2009年8月16日(日) 2:21
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モリノス
「ミラクル再会」。お盆のせいか、週末の都心の人の出入りは通常時のそれと違い、なんとなく隙間があり、闊歩しやすいカンジです。電車もすいていて、あいてる席に腰掛け反対側のシートの車窓に映る自分の姿を見て髪をなおしたり、鼻に脂が浮いてないか確認し、ふと向こう正面に座っている人を見て「!?」。どこかで見た顔、会った事があるようなカンジがする私と同世代と思わしき男性が、何かの雑誌を見ていました。「誰だっけ?、どこかで個人的に会ったような?お客様?…」と思案に思案を重ねて、一体どこの誰かを思い出そうと懸命に目の前の男性をジロジロと見て考えていたら、突然まるで脳に稲光が刺したように、色々な光景が何枚もの写真が眼球の裏にカシャカシャと映りこむような刺激を覚え、車内がすいているのをいいことに、通った声で口を意識的に左右に開いて「ンゴイ〜!ネイホウマァ〜、ゲイダッ、ホウニィマウギン、オーギュゥツクシダ!、ネイオーディナァムフィー!」、すいません、こんにちは、覚えている?お久しぶり、私はツクシダです。アナタ と私たちの思い出…。と有らん限り知ってるなんちゃって広東語の単語を並べて、黒柳徹子ばりに早口でまくし立てました。私の前に座っていた男性は、「なんだこいつは!」みたいな怪訝そうな顔をした後にニカッと笑い「お久しぶりです、ツクシダモリノブ様、お元気そうでなによりです」と流暢な日本語で返事をされました。彼は私が二回目に香港に行った時に止まった、ラグジュアリー最高峰Pホテルと双璧をなす香港島にあるSホテルのコンセルジュの方だったのです。当時私はSホテルのラウンジで現地の方とアフターヌーンティーをいただいていた時に、私のアフターヌーンティーのいただき方に置けるマナーをひとつも知らず、満座で恥をかきプチ悔しく、その後にコンセルジュに行き、金髪碧眼でありながら丁寧な日本語を使える方に「すいません、アフターヌーンティーの食べ方がわからないので、お部屋で練習したいのですが、どなたかに教えていただく事は可能でしょうか?」と助けて〜みたいなカンジで訪ねたら、「はい喜んで」と承諾してくれて、その後に、お部屋に アフターヌーンティーの一揃えを用意した黒服の黒髪香港人だと思えた男性ジェー○スさんがお部屋に来てくださり、アフターヌーンティーのマナーを丁寧に、正確な日本語で教えてくださり、その後の滞在中にお茶会がある時には、付け焼き刃でありながら、なんとか失笑を買わずに済んだのでした。私は彼が私のを覚えていたあるいは思い出してくれた、しかもフルネームまで記憶してくれていた事があまりにも嬉しく不覚にも涙腺防波堤を破り、車内でポロポロと泣いてしまいました。私は「なぜ今日本にいるのですか?、それにしても日本語がお上手ですねぇ〜」と言ったら彼は「私は日本人ですよナショナリテイ的にも日本人で名前は榎○と申します、香港ネームでは、ジェー○スなどと名乗っていましたから、現地人だと思われたのかもしれませんね、ツクシダ様の事は覚えています、一生懸命アフターヌーンティーの作法をお勉強していて勤勉な方だなと、印象に残っています」などとおっしゃられ私は「さすがSホテルの従業員」と感心した次第です。彼は日本人でありながら、香 港ネームで仕事をしていて、数日前に研修で日本のホテルにて現場で実直訓練を受けているとの事。それにしても、一度しか会ってないのに、私の名前をすぐさま答えるという、サービス業としては特級の配慮をいただき、ありがいが、Sホテルの一件を記憶して頂いた事に感動を覚えました。さすがはプロのホテルマンだと思い、改めて、自分もお客様に対し、心せねばイケないと思いました。
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