2011年11月7日(月) 23:34
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モリノス
「池袋の死角…」。旧友Uは個人でアメリカとかヨーロッパのアクセサリーパーツとか、アンティーク小物の類いを個人で買い付けて売る仕事をしているのですが、この末世の諸事情により汐留のペントハウスですか?な事務所を撤退し、池袋の東口に新しいオフィスを借りたので行きました…。っていうか、評判の悪い病院、徘徊するヲタク、知る人ぞ知る強烈な心霊スポット(鎮魂の慰霊碑アリ)、今時珍しい木賃宿、共同玄関の廃屋っぽいが住人が見受けらるアパート(夥しい数の雑巾みたいな猫達がいる)という、なんで?ここにしたんですか?な立地条件の雑居ビルの一室でした。一応最上階の角部屋8階…。オーイエー都落ちっ!汐留高層階ウォーターフロントの絶景、あな懐かしや…。えーっとなんと声をかけようかと思いつつも、昭和のマンションの薄暗い廊下を歩きチャイムを鳴らす私…。中から出てきたUは、元気そうに中にどうぞ〜と招き入れてくれました。広めのワンルームには在庫商品がビッシリ積まれ、キッチンの横にデスク、パソコ ン数台といった様子…。うーむ、座る所は…?。と困っていたら、Uはニヤニヤしながら「こちらへどうぞ、池袋のステキな景色です」とバルコニーいや、煤けたタイルのベランダに誘われました。野外仕様のお洒落鉄製のテーブルとイス…。池袋鈍色の巨塔群が墓碑に見えます。横の部屋を除くと、窓にハンガーに吊るされた複数の背広、その横を見ると、小汚ない中年男子がまるきりイケてない女装姿で写真を撮り合ってます…。うーむ芳ばしい景色ってか覗き?。Uは海外旅先ホテルでパクってきた、アッシュトレイ、コーヒーカップにソーサ、ポットを使いコーヒーを淹れてくれました。…。テラスで優雅にホテルコーヒー気分?。いやいや、物干し付き、鉄柵錆びたベランダで、海外アチコチのホテルから盗んだ食器がテーブルに並ぶ…。微妙な気持ちでコーヒを口に運び、今一度回りを見て、地上を見ると池袋ピープルの奇っ怪な生態系が観察できるカンジでした。そしてUは「ジャーン」と言いながら大仰なリボンのついたチョコレートの箱をテーブルに置きました。懐かシー! 。日本では一個がクソ高い、アメリカでは定番See,s社のチョコレートでした。で私とUはベランダで美味しいコーヒと脳まで甘くなるチョコレートを食べて歓談…。外だからスモークオーケー。とにもかくにも、アンバランスマックスな場所ですのに、段々と居心地が良くなってくるのです。場所のせいか、私とUからは地上は元より、建物の横から下までよく見えますが、逆からは看板やら隣の建物とかで私達は見えないカンジなのです。まあ、自分の事にしか意識がいってないか、セコセコ歩くピープル軍団には、私達が上からカップ片手に見てる事に気づく余裕がないのでしょう。私とUは、近況報告とか今後の仕事の進め方などの話をしながら、途中で会話を止め、道路を指差し「あっガラガラ引っ張ってるっ!腐女子達発見!とか、背広に着替えて御帰還オッサン女装子が「じやーね〜ミクぅ〜」などと言い、スーツ姿で外に出る様子を指摘しては、大笑いしていました。いやいや汐留と池袋のココじやー、比べようもないけど、これはこれでアリなんじゃない?と思っ た私です。
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