| 戻る |過去の日記|
2011年6月の日記
 
2011年6月15日(水) 23:52

モリノス

「冷風扇…」。昨年の夏は今頃から、落合の事務所があるマンションは灼熱紅蓮地獄の焼ける日差しを二方向から受け室内蒸し焼き、エアコン最低温度設定にしても終日熱い日々を過ごしました。今年は早く来た梅雨、そして道路を挟んだ反対側にできた高層マンションが日除けになっているおかげか、エアコンを使わず今日に至ります。このところモリノス部屋は夕暮れ時になると一時的に部屋が蒸すのと震災から後の節電そして梅雨明けの極熱夏を考えて、出勤前に電器店により、節電対策コーナーに立ち寄りました。で、コンパクトなタイプの冷風扇なるモノを購入し、出勤しました。しかしてスイッチを入れるとブーンブーンとやかましい音を立て、風量を強にしてしまうとテーブルに重なっているカードも吹き飛ぶ勢い。ではと弱にすると息も絶え絶えな弱々しいヒヨロヒヨロとした風になってしまいます。いたずらにベタベタと冷風扇のスイッチを押して思ったのですが、こういう家電品って逆に電気食うのでは?といったカンジで、狭い事務所に一番可動するのはたまにある3人同時
刻セッション日…。3人が座る場所に場所をとる扇風機置いて回すより、通年通りにエアコン一台で対応した方が節電になるかもと思った次第です。ちなみにマンションのむき出しの壁にゴーヤとか朝顔、蔦の類いを夥しい数張り巡らせて日差しを少しでも直に壁に当てないようにと思い、大家さんにその旨伝えたら、マンションの回りに雑草が生い茂って抜くのが大変だったので、除草剤まいてしまったとの事…。浅知恵脆くも断念というテイになりました。もうすぐ7月節電で暑さを我慢するお年寄りとか御病人の体力が蝕まれませんようにと思ったのですが、人の心配するより我が身だよと得心しました。


2011年6月14日(火) 20:41

モリノス

「丸帯…」。銀糸金糸をふんだんに使い、四季の花々が描かれてはいるもののお蚕さんなので退色してしまっている時代物の丸帯…。いつから私の手元にあるかは定かではないのですが、今時丸帯などを巻く習慣も機会も無く、また、私がパフォーマンスなどの時に使用するかねと、楽屋に持ち込み渾身の力を込めてしごき上げて結んでも、何故かしばらくするとバサッととけてしまう帯で、箱師の技を借りないと無理なのか?あるいは、とても存在感アリなので何事かいわくがあるのか…。と思っていました。昨今は和モノで板の上に立つ事もなく、その重たい丸帯はクローゼットの中に入れっぱなしでした。今日、片付け嫌いな私がふと思い立ち、震災以来シッチャカメッチャカになっているであろう、クローゼットの扉を開けたら、頭上から本がバサバサと落ち、地層のように積んだ衣類もドサッと落ちてきました。その中に、黄ばんだ畳踏紙を発見、紐解くとその丸帯でした。ふと戯れに、腰に当て前で文庫にでも締めてみるかと手に取ると縫われた帯の間に違和感がアリ…。何事ぞと思い
縫われていた部位を切り中を見ると…「!?」。ゾーッ!と背筋に激冷気が走りました。なんと中にセピア色になった軍服姿の男性の写真が入っていました…。本来この帯の持ち主の思いが妄想かビジョンか、頭の中に映写機のように次々と映像が流れ、いつしか気づかぬ内に頬が濡れていました。嫌だったんでしょうねぇ舞台で腰に巻かれるのが…。いわく帯ではなく人情帯であったという、梅雨の怪談、雨月物語でした…。


2011年6月13日(月) 20:32

モリノス

「DM…」特に懇意にしているわけではないお店からDMアリ…。顧客様限定プレセールの案内。とある期間バーゲンの前に顧客様だけに値下げ価格でご提供、プレセール前に来店したら商品をお取り置きするという内容…。そして担当者の人からDMハガキなのに直筆で長々といかに来店して欲しいかを綴った文章アリ。この枯世、洋服屋もしのぎが大変なんだろうなと、ツクシダ様にお会いできるのを楽しみにしていますみたいな締めくくり。私的にはじやー時間があうようなら行こうかねと思っていた矢先、本日着信アリ。そのお店からで担当者がぜひぜひぜひといったカンジだったので、じやー今日行きますと根負けした私…。いざデパートへ…。店内閑散節電局所的エアコン可動営業。ううむなんだか滅入る、商品の墓場のようだわいと思いつつ、その店に着きました。このお店の今年のテーマは南フランスのナンチャラ地域のリゾートからスイスのどうした地方への移動という事らしいのですが、まあ、ガウンとかバスローブとか、避暑地の午後みたいなシーンが並んでいるのですが、
どれも私が着ると。ホスピスとか精神病み病み隔離病棟の患者のパジャマみたくなってしまうので、お付き合いするにしても、わざわざ入院患者装束を安いとはいえ買うのもいかがなものかと思いつつも、貸切り状態の店内にて、商品を物色…。で、私がよいなと思ったものは全てセール対象外…。ガッカリ。そして担当者いわく、震災後の流通の支障で入荷が遅れ、やっと入ってきた商品を並べた矢先にセールという普段とはちがった展開に往生しているようでした。で、私はセール対象の品を少し指差すと、担当者は○○パーセントオフですと言います。えーっ?、いきなりそんな価格まで落とすのか?とヒヤー、デパートの家賃も高かろうに、元々は主張ある値段から二束三文まで下げて売っちゃうなんて、大丈夫なのかねと一抹の不安を覚えた次第です。


2011年6月13日(月) 1:33

モリノス

「活字亀甲縛りに悶絶する私…」。実は8月に私は小劇場の舞台に立つ予定があります。母校演劇部卒業生達が終結した企画なのですが、近々から汗水垂らしてお稽古生活が始まるにあたり、その舞台に出演するキャストが集まり「勉強会」をする事となりました。先輩後輩としては仲良しですが、板の上は初見で、演者としての信頼関係がありません。本格的に稽古が始まる前に既成の脚本に役柄を振り当て、本読みをする事となりました。キャスト陣の中で私は最高齢…。読み合わせとはいえ年長者なんですからそれなりに威厳をもって挑んでみたのですが…。2時間を越える課題脚本しかも赤毛モノの膨大な台詞に往生しました。まずは字が小さい老眼なんだから見えないのさ、初めて見るホンなので人物像がつかめない、内容もわからない、まるでスイカ割り状態で、私はシドロモドロと舞台演劇からブランクありすぎで、口が回らないのです。前半を読み通した後で疲労困憊。腕前錆びスギ…。プチ心折れた私は、一服した後に後半に望みました。長台詞や、言い回しに苦戦しつつも、本
読みだてらに段々と難しい言葉のキャッチボールが成立するようになった頃には感覚が戻り、声色や間を自分で試して活字音読成功。逆に見当違いなどもありましたが、全編を皆で読み終えた後には、「おお自分!思い出した思い出した、台詞のしゃべり方」と安心したのですが、顎やら口が筋肉痛じみた様子となり、やはり日頃の精進ありきだなと思い知りました。今や文字はPCにしろ携帯にしろ電脳ありき…。久しぶりに印刷された文字を数人で目で追い喋るというのは新鮮な気持ちでありました。文字は見るだけではなく口から喋るものだという事もいまさらになって気づいた私でした。


2011年6月12日(日) 1:26

モリノス

「女帝をラブホしゃぶしゃぶしゃぶ御案内の末に新大久保」。先日突然数年ぶりの再会を果たした憧れの女帝のブレスレットのお直しが仕上がり、近々お届けに行こうと思っていたのですが、落合名物(?)ラブホテル&割烹しゃぶしゃぶしゃぶ店を御案内したく、お誘いし再びセッション終了後に落合で合流しました。いざ、昭和の待合と連れ込み宿を力技でリフォームした現地へ…。ラブホ定番、お車でお越しのお客様対応型ゴムの目隠しカーテンの横にある、これまた連れ込み仕様の忍び道を通り、まずは堂々とアハハオホホとラブホに入店。私的にはその後のグダグダ接客のしゃぶしゃぶしゃぶ割烹に行く前に、ラブホフロントを見物にと思っていたのですが、猥雑な内装といかにも密か事オーラ満載のお迎え口にて「あら、ボクここのお部屋でお食事いただくの?」女帝天然発言。私は冷や汗をかき、ブルンブルンと首を横に振り、イヤイヤ見学だけですっ!と無駄に緊張し店外へ…。そしてあちこちに広がる、暗い忍び道を抜け割烹しゃぶしゃぶしゃぶの方へ入りました
。週末だというのにシンとした店内…。高級割烹をうたっているのに、黒服も中居も迎えに来ない…。静まり返っている店内に声をかけると、接客業なのに葬儀屋みたいな暗い店員がこれまた貴方サービス業でしょうよ、なんで伏せ目で応対されなくてはならないのさ?みたいなカンジ出て来て、沈鬱な声で「いらっしゃいませ…」と嫌々そうに言います。そしてなぜか週末かきいれまだ時間早しなのに、あと少しで閉店だとボソボソと言うのです。ガーン!!食いっぱぐれっ!。せっかくのラブホしゃぶしゃぶしゃぶのいかがわしい雰囲気を堪能していただこうと思ったのに〜。って事で苦肉の策で洒落た店ではなく、コリアンストリートにある韓国料理無鉄砲に電話する私…。最近の無鉄砲は大人気、週末はあらかじめの予約でないと無理なのですが私は「マスター、混んでるのは承知の上なんだけどなんとか席つくってください、大切な人をお連れするので」とゴリ押ししたら、なんとかしますと快諾してくれました。で、タクシーで新大久保に移動。この不況な枯世、運転手は近道
で迅速に対応しようとハンドルを握り、アクセルを踏むのですが、女帝は「運転手さん、急がなくてよいので、ゆっくり行ってくださいな」などとおっとり発言。で、いざ無国籍地帯に到着。ジャンキーな店にソソと黒クロコのバーキンを持った姐様女帝様御入店。そして、彼女は安普請の店内を物珍しそうにゆっくり見回し、注文…。「!?」二人で完食するには力士レベルでしょうなありえない量!。忘れてました、そいえば我が愛すべき先輩は若き日よりスリムなのに大食漢。えっ?私の先輩なんですから年上なのに、相変わらず女帝は体型を十代のままキープ、年を重ねているのに食欲が衰えていないっ!。と驚いていましたが、女帝はただ賑わう店内を掃き溜めに鶴なテイで物憂げにしています。いざ実食!。食べる、喋る、片付ける、卓を綺麗に保つという四拍子をお互いに同時にこなしていきます。そりやー私は若い時に彼女に外食時における対応を仕込まれているのですから、テンポも合うのでしょう。それにしても女帝の胃袋は宇宙…。肉を野菜を綺麗にお
腹に入れていきます。パクパクと箸を止めないて口に運ぶ様が美しいのはこの人だけでしょうねと思いました。最近加齢により沢山は食べれなくなっていた私ですが、彼女のペースに惹き込まれ、久しぶりに連られて私も大食いになったのでした。安価な店ながらも新鮮な食材、目の前には憧れの美女、アガって食事が喉を通らないのではなく、美味しいは女帝は綺麗だわで私の食も進んだというものです。


<--- back next --->

モリノスの部屋