藍色のマットな暖簾めいたモノがかかっていて、侵入するのに一苦労。さらに、店の入口に通じる道は何カ所もあり、どれも一人しか入れない狭い通路なのです。やっとの思いで料理屋に入ろうとし
て入口を確認して「!」。料理屋の裏玄関の後ろには日本旅館の入口があり、しかもこともあろうか、ラブホなのでした。私とOは、大丈夫だろうかと恐る恐る割烹料理屋に入ると、なんと店内は賑わっています。が客層的に統一されていないというかナニか変なのです。日本料理を楽しむ家族、ワケアリそうな中年カップル、ヤンキー風な男子と水っぽい女子…。とてもしゃぶしゃぶだけを楽しむ料理屋とは思えず違和感を覚えて、ハッと気づきました。食事をした後に自然にラブホに行けるのです。ていうか、なんのためらいもなく密事に移行できる連携ができています。車で来たけど飲んじゃったから、休んで行こうか?ちょうど同じ敷地だし…。みたいなカンジでお食事の後は御休息が抵抗なくできる、構造になっています。食事を終えた後、興味本位に日本旅館っぽいラブホの入り口に入ると、いかがわしいながらもお気軽にどうぞ、お休み下さいな雰囲気になっていて、電光板に映る部屋を選び、自動販売機みたいに好みの部屋をタッチしたら、障子で隠されたフロントから、そっと部
屋の鍵がでてくる仕組みになっているらしく、これまた、その部屋に行くにはいくつもの狭い通路を抜けて行くカンジで、恐らく、他の利用客と顔を合わさない作りになっているのだと思いました。食事をする場所とヤル場所を同じ敷地にして、どちらも気軽に利用できるシステム、お食事もヤル事も個人的な事ですので、それを抱き合わせて、商売をしているこの割烹と同じ敷地にラブホというのは、案外ウケているのかもしれません。物見遊山で割烹もラブホも見学した私達はキャーキャーと面白いと連発し、店を後にしたのですが、やはり、変な暖簾がかかっている駐車場出口を通過するときには、さすがにナニもよろしくない事をしている訳ではないのですが、気まずいカンジで、分厚い暖簾をくぐり店を出ました。下世話ですが、上の口と下の口を同時に利用できる、不思議空間でした。



2009年6月10日(水) 22:56

モリノス

「喋る女」。青山一丁目の改札口を急ぎ足であるく女性を発見。大きなショルダーバック、軽装、髪型はそれには似合わない夜会巻き…。銀縁眼鏡、手には数枚紙を持っていて、歩きなが真剣な様子で紙に目を通していました。改札口の先には、ウエストポーチと首にボールペンを下げたいかにも何かのスタッフ的な服装の男子がいて、その女性が改札口を出るとすぐに、女性が持っていた紙を受け取り、新しい紙を女性に渡しました。女性は「変更ですか…?」と男子に早口で聞くと、男子から受け取った紙に書いてある文字を、プロの声色で地下構内に響き渡る音量で、北陸地方の観光地とか名産品を絶賛する原稿を殺気立った様子で人目もはばからず読み始め、さらに歩き出しました。察するに、青山一丁目界隈で開催されるご当地イベント的な会の司会者で髪だけつくり、私服を着てショルダーには司会者衣装が入っていて、カンペ読みながら口上すればよいが、念のため、車内で黙読し、覚えられる所は暗記しようとしていたら、駅に待っていたのは今まで自分が持っていたモノとはちが
う内容が書かれたもので、一刻も無駄にできなさそうな彼女は、現場に向かいながら、新たな台本を声に出して読んでしまったカンジでした。私は「あ〜直前の台本差し替えか?お気の毒に」と同情したのですが、その女性はトクトクと、いかに北陸地方が素晴らしいかを、通る声でお昼の地下を行き交う人々に、知らずと宣伝しちゃってるカンジになっていて、私は「うわ〜、いっぱいいっぱいだこの人〜、多分、自分が同じ状況だったら同じ事するかも」と、構内を歩く人々にガン見されながらも、一心不乱に北陸地方の良さを、喋る女性に「あなた、へんな女に見えてるけど、本番がんばって!」と、ひそかにエールを送りました。



<--- back next --->

モリノスの部屋