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2011年5月の日記
 
2011年5月16日(月) 23:42

モリノス

「プラチナシートで味わう恐怖…」。映画「ブラックスワン」を観に行きました。なんだかゴージャスなチケット売り場だなと思いつつも窓口へ…。すると映画なのにありえない代金を請求され「?」キョトンとした私は訳を聞くと、私がいる売り場はプラチナシートなる席専用の受付との事…。虚栄スピリットが降臨した私は「サヨナラ一葉」と思いつつも平静を装い、プラチナ席を購入。専用エレベーターにてプラチナフロアへ…。プラチナ客専用豪華待合室ではウェルカムドリンクに菓子、黒服が席まで案内してくれクッションにスツール、ブランケット、お手元にライトという贅沢な環境、プラチナシートは一般席からは見えないという状況…。座席に腰を落とすと寝ころがって鑑賞してもいいですよプラチナなんですから的な一葉を手放しただけのラグジュアリー感、かつ平日のド昼間モリノス様プラチナシート貸し切り状態に満足と逆に落ち着かない感満載で上演を待ちました。映画の内容は主役に抜擢されたソリストのプレッシャーと情緒不安、疑心暗鬼地獄、人間関係に悩みをお持
ちの方は御覧にならない方がよいですな的なストーリー展開。誰もいないプラチナシートで、私は一人物語に感情移入しスギで悶絶し、過去の芳ばしいバックステージドロドロ人間模様体験の数々を思いだし、フラッシュバック三昧に陥る私…。とても良い作品だったのですが、最終的にはバレエドラマというよりサイコ?いや、ホラーなラストにせっかく快適な席で映画鑑賞しているのに背筋にアイスキューブひとつ滑り落ちるような戦慄を覚えました。そして豪奢なプラチナフロアから腰抜けてヨレヨレと映画館を後にしたのでした。次回プラチナシートで映画を観る時には確実にハッピーエンドの作品の時にしようと思った次第です。


2011年5月15日(日) 20:47

モリノス

「本当に楽しい一日」。八月に私が出演予定の小さい劇場で上演…これも予定である企画(母校演劇部出身OBとOGによるオリジナル作品、下は二十代後半から上は四十代後半というメンバーによる舞台)のチラシ用キャスト撮影が午前中から都内某所野外で行われました。キャスト五人とチラシ担当スタッフ、フォトグラファーが集結したのですが、私はいくつもの場所での撮影という事もあり、何シーンかの衣装を引きずり待ち合わせ場所に行ったのですが、やはり出目が同じのせいか後輩達も荷物が多く、男女共に野外一般ピーが行き交う中で、平気でさっさと人目も気にせず着替えてはフレームに納まるという大胆さ。初夏の新緑、鬱蒼とした緑盛り盛り人工庭園を選び映像を作っていくのですが、都内なのに、屋久島か?ジャングルか?はたまたはるばる登山した?あるいはアメリカドラマLOSTのような背景を思わせるアングルになりました。ワイワイといい年をしてふざけながらの写真撮りをしている最中、都内なのに蛇が出現しました。子供の龍のような色みで
悠々と草むらに消えて行きました。自然光、木漏れ日、野鳥やカエルの声、爽やかな風と自然に近い環境はなんとも素敵な絵になりました。一段落し皆で食事に行ったのですが、会話中、後輩Mもイギリスの小説大聖堂を読んだと言うので、大聖堂はテレビで放映してたよと言うと、他の声優を生業にしているS子がなんと大聖堂のキャストの日本語吹き替えをしていました〜と聞き、ビックリ仰天した私。ドラマを吹き替え番で見ていましたが、まさかS子の声だとは思いもよらず、奇遇なりと思った次第です。朝から午後の日差しになるまでの撮影でしたが、皆出鱈目なのにチームワークバッチリという段取りの良さと、一日緑の中で光合成満喫した私は御機嫌で帰宅しました。久しぶりにドハハーと笑って過ごせた幸せな一日でもありました。


2011年5月14日(土) 20:39

モリノス

「ドッペルなんちゃら…」。私用で仕事を早上がりして電車で池袋へ、待ち合わせの時刻にギリギリ間に合わないかも?と急ぎ足で私鉄の改札口へ…。するとその改札口から、ロン毛ウェーブに銀縁メガネ、グレーのカーゴパンツにトンガリ靴、黒のロングカーデガンにオリーブグリーンのシャツの男が同じく急ぎ足で出て来て鉢合わせとなりました。超偶然的にカバンは違うものの本日の私の上下のシーンに酷似、更に年頃も同じと見受けられ、私もその男もお互いに上から下までジロジロと見合う事となりました。ドッペルなんちゃら…?。ドッペルなんちゃらとは自分の分身あるいは、自分の後ろ姿を見ると死ぬという不吉ないわれもあり、あるいはUFOの飛来が目撃されているメキシコあたりでは宇宙人が住人と入れ替わるなどと、まことしやかに噂されている事を思いだし、私と似ている男に対し「貴方誰ですか」などと聞こうとしたのですが「私は貴方です」と答えられたらおっかないので、大人げないので止め、それにしても他人のそら似スギと思っていました。先方もなんだ
か微妙な態度で硬直…。で何を思ったか私は「今日は蒸し暑いですねえ」などと無駄に社交辞令を申したら、彼は無機質に「ええそうですね」と答え、私は私達物理的に似てますよねと、聞きたいのを我慢し「それでは失礼」と改札口を通りました。聞くところによると、全世界に自分と似ている人間は三人いると聞いていますが、待ち合わせ場所に急ぐ途中でその一人と遭遇したのでした。これって無駄に貴重な体験だったかもと思った次第です。


2011年5月13日(金) 20:45

モリノス

「読破したけどさ…」。本屋で平積みかつ大絶賛!感動!一度読んだら止まらない!と触れ込みがあった、イギリスの歴史物の小説上中下巻を随分前に衝動買いしたのですが、翻訳物の文章表現の違和感とストーリー展開の重々しさに、感情移入できず、自称速読派の私も目が文字を走らず往生し、読むのにかれこれ二ヶ月くらいかかってしまいました。結局物語の中に入る事よりも、とにもかくにも読みきらなきゃというのがテーマになり、やっと今日全部読みきったのですが、何年にもおける大聖堂建立にまつわる人間模様を満喫したのではなく、読みにくい文章を読みきったという意地だけが感想で、壮大なスケールの物語を堪能する事ができませんでした。読書が好きとはいえ前評判で飛び付くのは、もうやめようと思った次第です。


2011年5月12日(木) 20:40

モリノス

「紫陽花の価格…」。先日、乗換駅のロータリーで夥しい数と種類の紫陽花を見た私なのですが、その鮮やかな彩りが瞼裏に焼き付いて欲しくなった私は、昨日出勤前にデパートの花屋に寄り物色…。だが、鉢物を持ち雨の中、電車に乗るのは難儀と思い断念。高田馬場駅からメトロの入口まで歩いたら視界に、無造作に鉢物苗物が駅ビルの玄関脇に並べてあるのを見て、ついフラフラとそこに向かいました。出店で営業している花屋でいかにも駅花という長さの短い花材を扱っている店で、たまにあまりよくない状態の小花などを買うのですが、この度は乱雑に置いてある鉢物の中に立派な紫陽花を見つけ、紙に殴り書きしてある価格を見てビックリ…。デパートの紫陽花と同じ品質の商品が千円という破格!。でちよっと顔見知りのオトメン店員に「この紫陽花強烈に安いんだけど何故?」と、聞くと、オトメン店員は乙女な微笑で、母の日までは、カーネーションは元より色々な花を寄せ鉢にして盛り篭をつけてラッピングしリボンやらの装飾をして高い値段で売るのだが、母の日を過ぎ
ると売れなくなるなるので、ナマモノだし、デコレーションした寄せ植をバラバラにし、単品で仕入値を割った価格で販売しているとの事。売れなくて破棄してしまうよりは安くして売った方がいいかと思いましてと、スラスラ言うのですが、私的には花の業界のウチウチの悶々をウタっちまう、オトメン店員でいかがなものと思いつつも、デコレーションしてゴージャス仕様にしてある代物を高額でも買う気満々だっただけに、拍子抜け、それにしても六千円から一万円という上代で母の日までは売られていまモノがいきなり千円になるという、花市場のボリボリ感に微妙な気持ちになりましたが、結局千円まで価格が落ちた紫陽花を買い、事務所の入口に置きました。千円の紫陽花は千円だてらにお賑やかで綺麗だし、特したかもと思いつつも、売れるために端正こめた花が、二束三文でさばかれちゃってる事態に、素直にお得な買い物だったと喜べない私でした。が、ここしばらく、事務所入口には季節の花紫陽花が置いてあるのでそれを見るたび、気持ちが和む私でした。


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