| 戻る |過去の日記|
2013年10月の日記
 
2013年10月25日(金) 23:33

モリノス

「余韻に浸りながら反芻しながら」。今度の日曜日に出演予定の暗黒プロレス組織666大阪大会に向けて、モリノス部屋にて衣装を用意していました。昨日観た舞台「糸屋悦子の青春」の色々な場面を思い浮かべては独りジーンとしハラハラの涙が両頬を濡らし、数年ぶりに再会した俳優養成所の同期達との歓談の面白おかしさを思い出しては、独り声を出してドハハ〜と笑う…等をしながら本体のコスチュームに飾りをつけたり、衣装を着たまま鏡を見ながら布を縫いつけるという夜針立ち針と縁起の悪い行いをしつつも昨夜の舞台の感動に脳内は支配っていうか衣装を作ってんのに、よそ事を考えながら作業を黙々と泣きながら笑ながらしているという奇行です。ふと我に帰り姿見で己の全身を映すと「!?」。ゴッテゴテDE盛り盛りのこしらえが仕上がっていて、なんと申しましょう衣装と布地にリボンに髪飾りに埋もれて、手足はおろか顔まで布地に埋まっていました…。衣装って本体を美しく魅せる武器と思うのですが、顔すら布地で見えなくなるという事態にて、結局
は満艦飾のオブジエ?という仕上がりになりました。ものぐさな私は一旦ピンを打ったモノを取り外す気持ちはサラサラなく、こうなっちゃったんだからなんとか着こなそうぞとプチ気勢な気持ちをもちつつも、昨日の芝居は戦中の質素な舞台でしたから、ソノ事を反芻しながら作成したコスチュームは、暗黒シャーマンモリノス史上最も派手な洋装となりました。舞台「糸屋悦子の青春」の余韻に浸り、旧友級友の同胞と爆裂トークを反芻しながら作った衣装、とにかく色にあふれてキチガイバッスルスタイルになりました。軽い布地は広げると空気を吸い膨らみ放題…。はたしてこの衣装トランクに入るのだろうか?と心配している次第です。


2013年10月25日(金) 0:53

モリノス

「魂の継承」。80才になる演出家にして私の恩師であるF先生がミッチリと一年もかけて創りあげた演劇「紙谷悦子の青春」を観てきました。劇場ドアオープンの一時間前から入口に立ちすくむF先生を発見…。私が学んでいた時代よりひとまわりもふたまわりも小さくなっている御体であるのにソノ全身からほとばしるオーラは強烈に生命力で溢れておいででした。再会の御挨拶をしていざ客席へ…。場内はF先生ゆかりの方々とか同じ俳優養成所の後輩にあたるピープルが多く、またこの度は私の同期だった生徒とも再会を果たし、しかも劇場が私たちがショッパイ汗と涙と血を流したお稽古場にソックリな環境だったため、開演前から万感去来するものがありました。いざ開演、実際に戦争を経験している新劇の俳優が二人、それはまったりと台詞をやりとりしはじめるのですが、下手な役者が板の上に乗っていたとしたら5分もせずに眠ってしまうであろう、他愛もない話を超絶技巧といって過言ではない「言葉」というものをひとつもないがしろにしていない状態で舞台は進行
してゆきます。このお話は終戦間近の九州に住む庶民の日常を設定してあります。食卓を囲みながら今日あった事、配給の粗末な料理、時局の話をしながら、更にご飯も味噌汁もおかずも食べながらお話は進んでいきます。口に食べ物が入っている状態で台詞を喋ります。そんな日々が淡々とした過ぎて行くうちに戦争というものが、そんな日常を送っている普通の家族の生活を犯していきます。そんな舞台なんですけど、緻密な計算による自然体な演技を観ていると、自ずとその普通なやりとりに笑を殺す事ができなくなったり、死に行く特効兵に本心いえず…。そんなシーンでさえ、これまた淡々とした日常会話が続くうちに、涙をこらえる事ができなくなる、湧きいずる感動を押さえる事ができないという、素晴らしいとしかいいようのない舞台でした。F先生はこの芝居のパンフレットに「戦争は人間が起こしたものです。たくさんの人間の、命の、死の、上にあるものです。勝つか負けるか、その途中にスポーツやゲームみたいにルールがあるわけではないのです」と記されていました。
この言葉そのものが舞台には演劇という手段で表現されていました。劇中の場面場面にF先生が演出としてしかけた、私達研究生が教えて習った技法が見受けられます。客席にいる私達教え子はその場面を随時体感し、当時の授業が去来しました。この脚本は反戦を主題にしていると思われます。そして恩師F先生はこの芝居の演出を通してかつての歴代教え子達に、言葉の美しさ、言葉を伝える責任、舞台での配慮のある所作を見せてくれているように思い、F先生のおしえを受けた我々は、演劇の道に進まなかったとしても、それらの「伝える」という事は、お前さん達には教えているぞ!。お前さん達なりにそれを意識して生きて行きなさい、俺がお前さん達に伝えたのだから、これから生きていく上でいかなる事が試練が起きても、その乗り切り方はお前さん達の体が覚えているんだからそれを思い出して生きていきなさい、と芝居を通して、教えて下さったと思います。まもなく誕生日を迎えてまた一つ年を重ねてしまう私としては、今日の舞台を観て、F先生が仕込んでくれた事は
今でも体の芯には火種として残っている、と実感した途端に自分のこれからの生き方、何に向かっていけばよいのか、目標がイメージができた次第です。
久しぶりにF先生から「カツ!」を注入された私でありました。


2013年10月23日(水) 22:48

モリノス

「まだ観てないのに」。明日、観劇予定の私が若かかりし頃に通っていた俳優養成所の恩師F先生が御年80にして演出をした舞台「紙谷悦子の青春」の初日が今夜でした。それを観た俳優養成所の同期Yが芝居を見終わった後に電話をくれました。で私はこの台本における、淡々とした言葉のやりとりの中における「笑い所」と「泣かせ所」の場面がどうだったか?とYに質問しました…。Yいわくお客様を笑わせようとする演出ではないのに吹き出してしまう程笑ったと聞き「成功したんだ!」と思った途端にオロオロ声になりまなじりから滝涙を出しました。そしてまたこの淡々の台詞の鬼やりとりの中にある泣かせ所においてもいかにも泣かせようという演出では無く、さらーっとした俳優陣の演技だったのに客席は泣いていたとの事…。ここでも「さすがF先生!お客様の笑顔と涙を賜る事に成功したんだ!」と思ったらYと会話してるのに涙腺は破裂しザーザーと涙をながし声を湿らしてしまった次第です。そして演出家F先生の企みもまんまと成功したんだな、さ
すがF先生!と喜んだのですが、舞台背景が戦争下であろうとも庶民の日常を取り上げた脚本を80才のF先生が切磋琢磨し舞台に命を吹き込んだ、芝居の初日が大成功だったんだと確信し、滂沱の涙をながした次第です。かなわないなあF先生さすが!。明日は心して劇場に脚を運びます。


2013年10月23日(水) 0:04

モリノス

「買い出し三昧」。今日は月末に開催される暗黒プロレス組織666の興行に出演予定なので、暗黒シャーマンモリノスハロウィン仕様の小間物やら、普段使ってる基礎化粧品の類いが無くなったので、新宿の百貨店やら手芸屋とかに行ってきました。化粧品は一つの店では揃わないので、ステージメイク用品はMF、同じくステージ用のつけ睫毛とかスポンジは日本の舞台化粧老舗M、で基礎化粧品は顔筋マッサージでお馴染みのS化粧品と男だてらに化粧品屋を三軒巡る事となりました。なんだかひとつの店で全部買わないのが後ろめたく、浮気をしているような気持ちになり、無駄にお店のロゴが入ってる袋を隠したりして次の店に行くという姑息な私でした。が、ふたつの化粧品屋で買い物をして手芸屋でつけ毛やらリボンに羽根などを買ったらけっこうな荷物となり、最終目的地のS化粧品で商品を購入した時には荷物が嵩張り、デパートの大きな紙袋にひとまとめにしたのですが、化粧品フロアのS化粧品コーナーですべての品を一旦出してお店を広げちゃう事となり、S化粧品で私
を担当してくださるY氏に、逐一ヨソの化粧品屋の品を見せ説明したり、孔雀の羽根やらカラフルなつけ毛を出してどう使うかなんかを話したりと、S化粧品的には困った厄介な客になってたと思います。年寄りはドコソコで無駄口を自分のペースで喋りまくるものですが、これって老化現象?いやいや私は若い頃からこんなんだった!。


2013年10月22日(火) 0:51

モリノス

「目頭切開か眼瞼下垂か?と試しに相談」。マネージヤーKと表参道で待ち合わせ、かの街では老舗DE有名店の花屋に行き、ソノ花材利の豊富さに狂喜乱舞しました。で、マネージヤーKは客だてらに店員さんまかせにせず、秋の色種を自分で選んでアレンジメントを作りますっていうか店員を信じていないのか?老舗の花屋に失礼では?とハラハラしつつも、どうやらKはソノ店のスタッフと懇意らしくお店的にもKちゃんならお好きにどうぞ、どうせこちらが構成しても自分の気に入るように組み替えちゃうしってカンジでした。Kの作ったアレンジメントは扇形に広がる仕上がりで孔雀の羽根が全開ちっくな様子の中にアチコチとアシンメトリーにしてあるので左右対象を美とする白人圏ではナンセンスと思いますが、日本の華道における、アシンメトリーならではの花と花の間に空間を創りソコに何かワビサビめいたモノを感じさせようという、素敵な盛り花となりました。完成した活け花風構成を持って私達はもよりの美容外科に行きました。Kはこのクリニックに飾ってある絵が
垢抜けず、ソレを取り外しお蔵入りさして、絵が飾ってある場所に花を置くという事をしているのですが、確かに野暮ったい絵よりも生花を待合室に置く方が、空間がきらめき美容外科の待合室に調和し、対したもんだよKと絶賛していたら、なんとなく流れで私は診察を受ける事になりました。で医師がどうしたいか?とお聞きになるので、私は前々から興味のあった目頭切開と眼瞼下垂の事を相談したのですが医師によると「盡さんには目頭切開するほどほどではない、元々目にメスを入れなくても蒙古襞が無いので強引に目頭切開しちゃうと目を閉じた時に目頭の所に隙間ができてドライアイになりますし、目頭が無く蒙古襞も見える現段階ですから医師的には目頭切開は進められない」「目を瞼下垂においても、眼窩がくぼんでいるので、顔瞼下垂手術はしなくてもよい」との事でした…。で医師に「なんで目をいじりたいのか?」と聞かれた私は「いやなんとなくで、興味本意なんです」と答えたら、ドン引きされた次第です。更に医師は「盡田さんどこもいじる事はないです」と言われ
た次第です。これって現状のお面でもいこと?。


<--- back next --->

モリノスの部屋