2011年7月20日(水) 21:16
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モリノス
「マーゴン…」。なんとも粘着質な台風が上陸中、南方面から東日本までゆっくりとジワジワと嫌な大雨を降らして移動中…。3・11のあの日、落合の事務所に一人でいた私は、あの日の阿鼻叫喚の中、お客様の行き帰りにを心配していました。本日は日中から夕方まではムーンと蒸した曇天の中に日差しと小雨というカンジでしたが鬼俄か雨に直撃されたお客様もいて、こんなに悪天候なのにわざわざ事務所まで足を運んでくださる方々に感謝していました。やはり夜の事を慮ってかセッションのお客様にキャンセルあり。私はそれではと、8月に出演予定の演劇「神様が降りてきた夏」の台本を読み始めたころ、来客アリ…。古くからの友人A一家四人家族が総出で、セッションが終わるまで待つ、終わったら自宅まで送ってくれるという神当たりなありがたい事を言ってくれました。A一家と会うのも久しぶりで、小学生、幼稚園の子供達もすっかり成長していました。しかもチビだてらに御行儀がよく、事務所でもチョコンと椅子に座り私と談義「モリノスさん足の具合は大丈夫ですか? 」「劇に出るんでしょうどんな役なの?」と小学生二年のY君は大人びた口調でいいます。そしてその妹のMちゃん年中は、今日の様子を画用紙に描いてます。本人いわく、風と雨で木の葉が散るようすを絵にしているとの事です。Mちゃんは可愛いというよりガキの分際で美女なのですが、美しい幼女が画用紙を前に絵を描いてる様はいと愛らし。私はマーゴンなる大台風に対する不安がA一家が事務所に来てくれた事で払拭されました。で、一通り皆で事務所で過ごした後、シャッターを降ろし、A一家の大黒柱にして活け込み花職人として引っ張りだこのK君の運転する車で、自宅までドライブとなりました。そしてまた俄か豪雨…。あーなんかやっぱり心配だな大雨に巻き込まれている地域は大変な事になっていまうよと、誰という訳でもなくつぶやいていたら。マダムAが「モリノスさん、台風心配しているより、家までの時間、台詞覚えるなり、疲れているんでしょう?少し寝てみたら?」などと痒いところに手が届く事を言ってくれます。車の後部には活け込み用の綺麗な花々。マダ ムAの配慮。車内でうざい事を言わず、車の窓を叩きつける雨を見ては「雨すごいね」「雨が終わったらお外で遊べるかな」など兄妹でいいカンジで会話し、私を放っておいてくれる子供達。持つべき物は、私の心根をわかってくれる友達だわいと、思った次第です。そして私は雨に濡れる事も混雑する電車にも乗らずに済み、帰宅できました。せっかくドンピシャな気配りをいただき早く家に帰える事ができた私は、落ち着いて台本を開いたのでした。
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