2010年8月15日(日) 22:53
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モリノス
「針騒動…」。先日、私が持っている全通の丸帯を舞踏家の友人Oの息子青年エイジが和物を演るというので貸したのですが、その丸帯は総刺繍で持っただけでも重く、自力で結ぶことはできず箱師でないと無理という絢爛豪華にして超厄介なモノ…。で、私とOは思案して、帯が長いのをよいことにあらかじめ飾り結びに形を作ってしまい、上から太い色糸で縫い、それでもダラッと落ちちゃう箇所には太りマチ針を数カ所刺して体裁をこさえました。更に踊り手が帯を装着してから、その上からこれまた太い糸とワイヤーで綴じ込むという荒技に出ました。いくらエアコンが効いていたとしても、ウエストに汗とりを巻いた上から、どっしりとした帯が巻き込みさらにそれがとけないというのは、この紅蓮猛火夏にはかなり地獄だったと思われます。そしてお役御免となった丸帯は私の手元に戻ってきたのですが、先日モノを受け取ったまま、衣装部屋に無造作に置いてあったのですが、本日Oから着信アリ…。借りた帯なので間違いがあったら大変なので、打った針の数を数えていたそうなの ですが、私に返し終わった後に確認したら一本針が足りないという事になり、慌てて電話してきたのです。が、そんな事言われたって刺繍に埋もれた帯の中の一体どこに針が仕込まれているか、さっぱりわからず、しかも柄もちらし寿司みたいにゴチャゴチャしてるので、針を見つける事は 難しく、しかも面倒くさいので、Oには「当分は帯を使わないから〜」と言ったら、Oはそれじゃ危ないじゃないのと、責任をカンジている様子。私は「チッ」と思いながらも、今一度、帯を部屋に広げ針捜索する羽目になりました。が、やはりどこにあるのか発見できずOには「見つかったから」とウソを言ってしまおうと思っていたら、帯と一緒に貸しておいた畳踏紙に、頭が紫のマチ針を発見。それを発見するのに小一時間かかりました。マチ針発見後Oにその旨連絡したら、一安心した様子。よかったよかったなどと歓談したのち、私は厄介な丸帯の管理が鬱陶しくなりOに「あの帯あげるよ」と言ったら、Oは「あんな面倒な帯はもう二度と借りない」などと言い、私はプチ、ムッとしたので した。でも、やはり針は危ないので発見できてよかったと思います。
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