2013年11月25日(月) 22:59
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モリノス
「なんの演目だったのか知らずに劇場を後にする」。銀座までお芝居を観に行きました。ソノ劇場は宝塚劇場、日生劇場ちょっと離れたら帝国劇場という大劇場密集地、昔は芸術座だったが数年前(?)にリニューアルされた所なのですが、なぜか自称大劇場商業演劇通の私が芸術座時代も一度も行った事がない所でしたので、どんな箱なのか楽しみにしていました…。劇場入口でチケットを渡すと杖をついている私に配慮したっぽいモギリが、劇場スタッフがお席まで御案内致します的な事を言ったので、ではお願いしますと答えたら、一般客が雪崩れ込むエレベーターでは無い、専用(?)の客席直通(?)のエレベーターで案内され更に、トイレとか行きたくなったらソノスタッフに申し付けたら専用のトイレに案内してくれる、そして終幕したら円滑に出口までこれまた専用のエレベーターで誘導してくださるとの事…。っていうか、ただでさえドコデモ悪目立ちする私は、まるでいとやんごとない貴人扱いで私専用の護衛がついた様なカンジでしたので、 客席も「いったいアノヒトは誰なんだ」みたいな空気になり、夥しい視線を浴びてこっ恥ずかしい限り…。っていうか私担当の(?)護衛は私が芝居を見終わるまで見張ってるカンジでした。開演前に休憩時にお買い物や御手洗いに御用があったらワタクシに御用命くださいな徹底っぷりに、なんだか萎縮する私でした。いざ開幕…。藤山直美と高畑淳子ダブル主役のコメディな出し物なんですけど、舞台上で面白オカシイ事が展開されているのに私の心中は「休憩時にまたアノ護衛が私の所にわざわざ来るのだから、別に尿意も便意ももよおさずとも専用のトイレに行った方がよい?あるいは売店のお土産物じみたモノを購入した方がいい?だってわざわざ護衛が来るんだから悪いしな、うーむ護衛が来ちゃったら一般客が利用するロビーとか見学できないから休憩になったら護衛が来る前にサッと席を立ちロビーに行こうか」という気持ちになり芝居に集中できない私でありました。舞台で展開してるストーリはちっとも頭に入らず藤山直美がただ面白いだけで時計を気にする私…。 いざ休憩時になったらやっぱりどんなロビーなのか見たくて、護衛が到着する前にサッと席を立ち、劇場ロビーに足を運ぶと「!?」。なんだんだこのロビーはっ!大混雑!、女性用トイレの出口に物販があり、トイレに並ぶ御婦人達と軽食やら飲み物を買う御婦人達がごった返し、入口と出口が違う女子トイレの出口と食べ物やグッズの会計がくっついているような構造なので、満員電車のラッシュか?、ハハーンこの観客濁流から、おみ足ソノ他の不具者の観客がコノ混雑極まりないロビーに巻き込まれないようにする為に、専用のトイレとかエレベーター、護衛がいるのかと得心しました。でこれまた二幕が始まっても終幕したらアノ護衛が迎えに来ると思うと、なんだか気がソゾロになり藤山高畑のエキセントリックな掛け合いも上の空で観てしまった次第です。で結局は劇場〜客席までの誘導や、ソノ誘導してくれる劇場スタッフに気を使い、劇場出口まで丁寧に護衛からお見送りを頂戴したのですが、観劇後に銀座の町を歩いていた時に「いたでりつくせりなサービスし てもらってありがたかったけど、今日の芝居のタイトルが一体なんだたのか?わからずじまいだった」と、本来の観劇からはズレズレな劇場での護衛しか覚えていない私でありました。
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