2011年10月16日(日) 23:07
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モリノス
「今年の川越祭り…」。小江戸川越…。都内からわりとすぐなのに、江戸時代の城下町が現存。この時期に、かの時代から保存され現在も使われている、お囃子と仮面をつけた舞人が乗る山車が町を練り歩く。なんとも幻想的な風情!、この美しい祭りが好きで、毎年行ってはタイムスリップ気分に耽る私なのですが、かって知ったる私は同行の友人Yと、人混みをかき分けて名所旧跡やお参り、香具師の屋台でジャパニーズジャンキーフードを立ち食いして、山車と山車が鉢合わせした時に起きる「引っかわせ」を見ては重たい山車の滑車がクルッと回転してはオオーっ!と盛大な拍手を送り、いつもながらの川越祭りを堪能しました。では、そろそろ帰りましょうかねと思い帰路の方に歩いていたら交差点に山車大集結!。それぞれの山車をここぞとばかりに人を乗せたまま山車をクルクルと回転させたり、山車の上の人形を天高く突き上げてみたりと趣向をこらした重厚感のあるいくつもの山車の共演は、御神気いただき三昧だし、華やかでよかったのですがそこで事件発生、 山車を見にきた大人数の人が前にも後ろにも横にもまったく動けない状況になりました。山車を裁くには、人々を逃がさなきゃならない。人々を逃がすために山車を移動しなくてはならないという、どっちもこっちもできない状態に、祭り見物客から文句の声や気分が悪くなった、困ったと声が聞こえます。業を煮やしたオバチャンが、ヒステリックにK官にどなる、若い娘は涙目になる、私は身動き取れない押されると痛い、胸が苦しい、つま先立ちでパクパク息を吸って落ち着くようにしていました。するとオバチャンに対してK官が「しばらくお待ちください、ここにいる皆さんの誘導を確保します。皆さん、川越祭りです、笑顔で、笑顔でどうぞお祭りをお楽しみ下さい」と言います。彼の心こもったじみたスピーチを聞いた人々は安心したようです。しばらくして交差点、山車金縛り状態から開放されたのですが、放心状態「恐怖と祭りの高揚感」といったカンジでした。人混みギュウ詰めから解き放たれた私は、フワフワと帰り道を歩いていたら、また山車!。山車がお見合いして しまうと「引っかわせ」が始まってしまいます。もう山車の競演はお腹一杯ですと思っていたら、後ろからズル抜かしをしようとした、老婆が私の前で土下座したように転びました。私はビッコだてらに倒れた老婆を助けようと手を差し出して止めました。起き上がった彼女は下半身から上半身に向けて水浸し。えっ?なんで?。アルコールの入った老婆はズル抜かしにしか頭が回ってなかったのか、足元が割烹の入口にある池であったのを知らなかったようです。道だと思ってた所が池でそこにハマってしまった老婆を目前に、宗教的な微笑みを老婆に向けて、その場から退散し、ガマンできず、高笑いしてしまいました。 とにもかくにも、今年も無事に川越祭りを満喫することができました。
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