2009年7月16日(木) 1:17
|
モリノス
「おもしろい時間だったが、凍てついてしまった私」 。落合事務所の隠れスタッフあるいは最近全然会わないので幽霊スタッフ化しているAがいきなり「芝居のチケットをとったのでお受け取り下さいと」メールあり、どんな演目なのか?、日時は?場所は?と、Aの投げっぱなしに閉口しつつ、後日に手元にチケットが届いたら、水曜日夜の部との事、場所は赤坂の大劇場ということで、仕事を早引きして劇場に向かいました。察するに、小劇場出身のベテラン俳優二人がメインで作品を創る劇団のようで、主役女優にはテレビでも演技派な女優を起用し、19才の最近テレビ、映画などで人気を博している若者が主役を勤めていました。大劇場に小劇場ティストで斜め見目線構成で舞台は進んでいきテンポもよく、物語の核となる俳優陣はそれぞれオーラがあり、見応えがありましたが、しゃべって、歌って、踊ってをこなさなくてはならない脇役陣には違和感を覚えました。ジャンプを失敗して足首ひねってるのに平気で演技をつづける、稽古沢山がんばりました!。なカンジなのです が、私からすると「なんだか普段の生活臭が感じられ、貧乏くさい気持ちになるしかも、足首ひねってんのに舞台続けたら、私が若き日に経験した足がつかいもんになりかねない」と心配もしてしまいました。俳優を仕事にしている方はそこまで登りつめたのだからよいとして、このたびの脇役陣を見て「必死にダンスする歌う台詞をいう」のを聞いているうちに背筋が凍りました。額縁の向こうの世界は充実感と達成感に満ち溢れている、素敵な空間なんだと思うのですが、なんだか「才能のない方が、舞台にしがみつくように演劇活動している様子ほどお気の毒なものはない」。だが、達成感を得た脇役達は、独自の高揚感でまだ「芝居がしたい」「まだできる」と、額縁の外にいる観客席の皆様が、拍手などするとその陶酔メーターは上がってしまい。中々額縁の外には出れんだろうなと、思われます。私がハッと気付いたのは若きの私も、自分の才能を勘違いし、バックダンサーとか、やってたな…今も昔も変わらないなと感慨深いものもアリ。脇役ながらも「生活臭と貧乏くさい」を舞台 に持ち込まない人は、この業界と長いお付き合いができるのかな?と思いました。で、高いチケットでしたのに、演目も知らず劇場を後にしました。やはり、好みによりますが、舞台を観に行くなら、ゆったりと目の保養をしたいものだと。知った今夜でした。
|