2011年2月8日(火) 0:59
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モリノス
「四十路にして爆音、対バン、ノイズデビューしキマってしまった私…」。ロンドンを拠点にバンド活動を繰り広げるTAIGEN率いるBONINGENというグループが、バンド活動をするアーティストの聖地で対バン(いくつかのバンドが次々と演奏する様式?)をするというので観に行きました。TAIGENと最初に会ったのは彼が中学生の時でした。フォークソング界伝説の女神を母に持つ彼は、当時都内有数の進学校に席を置き勉学に励んでいましたが、私は彼の本当にやりたいことを察知し、御両親に薦めてしまったのは、進学校継続ではなく、本人の個性を尊重した校風の高校へ転校というものでした。新しい学校に移った途端にTAIGENがしでかした事は髪を脱色。お父様卒倒。だが学級では「よくやった」と担任は元よりクラスメイトからも拍手を持って教室に受け入れられたと聞いています。そして高校生になってからは学業と音楽を両立し、卒業後はイギリスの音楽学校に留学。ただ音楽を学ぶだけではなく、バンドを結成しパンクやらロックのド本番ロン ドンのライヴハウス耳の肥えた観客に揉まれ成長、この度の対バンは逆輸入系なカンジで日本各地をライヴ行脚。私はTAIGEN対したモノだと思いつつも、所詮はアマチュアバンドの技量であろうと期待もしていなかったのですが、BONINGENの出番になると、おびただしい人がフロアを占拠し溢れかえり、しかも内輪仕込み客ではなく、噂を聞き付けた人が日本人だけでなく外国人も押し寄せるといった大盛況。メンバー四人は皆日本人、髪をワシャワシャと伸ばし、その様は処刑前の下げ髪のお姫様あるいは、お洒落麻原シ○ウコウな風情、いざライヴが始まると、なんとイギリスの水に洗われTAIGENの水際立った姿。その迫力とテンションとパフォーマンスに魅力されてしまいました。オリジナリティ高スギエンターテイメントクオリティ高し!。私は唖然と逞しくなりすぎオーラ会場を包み込む様を見て感慨無量。そして、彼らの出番が終わり、ノイズなんちゃらなるアーティストの登場。この世の不快な音集結(黒板を爪で引っ掻くような音、歯医者で聞くよう な不快な音、アイドリング大爆裂な音、キーンと耳鳴りマックスな音などなど)で構成された音楽を聞き、最初は「ギャー助けて〜」とビビりましたが、まるで布団針を耳に撃ち込まれるような、旋律を聴いているうちに私の体に異変が!。変なトランスモード突入。音が見える。不快な金属音めいた音が段々心地よくなり、プチエクスタシー。さらにやかましいと言ってしまえばそうなんだけど、心地よく睡魔から瞑想の境地になり、最後にはドラッグにキマっちまったようにハイになってしまいました。アンダーグランド、アウトサイダーめいたライヴでしたが、かなり満喫し、私の知ってるTAIGENが、実力のあるバンドの対バンにお呼びがかかっていたという事が嬉しく、自分の好きなやりたい道を信念を持って活動をしているTAIGENの成長っぷりが嬉しく、ライヴ会場を後にした私は心地よい余韻に浸りながら帰宅したのでした。
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