2013年9月17日(火) 0:19
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モリノス
「台風の日に時計は逆回りした」。大台風が上陸し阿鼻叫喚な今日は、あの熱き青春の俳優養成所時代の同期にして戦友といっても過言ではないKと待ち合わせ、Kを通じて知り合った女優Yの舞台を観に行きました。病み上がりな私的には台風の最中に外出するのはおっかなかったのですが、呼吸器を病むと処方される抗生物質を飲むとその効果か副作用かで服用している期間限定で肌艶がいつもに増して透明感がでてプラスプチチアノーゼっぽくなるので肌は白くなりますから、数年ぶりに会うKにこの病効果でより美肌になった自分をぜひ見せたい!と無駄に思い胸がヒュルヒュル鳴っていながらも出掛けました。渋谷で合流したKは自身も難病に侵され顔に麻痺がありつつも二人の大学生の子を持つ母として毎日、難病だてらに不休で働く頑張り屋さんです。久し振りの再会を祝しお互いの老いや病を愁いつつもアッハハッオッホホと爆裂トークをしながら劇場に到着しました。Yが出演する舞台は私達が演劇に情熱をかけていた小劇場華やかなりし頃に都内のソチコチの小さな小屋で 上演されたいかにも小劇場なストーリーで、モリノス何様としては、生活臭と得体の知れないオーラを放つ俳優陣が出る芝居はもうお腹一杯だよと思って、小劇場からは足を遠退けていたのですが、この度はレツが昔トンパチやり私の身体の何処に黒子があるかまで知り抜いているKが一緒だったのと、アラフィーながらも長年小劇場で活躍していた共通の友人Yが板の上に乗ってるので、舞台を観ているうちに頭の中に倉本聡の有名ドラマの主題歌が「ルールールルー」と鳴り響き、あな懐かしき闘魂演劇青年だった頃の事、同じ稽古場で汗と血をながして稽古したアノ時が頭に去来し、束の間時間は逆回しとなり、舞台本編とは別に万感迫っちゃって涙目といったカンジでした。Yは小劇場ブーム期から五十路になる今まで、女優を続けてきた訳で、それだけでも脱帽しちやいます。継続は力なりで有名とか無名とか関係なく、舞台を創り演じて活動を続けるというのは、よっぽどのキチガイか根性座ってるんだな、死ぬまで舞台に出ろYと思いました。Kは結婚を期に演劇からキッパリ足を洗 い家庭を築きましたが、五十路になっても小劇場で活躍するY…。年月を重ねても自分の生きる道を歩いてる二人に会い、自分も毎日アーダゴーダと愚痴ってないで、モリノス的生活を生きぬきましょうぞと思った次第です。ちなみに期間限定で美肌強化した私の顔はどうだねとKに聞いたら「モリクンなんだかのっぺりした顔しているわと思ってた」との事でした。のっぺりってナニ?のっぺりって?。
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