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2009年12月の日記
 
2009年12月15日(火) 21:36

モリノス

「たこ焼き屋さん」。勤務地が落合中心となり、利用する地元から都会に行く電車も変わりました。以前、青山一丁目から地元付近駅に戻るには、便利になったもので、いくつものルートで帰る事ができました。が最近は大体同じ路線かタクシーで、職場に通い、以前使っていた駅とは御無沙汰となり、本日久しぶりにとあるメトロの駅に降り立ちました。この駅には、あまり油を使わない関西風のたこ焼き屋さんがあり、夕御飯を食べ忘れると、このたこ焼き屋さんに立ち寄り、「たこ焼きだけど、炭水化物、卵、野菜を摂取している」と自己暗示をかけて、路上でゴージャス衣装で食べてました…。このたこ焼きを焼いているオバチャンは私の異形と顔色の悪さをいつも心配してくれていて、商売なのに「たこ焼きだけじゃダメよアンタ…、幽霊みたいな顔色してからに」などと声をかけてくれていました。本日久しぶりにたこ焼きは買わないけど、小さい店の前を通過したら「ちよっと!、アンタさん!」とガラスを開けて呼ばれ「最近見かけないから、心配してたのよ〜、体壊したんじゃな
いかって〜」などと言われ、私は「スイマセーン、なんとか生きてま〜す、オバチャンはお変わりなくお過ごしでしたか〜?」と聞くと「血圧がねぇ、高いけど、針に行って調子イイワ〜」と元気よく答え、それは何よりと安心したら、オバチャンは「キャバクラとかのマネージャーとかってストレスあるんじゃないの?、程々にしなさいや〜」と、親身に言われ、今までキャバクラとかのマネージャーに思われていたのかと思うとプチ、憤慨。だか、このたこ焼き屋さんの周りには、いかにもソレといったような、ガレリーノもどきのスーツを来た若者、中年がヤンキー座りをしてたこ焼きを食らうという状況が目に入り、これではそう思われてるのも仕方ないと思っていたら、オバチャンが「うちのたこ焼きは材料はいいのよ、でもアンタは、せめてそこいらの食堂で定食でも食べなさいよ」と労ってくれ、名前もしらないオバチャンに、お気遣いにありがとうと言ったら、「余計な事は言わんでいい」とたしなめられ、私の事をよく知らないのに、労っていただいた事にいたく感謝しました。
師走真っ盛り、これから不規則な生活を強いられますが、オバチャンの愛ある言葉を胸に、年末を駆け抜けたいと思いました。



2009年12月15日(火) 0:03

モリノス

「夜会かけもち」。1日に二回夜会があり、時間差で出席しようと目論んだ私は、最初のパーティーが終わった後に、お客様を送り出しして、速攻、意味なく忍者のようにあたりを伺い、会場メインフロアでなく、裏階段と廊下を使用し、プチスパイ気分に浸り、バックステージに戻り、髪型、衣装、目の色まで変えて、次の夜会にシレッと参加しました。同じ服でいいじゃないさとも思うのですが、変なこだわりで、違う夜会に出るんですから靴から上まで変えなくてはね、というムダなこだわりがあり、やたら手間のかかる作業でしたが(髪型も下ろしていたのに盛り上げ…変装か?)、今度はメインの起毛した床をヒールブーツでシャンデリアの下を闊歩し、クリスマス仕様に変わったラウンジを抜け、またパーティー会場へ…。無事に二つのセレブ夜会を楽しみました。いまは、グダグダとホテルの部屋で過ごしています。不況とはいえゴージャスなパーティーとか開催されるのを見て、お金、あるとこにはあるんだねぇ〜と、衣装もアクセサリーも2セットを散らかしたホテルの部屋で、
「なんでいつも変なところに無駄にこだわり荷物が多いのかね自分」と戒めつつ、感心した次第です。



2009年12月13日(日) 22:24

モリノス

「司令塔」。私のベッドサイドには、色々な書物、書類、携帯電話複数、薬、水、PCなどが、枕の回りを囲んでアリ…。モリノス的生活の「中枢機能」を果たしています。私は、部屋に戻るとすぐにベッドに直行し横になって、メールをチェックしたり、読書したり、思案をし考え疲れて落ちるといったカンジです。っていうか休む場所なのに、唸る場所っぽくなっています。いつものように途中で、携帯かパソコンのどっちかをいじっているうちに落ちました…。で明け方に、携帯らしきモノが鳴ったのですが、ゴチャゴチャかつ、布団の中にも音が発するモノが混ざっちゃってるので、一体どこでナニが鳴っているのか寝ぼけと薬が効いて朦朧としている私は頭より、先にノロノロと音の鳴る方へ手をのばし、金属っぽいコンパクトな携帯電話であろうものを取り上げて、適当に音が止まるようにボタンを押していたら、突然カシャッという音と目前に迫る鋭い閃光を顔面に浴び目潰しをくらいました。よくよく見るとそいえば、先日、四十にしてデジカメなるものを購入し、それをベッド回
りに放置していたらしく、知らずとデジカメのスイッチを入れシャッターを切ってしまったようです。目前スギのフラッシュを浴び、目が痛くなり、まだ夜明けだというのにしばし眼痛で、寝付けませんでした。グチャグチャな枕元なのは仕方ないとして、せめて何が置いてあるのかくらいは知っておこうよ自分と戒めた次第です。



2009年12月13日(日) 1:00

モリノス

「パンスケ」。私が俳優養成所の研究所に同期で受かって共に学んだ友人パンスケ…。パンスケと言っても男ではなく女です。彼女はイイカンジの「思い込み美女」で、そのボディは五頭身、パーツも部分的には綺麗だかトータル的に藤子不二夫キャラ…。髪をソバージユにし人を食ったよいな色の真紅の口紅をデカい唇にベッタリと塗っていました。なぜパンスケというあだ名かというと、彼女の鞄にはいつも菓子パンが入っていて、お稽古前後にモシャモシャと食らい、シリアスな芝居してんのにパンの食べかすとか粉が口周りについていたので、五頭身なのに美女ぶり、菓子パンを頬張る様子がおかしいと、同じチームからパンスケとはやされたのでした。が、どんだけクラスメイトにいじられても、負けず勘違いのまま、果敢に五頭身で、悲恋物の女役なんてやって、皆から爆笑をかってるのに、よろこんじゃってるようなど根性演劇生徒でした。パンスケは基礎科卒業後に、声の仕事に転身…。そしてかなり年下のクリエーターと結婚、出産…。仕事復帰と地道ながら、芸事の仕事と結婚
を両立し、今では、タレント養成所の講師も勤めているようです。私はパンスケがおしえをするまでに成長した事に感動しつつも、「アンタの講義受けたいよ」と意地悪をいったら「イヤーだ、逆にだめ出しされそうヤメテ」とマジで困ってました。 それにしても研究所にはスタイルのよい美しい人もいましたが、だいたい芝居との御縁を捨て、素人世界に入ったのですが、研究所の皆が、パンスケはダメだろうと思っていたのに、10も下の亭主を見つけ、出産、そして仕事に
復帰と、芸事ピープルには無理な三位一体で生活している様を見て、逞しくもあり、頼もしくもありました。同期がくすぶらず芸能を続けていることは、なんだか他人事ではあるが、嬉しく思いました。



2009年12月11日(金) 23:18

モリノス

「ミイラ取りをミイラに…」。冷たい雨の1日…。予約のお客様にキャンセルが出たので、一人お茶など煎れ、漫画「聖☆おにいさん」の新しい巻を読みながら、馥郁たる茶の香りを愛しみ、ニヤニヤと笑っていたら、落合の事務所恒例(?)、アポなし飛び込み営業ってか、押し売りな若者が来店。貴金属とカシミャのショールの訪問販売との事…。若者の革靴は雨に染まり、指先は寒さで赤くなっていました…。私は今宵、夜会に出席するため、スマートカジュアルなスーツと、首やら指に宝石をつけ、カシミャのコートに黒い狐 の襟をつけてきたのですが、まず若者に「まずはお座りなさい、外は寒かったでしょう、お茶などいかがですか?、体が温まりますよ」と言って、押し売りごときの青年にはもったいないビンテージ大紅砲を、茶器茶具を操作し、湯をさばいて、押し売リーマンに出しました。彼は一口飲むと笑顔になりホッとした様子だったので、私から「で?なんの御用ですか?」と聞くと「デパートさんとかで売られている宝石とかと同じレベルの品と高品質のカシミャ
のショールの御紹介なんですけど」とモジモジ歯切れ悪し営業トークをします。私はこれ見よがしに、両手を彼に見せ、ハンガーに吊ってあるコートを指差し、「貴方がお持ちいただいた品より、私の持ってるモノの方が確実に良いモノだと思うけど?」と毒矢を吹いたら「でも、見るだけでも…、あと!、パラシュートの素材で作った傘とエコバックもあるんですけど」と食い下がり、私は先まで読んでた漫画を思い出し、「思えば貴方のようなお仕事も大変ですね、この雨の中、一軒一軒、戸を叩いて回るんでしょう?、一日中足を棒にして、だいたい門前払い…。もうすぐクリスマスだというのに気持ちも滅入る事でしょうね、ひとつでも売れたらいいですね」などと穏やかに言ったら、彼は「優しい方に出会えて良かったです、でも全然売れないんです」とヤサグレ発言。私は「でも〜売れても売れなくても給料はでるのでしょう?、だったらしばらく、ここで暖まって時間潰していけば?」と言うと彼は「まるで神様のような人だ」とベタなリップサービスするので、「私はマリアかイエ
スかブッダのどれかの生まれ変わりなんですよニヤリ」と宗教的な微笑みを彼にむけたら、「ボッ、僕はクリスチャンなんです」と顔を赤くし涙目になっています。私はヤベっ、ガチな人に言ってはイケないことを申したと焦りましたが、突然押し売り若者は堰を切ったように「売れなくて…、誰も買ってくれなくて、一生懸命やってるんですよ僕は、本当はこんな仕事嫌で…情けない仕事で恥ずかしい…」と鼻水垂らして私に訴えるので。私の人格違うモノにオン。「なんだそれ、まるで買ってくれない人が悪いみたいな言い草だね、やってる仕事がイヤだ情けないなんて愚痴は仕事で結果出してから言いな〜。」そんなシヨボクレタ人間の売る物など誰が買うものか!と、叱り「貴方さ〜、他にやりたい事あるんでしょうよ?、まだ夢があるんだろうよ、年齢とか親に心配かけたくないみたいなカンジで、とりあえず就職できるとこに入ったら、とんだ押し売りだったんでしょ?」とまくし立てたら彼は「なんで、わかるんですか?、外に占いの看板がありましたけど、占い師の先生なんですか
?、僕の将来とか仕事運とか占ってくれませんか!」と言われたので、押し売りに来て逆に、鑑定しちゃう羽目になっちまいそうだと思った私は「私の占いは高いよ〜、今の君には無理だよ〜、それにアンタ、クリスチャンなんだったら、信仰というのは占いなんて必要ない事が、悩んだ時にどしたらいいか聖書にてんこ盛りで書いてあるんだから読んだらいい」と言い返したら「僕はっ!、神に色々祈ったけど全然叶わなかった!、神なんて信じないんです」などとキレるので「貴方ねえ、自分がうまく行ってないのを神様のせいにするんじゃないよ、神様ってそれぞれの行いを見てらして、敬虔でどんだけ不幸でもふてくされない人に祝福をくださるんだと思うけど〜?」と答え、アンタの売ってるモノを買う気はないけど、毎日毎日大変だって事はわかったよ、でももし、まだ君にやり残した何かがあるのでしょう、今からでも遅くないから挑戦してみたら?的な事を言ったら、若者は「なんか、色々話させていただいたらスッキリしました、ありがとうございます」と鼻を赤くして、外に出
ようとしたので「また、この辺に来たら寄りな〜、お茶飲みにどうぞ〜」と送り出したのでした。



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