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2012年10月の日記
 
2012年10月16日(火) 21:34

モリノス

「逆期待外れ」。先日観た中島みゆきの映画が気に入らなかった的な事をこの日記に書いたら、同行したマネージャーKがではリベンジにと日本映画「ツナグ」のチケットを用意してくれました。死者と生きてる人間を一度だけ会わせる事ができるという「ツナグ」という生業の者を扱った作品なのですが、私的にはハイハイCG三昧でベタベタなアノ世コノ世の再会スペシャル、ああ死んでしまったオッカサンまた会えてよござんした、お涙頂戴ゲロファンタジー。死者との交流とかをウリにする得体の知れないヒーリング信者とかスピヲタ大好物な作品なんでしょうよと、プンプンしながら映画館のシートに腰を落としました。本編スタート…「!?」。キャステングがグー、テンポがグー!メインストリーに添えハナシを同時に織り込み、いつしか画面に魅入る私…。いつしか両頬を濡らす事となりました。私がモリノス的生活の中で常々、死者ともう一度会えばいいってモンじゃないんじゃない?、死者が何を思っているか知って何になるのか?。知らなくていいこともあるんじ
ゃないの?と疑問を持っていましたが、この作品はソコを上手いこと映画という手段で表現していたのでモリノス胸がスッとするといった次第でした。私は近頃までゴージャス引きこもりと称し、たまに高層ホテルの一室に独り籠城し、夜になると夥しい数の巨棟の窓から灯される灯火を見ては「夜も遅いのにこれだけのアカリが見える、という事はアカリの分だけその中には人がいる訳で生きている訳で、それぞれが何かしらの悩みを抱えつつも生きているんだしなぁ〜、うーむ私が生きている限りあと幾人の方々とお目文字叶うのだろう?、あっ?これだけのアカリの中に生きている人達が仕事をしていたり生活をしているのだが、これって沢山の死者がいてからこそ生きている人達がいるのだし…。生きている人間は死者達によって今に至り命をつないで生きてるしな」と完全暗転の暗闇ホテルの一室にて夜景を見ては物思いに耽った挙げ句になぜか、やはり両頬が濡れ悲しいのか嬉しいのか辛いのかどれかの理由で一昼夜涙をしとどに流していたものでした。この度「ツナグ」を観て、己の
今後の今生の生き方みたいなものを見たようなヒントを貰ったような気がしました。


2012年10月16日(火) 0:02

モリノス

「中島みゆき…」。あれは昨年の末だったと思うのですが、中島みゆき・夜会を観に行きました。友人にして女優Hが中島みゆきの分身(?)な役で出演し、みゆきなのかHなのか見分けもつかなくなりながらの耽美(?)狂気(?)の幻想的スギ空間に背筋が凍り、演目はスバラシかったものの、帰途は恐怖感が全身に侵食されたのを覚えています。で、もう中島みゆきの夜会はオッカナイから観るのを止めようと友人知人に吹聴していたのですが、中島みゆきの夜会はアレだけどコンサートは楽しいと聞き、へーそうなの?なら機会があったら行ってみようかなと思っていたのですが、今夜マネージャーKから中島みゆき・歌姫劇場版…。つまり映画館で彼女のライブが観れるとの事でKと二人で映画館に足を運んだ次第です。その映画はPVとライブ、メイキング映像と中島みゆきの素顔とかを織り込んだ内容らしいとの事だったので、コンサートじゃないけど客席で臨場感を満喫しようと上演を待ちました…。でまずはPVからスタート…。「!?」ナ
ンジャコリャー!彼女の歌に合わせて小芝居映像が展開されるのですが、強烈にシュールでなおかつ楳図かずおの漫画みたいな内容で、去年観た夜会のように薄気味悪いったらありゃしないといったカンジでした。で後半はアメリカのどっかのスタジオ収録したライブ映像だったのですが、その様子は気のふれた巫女が一心に雨乞いや五穀豊穣の踊りと唄を一心不乱にエキセントリックに舞い乱れ歌うような迫力で混乱する私でした。中島みゆきは衣装と歌詞と声と表情がチグハグに見え、衣装はフワフワドレスなのに怨み節を歌い、明るく元気づける楽曲の時にはドスの効いた声を出し、明るい顔で歌ってるのに歌詞がネガネガで、統一感を覚えないパフォーマンスにドン引きしました。上演後、一緒に見ていたKに「映画でライブ観て疲れてしまった、結局歌を聞いて見て、頑張った方がいいのか、滅入った気分になったらいいのか混乱してしまった」とヘトヘトになった次第です。だけど中島みゆきは見に行かなくてもいいが、カラオケで中島みゆき風にモノマネじみて面白おかしくネガ
ネガに歌うのが一番楽しいなと確信した次第です。


2012年10月14日(日) 23:07

モリノス

「女系家族の誕生日会」。古くからのセレブな友人Sの姪にあたるAちゃん(小学6年)がお誕生日との事で、特別ゲストとして呼ばれました。Sの家は居間にコンサートピアノがフトゥーに置いてありますがソレがナニか?なお家柄なのでございますが、家族四人が全部女子!。Sと妹のHとその娘のAちゃんに、Sのお母様のTさんという構成なのですが、3世代の女子が集まるとそれは華やかでお賑やか…。会話もあっちにとんでコッチに戻りソッチに行ってはまたコッチに帰るという男性諸君だけのトークではできない、いわゆるガールズトーク(?)な集いでした。お食事はSのお屋敷近くの素敵な洋食店でいただいたのですが、女四人に私が混ざるのですが、近くのテーブルから聞こえる小声を一番若く耳もよいAちゃんが拾いました「アノ人女性よね?」と私の事を見て言ってるとの事でした。私はAちゃんに「モリノスさんのお仕事は女性に見えるうちが華、男性に見られたら口ぶちが無くなるかもな」などと言うとAちゃんは小学生なんですからキョト
ンとなんのことやらわからないな表情をしています。美味しいお料理が次々と運ばれている渦中にAちゃんは私の顔をジロジロ見るので「どうしたの?」と聞くと私の頭とか顔あたりに藪蚊が飛んでて今にも刺されそうなのを心配してくれて「蚊がさっきからいるよ」と教えてくれます。すると私の隣に座っていたSが、ペシペシと私の顔を叩いたり頭をハタいたりした末に蚊を捕らえました。で私はAちゃんに「モリノスさんは蚊に刺されても大丈夫なんだよ、なにせね人に刺されるかもしれないような人生を送っているので蚊に刺される事くらいどうでもいいのだよ」言うとAちゃんの母H、お婆ちゃまのTさん、Sの大人トリオが口を揃えて「ちょっと!アナタっ!その手の話はまだAには早いワー、その続きはAがもうちょっと大きくなったらに致しましょうね」と口早にたしなめられた次第です。女系家族で育ったAちゃんにとって得体の知れない女の人みたいに見える大人の男性が、人に刺されるかもなんて剣呑な事を言ったもんですから、なんだよこの変な女みたいな大人
の男は?と小学生だてらに、混乱し変に思ったに違いありません。しかしAちゃんはどうやら私を気に入ってくれている様子…。しかしてっ!、小学生の女の子に私の毒キャラが将来悪い影響与えてしまったらどうしょうと一抹の不安を抱いた次第です。ちなみに、私はAちゃんの頼んだソフトドリンクが小瓶で来たので、彼女のグラスにそれをお酌のように注いだのですが、Aちゃんは見よう見まねに私のソフトドリンクの小瓶を手に持ち私のグラスにそれを注ごうとしたのですが、私はソレを止めさせ「Aちゃん?女が男にお酌なんてしなくていいのさ、女は男にお酌されてナンボだよ、貴女が大人になったら殿方にお酌されるような立派なレディになりなさいや」と蓮っ葉に言ったら、Aちゃんを除く女子達が笑いながらも渋い顔をしていたのは言うまでもありません。


2012年10月13日(土) 23:57

モリノス

「ふるあめりかに袖はぬらさじ」舞台、坂東玉三郎主演・ふるあめりかに袖はぬらさじを観てきました。廓モノを人情沙汰、羅沙綿(異国人相手の女郎=畜生に股をひらく娼婦に対する例え的なカンジ)を扱った苦界悲劇を喜劇に仕立てた名作的なモノなのですが…。まずは赤坂にある大劇場での上演となったのですが、私的にはコノ劇場は嫌いです。なぜなら大劇場なのに安普請スギ、こんなペラな箱にそんな高額なチケット料金でいいと思ってんの?という御立腹、更にこの作品は私が覚える記憶は小品で一幕モノ、90分から120分弱で納まる台本を中に幕間を入れて180分に水増しして上演するってどういう事?と懸念を持ちつつも玉三郎が主演だし先に観た美輪明宏も今見とかないともう見れない年頃だしといった感覚で玉三郎もその年代に突入してるので生きてるうちに見ておきましょうといった気分で客席に座りました。いざ開幕…。「!?」。これまた美輪明宏男性化か?みたいに思ったのと同じに女形姿の玉三郎叔父さんか?といった様子に愕然。しかしやは
り熟練の芸の境地は健在で演目事態はとても楽しめたのですが、私の席の前列に座る婆さんグループはペラな大劇場にふさわしい(?)おのぼりさんなお客様で、玉三郎が様式美で女の所作をすると「まああ〜本当の女性みたいねぇ〜」なんていシタリ顔で言いやがるので私からしてみたら「いやいやお婆さん達さぁ〜玉三郎は女形なんだから女のしぐさができて当たり前なんですけど?、玉三郎本当の女みたいだと感嘆する事は熟練ピアニストにピアノがお上手ですね」と言うのと同じなんですけどねぇ〜。とイライラとする私でありました。水増しグダグタな舞台ではありましたが、玉三郎扮する年増芸者のこしらえが着物の着付け、所作が今は亡き往年の大女優であり新劇の神である杉村春子を踏襲していたので、玉三郎の演技に杉村春子を見た気持ちになりました。結局玉三郎はそりゃーお上手でした見事でしたと感動こそしたものの、やはり小品を長編にしちゃった舞台に観終わった後にはすっかり疲れてしまった次第です。


2012年10月12日(金) 22:32

モリノス

「自転車人」。仕事が終わり、獣道私道を抜け猫屋敷人形の朽ち果て館に住む老女の家に声をかけて、公園に出ました。ソコにはヘルメットに懐中電灯(?)がついてるモノを被った青年の姿がありました。ベンチに座っていた彼はやおらTシャツを脱ぐと半裸に…。「新手の露出狂か?愉快犯?」と警戒する私…。ソノ人は水飲場(?)の蛇口をひねり着ていたシヤツを洗いはじめました。「乞食?乞食にしてはイイーガタイ」とナニヤツぞとジロジロと彼を観察していたら(変?)、Tシャツをジャブジャブと洗っている青年は私の視線に気づいたのか「すいませーん、自転車で旅をしているんです」と言います。私はえっ自転車で旅を!?一体どこからと思い「エーッ自転車で旅を?どこから来たんですか??」と声高に言うと「静岡です!」と元気に答えます。って静岡から自転車で落合住宅街にあるヘタレ公園まで来たのかアンタは?と驚嘆しました。私は「えっ静岡っ!しかしてこれから何処へ?」と聞くと「関西方面を目指
します」とフトゥーに言うのです…。私は「じ、自転車で関西って無謀じゃない?お泊まりはホテル?お金は?お着替えは?お食事は?パンクしたらどうするの?、何故にわざわざ自転車で?」と矢継ぎ早に質問責めをしました。彼いわく大学を休学中で元々自転車競技(?)に出ていたので自分の自転車でどこまで行けるか試しているとの事…。お金が無くなるとATM(?)でおろして、泊まりはネカフエかビデボ寒くない夜は野宿、洗濯はこうして洗えるモノは公園で手洗いあるいは下着の類いがたまると、なんですかネカフエとかビデボにはコインランドリーが設置してあるんだそうですよ!。パンクに関しては強いタイヤ(?)を使用していて故障しても自分で治せるとの事…。はあーっと呆れと関心のため息が出た私でした。で食事は?と聞くと財布中身の減りに比例してファミレス、吉牛、松屋、コンビニ弁当という形で食事をしているとの事。もちろんアウトドア鎖国の私的には自転車遠スギな旅路を行脚する人の気持ちとか醍醐味なんてサッパ
リ理解できない訳です。これぞ無茶な青春の思い出作り?根性だめし?と思案しつつもその若者と談義しました。彼はとにかく行ける所まで行ってみたいとしやらくさい事を言うのですが私には出来ない純粋な瞳を見ると「道中お気をつけて」というしかなく、更に懐紙にいくばくな札を数枚包み「アナタの自転車ツアーを応援します!」と言って渡そうとしたら「いりません大丈夫です」と包んだ懐紙を受け取ろうとしないので「じやーこのお金で諸国を巡った際に名物のお菓子やらゆるキャラグッズを買って来て、そしてまたこの公園に来たらソレを渡してくださいよ」と言い強引に懐紙を彼のサイクリング仕様のスパッツみたいなパンツに押し込んだ次第です。無謀とも思える自転車旅を決行コリヤー若いもんにしか出来ない無鉄砲企画を羨ましくも思いました。彼は「じやーお土産買ってきます、帰途についた時にはまたここに来ます、いつにならなるかわからないけど連絡します」メアド携帯番号の交換をして、それでは楽しい旅を行ってらっしゃいませと旅行会社の店員みたいな事
を言い別れました。しかし性根が腐ってる私的には「お前ホントに関西まで自転車で行くんだろうな?実は自転車旅を装ったプーではなかろうか?」とプチ複雑な気持ちで帰宅したのでした。


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