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2014年11月の日記
 
2014年11月15日(土) 22:25

モリノス

「強すぎる」。ずいぶん前に友人Mからハワイのお土産に現地ドラッグストアで売られている傷み止めクリーム(日本におけるメンタムとかバンテリン的な)を貰いました。病んだ股関節ではなく加齢による慢性腰痛とかミリタリーネックになってる首の傷みに塗布した所「!?」。ギヤーッ!瞬時に冷たくなり熱くなり、目と鼻孔を突き刺すサロンパス激臭が室内に広がります。どんだけ傷み止め薬とかメンソールの含有量が多いのだ?日本人より一回りも二回りもデカイ毛唐はこないなモノを日常に使っているのか?極冷感熱感ダブルアタックにて重い傷みなど宇宙まで飛んでってしまう様な感覚でした。夜に試塗りしたのですが翌朝には首と腰の皮が剥けていた程です。で私はそんな効果か効能に恐れおののき、めったにソノクリームを使用していなかったのですが、肩を痛めてて心折れた野球選手、足首を疲労骨折してナーバスになってるダンサー、日頃の肉体労働で酷使して肩も背中も腰も激痛を訴える友人達に、ソノクリームをつけてみました。皆私が覚えたデン
ジャラスな刺激に驚きつつも、束の間でも傷みを忘れる事ができるコノクリームに心酔しちゃって、私に「もっと!もっと塗って」と頼まれる事になり、ばんだびソノクリームを乱用しては「モリノス治った!ありがとう」と感謝されるのですが私が治したのではなく、ソノクリームが威力を発揮したまでなんですけど…。思うに気功からヒーリングの、まだろっこしいボディーワクを受けても、キッパリ傷みは消失しません。得たいの知れないクリームで即傷み解決となると、傷みに身体を酷使しているピーポーからしてみると苦しい時の神頼み、コノクリームを塗れば治る痛みから解放されると、たかがドラッグストアで売ってる品なのに、コノクリームに頼っているというか依存してる感じになってます。スポーツとかダンスをしているとどこか痛みを感じるとナーバスになるんでしょうね?コノクリーム身体に良いのか悪いのか知りませんが、私の元に「塗って!塗って!」と言われ、塗ったら感謝されるのに、私からしたら、こんな強いクリームをバンバン人様に塗
ってしまっていいのかプチ不安になっている次第です。


2014年11月14日(金) 22:54

モリノス

「星から降る金」。先日、観に行ったミュージカル「モーツァルト」が期待していなかったのに思いがけずよくて、劇中で歌われた楽曲のダイジェスト版のCDを就寝前のおやすみミュージックとして聞いています。その中に将来について迷い苦悶する若き日のモーツァルトを励ます的な「星から降る金」という歌があります。美しいソプラノで滔々と朗々と歌われているのですが「夜空の星から降る、金を探しに知らない国へ、なりたいものになるため、星からの金を求め一人旅に出るのよ」「夜空の星から降る、金を探しに世界の果てへ、望むように生きるのなら星からの金を求め、一人旅に出るのよ」「愛とは、解き放つことよ、愛とは、離れてあげること、自分の幸せのためでなく、涙こらえ、伝えよう」「夜空の星から降る、金を探しに、知らない国へ、なりたいものになるため、星からの金を求め、一人旅に出てゆくのよ、険しい道を超えて旅に出る」という歌詞がリフレイン(?)されているのですが、これてって神が使わした奇跡の子とか神から選ばれた音楽の申し
子奇才モーツァルトだけでなく、今世を生きていく生きなくてはイケない日頃の生活の中で悶え苦しみナニに向かって行かなくては普通の民草にも通じる事と思い、この歌を聞く度にモリノス的にもの思う所があります。星から降る金とは天からもたらされる夢でも試練でもあり、夢を求め探してみつけたらそれに向かって一人でそれを目指しなさいと受けとれるように思い、それが胸に突き刺さります。私も、もうじきに五十歳になります。モリノスとして色々とシッチャカメッタかにやりたい放題ヤってきましたが、ふと私は金(夢)を求めて(目指して)生きてきただろうか?星から降る金(夢)を見つける事ができたであろうか?と考えさせられる楽曲でした。これから生きていく上で自分には叶えたい夢があるのか?そしてそれを目指しているのだろうか?と自問自答…の末に「やってないな」と思い、年も取り賞味期限も切れてる私でありますが、自分にとっての「金」を見つけられて、それを目指す事ができたなら、それほどありがたい事はないな、
もう遅い?まだ間に合う?いずれにせよ、年寄りだてらに自分にとっての金(夢)をみつけたら、それに挑んでいこうと、この楽曲を聞いて両頬をペシペシ叩き「活!」を入れた次第です。


2014年11月13日(木) 22:01

モリノス

「夜来香」。私用で外出しなんだか疲れたなと思ったので唱和の朽果て系喫茶店で一息入れる事にしました。紫煙を燻らせ眉間なんかを揉んでいましたら、店のテレビから歌謡番組をつけているらしく、アナウンサーが「今年の9月に李香蘭こと山口淑子さんが亡くなられました。次の曲は山口さんを尊敬していた小林幸子さんに夜来香を歌っていただきましょう」的な事を言っているのが耳に入りました。瞬時、脳の奥から仕舞っていた記憶が蘇りました。あれは私が20代前半、俳優じみた生活をしながらドラッグストアでアルバイトをしていた時の事です。その店があった地域は皇居やらイギリス大使館やら議員会館などがある街で、そんな所にあるドラッグストアでしたから、お客様もブルジョワな方が多かったのです。ある時、若き日の私は、洗剤やらペーパーの類いの配達を頼まれました。台車に生活用品を乗せてお客様のお宅まで運ぶのです。高級なマンションまで台車を押して歩きました。オートロックなんてなかった時代なのか?そのマンションがラグジュアリーすぎな
のか?管理人というかマンション入口にホテルのコンセルジュを小さくした様な受付があり、ソコに座っている人に「くすりの○○○○です、Oさんに御注文いただきました商品をお届けに上がりました」と言うと受付の人は内線?昔の電話の受話器を重たそうに取り、Oさんに確認をして、私はエレベーターに乗りました。Oさんのお部屋のある階に行き、呼鈴を鳴らすとインターフォン越しに「鍵は開いているのでどうぞ」という声が聞こえたので、玄関の扉を開けて中に入りました。段ボールに入れてきた生活用品がまったくそぐわない豪奢な内装で、これが一軒家だったら裏口から入ったものを…。なんだか失礼かな?なんて思っていたら奥から「!?」。絶世の美女としかいいようのない高齢の女性が出てきました。老齢なカンジなのに姿勢もシヤキッとしていてシームレスの大きな眼鏡、セミロングの髪をフアッとセットしている目の前の女性は当時若者だった私からしたら「おばあさんなのになんだ?この神がかった美しさは!」と驚嘆したものです。その御婦人は「今、
お手伝いさんが留守にしていますの、お荷物は廊下の隅に置いてくださったらそれで構わないわ」と言います。私は素直に「はい承知しました、毎度ありがとうございます」といって帰ろうとしたら、絶世の美女は「あら貴方、ちよっとお待ちになって、アタクシ果物剥いたの、でも一人じゃ食べきれなくて、ね?どうぞ」と神秘的な目で愛らしくおっしゃいます。私は断るでもなく立ちすくんでいたら、小花模様の小皿にリンゴだったか梨だったかを乗せて銀のフォークを添えてある物を彼女は持ってきてくれました。で私は自然に小皿に乗ってる水菓子をいただき「御馳走様でしたありがとうございました」と彼女に言うと「あらっ丁寧な御挨拶ですこと!」と言うと鈴が鳴った様な声でコロコロと笑ったのでした。Oさんのお宅を後にし店に戻った時にオーナーだっかか店長に「Oさんのお宅に配達に伺ったんですけど、中から凄い綺麗スギなバアサンが出てきてびっくりしました」というとオーナーだか店長は「あら、貴方知らなかった?Oさんて李香蘭よ」と言います。ええーっ!
李香蘭!、若き日の私は無知で李香蘭の存在は知ってましたが、昔満州があった頃に日本人なのに李香蘭と名乗り女優として歌手として一斉風靡した人くらいな知識しかありませんでした。私が配達に伺ったお宅、お会いした人は李香蘭その人だったんだ!しかも果物まで御馳走になっちゃったよと、心舞い上がったのを思い出しました。時空を超えて現代の日本の喫茶店で私にとっては薬屋のお客様Oさんしかしソノ人は李香蘭だったビックリした事を想いだした次第です。第二次戦争から今に至り御年94で召された李香蘭、私からしたら薬屋のお客様のOさん…。きっとその死に顔は皆がゾッとするほど美しかったに違いありません。合掌。


2014年11月13日(木) 0:22

モリノス

「陽暉楼」。誕生日祝いに悪友得たいの知れない稼業自営のSからもらったDVD、80年代作、宮尾登美子原作、五社監督による映画「陽暉楼」を観ました…。この映画は同時「女は競ってこそ華、負けて堕ちたら泥」というキャッチで話題になったモノなのですが、48歳になった今の私の感想としては結局、芸者、女郎哀れ左褄を持った時点で地獄堕ち決定、二度と浮かばれないお素人には戻れない残念でしたな物語で、私が若かったら、そのエキセントリク女地獄亀甲縛りな展開を楽しめたんでしょうけど、今の年齢で画面を追うと、何をどう頑張ってもダメになっちゃうじゃないかっ!、救いが無さすぎる!。と見終わった後に興醒めした次第です。しかし、この映画の主演を務める女優、美女ではないしスタイルも悪いのですが、ガチンコ芝居、その演技の中に闇を感じ、この人幼い頃に私生活にてどんだけ嫌な目にあったのかね?という雰囲気を醸し、結局は世間に男に翻弄される様子が芝居を超えてリアルでおっかなくなりました。ストーリーが進むにつれ、
どんどん女達は不幸になって行き終幕…。80年代ならウケた作品なんでしょうけど、現代だったら、こんな浮かばれない内容は見終わったら滅入るので、日の目を見なかったのではと思った次第です。幸薄そして幸薄の果てに結核でヒロインは死んじゃうのですが「女は競ってこそ華、負けて堕ちたら泥」というより花柳界遊郭勤めの女は結局は泥じゃないかっ!。と見終わった後に憤った次第です。


2014年11月11日(火) 23:03

モリノス

「モーツァルト」。私が、加齢と、前歯を変え顎も変え、眠剤、安定剤、鎮痛剤を日常服用により失ったモノは「声量」「音域」「滑舌」「ロレツ」です。それでも声を出すには喉ではなく腹、胸、背中腰に充分に空気を入れ、出にくくなった「サ行」「ハ行」を言葉にして使う時には息を沢山使い消耗してした末に疲労しますが、モリノス早口噛み噛みでも未だに「麗しの美声」とお誉めいただいております。この度ミュージカル王子と痣名するミュージカル俳優が主演を務める「モーツァルト」を観てきました。翻訳モノのミュージカルなんてショツパイゆ糞だ野暮ったいと思っていたのですが(日本語訳詞歌詞字余り字足らず鼻につく)、この度の作品は訳詞が良かったのか、洋楽にうまいこと日本語の歌詞をあてていて聞いていて自然、更にプチバカにしていたミュージカル王子の演技は元より私が失った口から出す音、滑舌、言葉を大爆音で低音も高音も自在に歌いあげます。このミュージカルには先に胃癌で舞台を降板した大御所ミュージカル俳優がモーツァルトの父親約で
出ていたのですが、声を出す上で必要な腹を痛めているのか、やはり腹から声を出すのが往生なのか、サ行ハ行の言葉を歌う時に苦労をしていながらも気丈にプロ根性で演じている姿に感銘を受けました。この演目はインナーチャルド、アダルトチルドレン、アスペルガー、ワーカーホリックの自覚がある方にとっては歌に綴られる言葉にグサグサと胸に矢が刺さったんじゃないかと思います。まあモーツァルトが発狂して自害的なクライマックスという暗い話なんですけど、出演者の美しい言葉美しい言葉にストーリを追い滅入りながらも癒えた次第です。この度の主演俳優、声やら音域の限界を自覚し、まだ若いのにもう二度モーツァルト約はやらないとの事。久しぶりに見応え聞き応えのある舞台に大満足した次第です。声を歌を大事にしている出演者に脱帽した次第です。


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モリノスの部屋