2010年9月25日(土) 23:26
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モリノス
「小さな村のダンサー…」という映画を観ました。中国文化大革命の最中に、自分の自由な踊りを求めて、アメリカに亡命するダンサーの実話を元にした作品なのですが、主役の中国バレエソリストにしてプリンシバル役を勤める俳優というかダンサーの演技が有り得ない程正確かつパワフル。高い跳躍、柔軟性、さらにはグランフェッテに至っては、ダブル当たり前、挙げ句に軸足床に刺さってますなカンジでブレなしで、スピンの余力で四回転回っちゃうという、これでもかな体と、テクを画面ではあるが見た私は、アゲアゲ…。どんだけお稽古積んだのか苦労したのかなんて微塵も見せない、堂々たる舞に、ストーリー本編はどうでもよくなり、主演の中国青年のバレエに目が釘付けになりました。文革時に洋舞というのはブッブー。さらにアメリカに亡命なんて、無謀スギ。だが、自分が体得したバレエテクを存分に発揮できるのはアメリカだと判断した主人公は、自国の圧力にも屈せず、己の信念と実力を信じ貫く様子は見ていて痛快でした。
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