| 戻る |過去の日記|
2015年1月の日記
 
2015年1月6日(火) 22:11

モリノス

「乞食」。池袋地下にはホームレスが転々とソチコチにいるのですが、本日メトロの改札とデパートの入口の間に紙コップを前に正座して更に土下座している物乞いがいました。私的にはホームレスはゴミを漁って食ってまで生きるタフな人達、だがもう元の全うな大人としての生活に戻れない素人と思っていますが、空き缶などを前に「哀れな私にお恵みを」的な動作をしている人は「乞食」という職業と思っています。今日見た乞食は、ひたすら頭を床に打ち付けています、そして紙コップを両手でもち頭上まであげて無心しています。メトロ改札口からデパートに入る人、逆にデパートから出てメトロや他の電車に乗る人は、卑しい身なりの男性のパフォーマンス(?)にうっかり小銭を紙コップに投げ入れています。私は「乞食うまいっ!やるなぁ!」と感心してしまいました。以前巣鴨で見た事がある乞食は哀れな口上を言うと必ず空き缶に小銭が入る芸達者な人がいたなと思い出しました。今日の乞食はアングル的にはオシを装っているみたいで無言、ひたすら頭
を下げて紙コップを捧げ持つを繰り返しているうちに見るまに紙コップが小銭で一杯になって行きました…。身体張ってその動作と紙コップ1個で銭が稼げていく…。池袋地下で哀れな乞食を見たのではなく、大道芸人に会ったような気持ちになった次第です。


2015年1月5日(月) 22:33

モリノス

「新春初残念」。明治座に行きました…。橋田壽賀子脚本、演出は石井ふく子、誰もがピンを張れる有名俳優豪華なベテランをキャストに配置し上演中なのは「春日局」…。明治座といえば巣鴨な年代でなんとなく大劇場に行ってみょう、ナンのハナシだか知らないけどやっぱり女優は綺麗だわねな客層…。もしかしたらお客の中で一番最年少なのは私かも?といったカンジでした。橋田と石井が組んで橋田と石井の傘下な俳優陣で松竹が興行元なんだから、まあ大丈夫だろうと思っていましたがダメでした。幕が開く前に大河ドラマみたいな音楽が場内に響き、奈良岡朋子によるナレーション…。ナレーションの神、奈良岡健在!。原稿のつなぎに「が」という字を読むとき「んが」と発音する得意技を巧みに炸裂「戦乱の世も落ち着きをみせたかにみえた時代、将軍徳川家康に滅ぼされた一族は山の奥に陰棲していた、が、そんな時におふくの元に一通の便りが訪れた」みたいな台詞の中であえて「が」と発音せずに「んが」と発音し前の言葉と後の言葉を切り替える際に使うテクで、たし
か中学高校の国語の授業においても音読の時に「が」「んが」について教師は教えている筈です。まあ、緞帳が開く前に超絶技巧な奈良岡ナレーションが長く続き、幕開く前に奈良岡のうまい朗読でこの芝居終わっちゃうんじゃないの?と思いました。やっと幕が開き、主役で春日局役の高島礼子が登場し、ソノ後に大御所大空真弓が下手から姑役で出てきて、次のシーンでは徳川家康役の西郷輝彦と家康の側室中田喜子がやりとりをし、そして徳川秀忠役の山崎銀之丞と正妻役の一路真輝そして側女役として沢田雅美、徳川家光役の金子昇にその恋人役に遊女紫が京野ことみ、そこに元子ども店長の加藤清史郎が家光の子供時代を演じるという大御所有名、ベテラン大女優が終結した末にカオスになってしまうカンジでした。終幕し劇場を出た後に、ああヤっちまった、春日局観て大失敗だと滅入り夜の浜町人形町を徘徊した次第です。


2015年1月4日(日) 23:07

モリノス

「ジェラード・ピケに負ける」。昨年10月末、私の誕生日に私の妹分である百万ドルの微笑で本当は腹黒いのにソノ笑顔で神をもコマせるのでは?と思われるIちゃんから誕生日プレゼントとして冬の部屋着のガウンを貰いました…。中味を見て即眉根が寄る私…、贈られたIちゃんに対し「なんなんだこの代物はっ!こんなアマーイモノを私が着るとでも?私という人間を好みを知っていながらコノ様なユルくてクソムカツクほど可愛いモノが着られるものかっ!嫌がせかっ!」と激怒したのですが、Iちゃんはニコリと「絶対モリノスさんには似合うから〜!温かいのよ〜」などとシレッと言います。そのガウンはモッコモコファッファッ、上から淡いグレー中ほどが清らかな白に下がヒヨコみたいな黄色…。鋲もスワロもついてないし寝ぼけた色見は私が嫌いだし似合わないし、しかも赤ん坊がきるロンパースか?みたいなデザインでした…。SM赤ちゃんプレイか?やはり着れないとモリノス部屋衣装エリアのタンスの肥やしにしていたのですが
、今時期の極寒、経年劣化なモリノス部屋は日も当たらず(別に不満ではないが)すきま風(我慢してますが)なカンジですので流石に部屋に忍び込む冷気、しかも寝る時は暖房器具を使わない私は、修道士の戒めのごとく極冷えのベッドで独り横たわります。あまりにも寒くて明け方に目覚めてしまった時、ゴソゴソとIちゃんから貰ったこっ恥ずかしいガウンをはおりました「!?」温かい!しかも軽いっ!とそれ以来、気に入らないのにソノ心地よい温かさに負けてコノ冬の部屋の必需品となりました。本日は母校演劇部の後輩にしてイラストレーター、著名人が出る舞台の小道具なども製作しているMと会いました。Mは去年と今年の私の暗黒年賀状のデザインもしてくれました。で、合流した都会のデパートに私が愛用せざるを得なかったガウンを扱っているコーナーがあると知り、そのフロアに二人で行きました…「!?」アマーイ、シローイ、ユルーイ、カワイイーッ!。店内は雲?綿菓子?石鹸の泡?とにもかくにも柔らかく
フワフワモコモコで清潔な白いアイテムが勢揃い、赤子と天使以外は入店拒否みたいな雰囲気でした。邪悪な私的にはコノ店に一歩も入れないかもと怖じけつつMと一緒に品物を物色…。居心地悪いったらありゃしない…。しかも可愛いにも程がある!更に部屋着とはいえ、昔の精神病院の寝間着か?結核病棟か?的なモノやロリータを超え乳児のおくるみみたいなデザインを大人サイズにしてあり、赤子サイズもあるのです。しかしどうやら大人気のお店らしく、繁盛の様子…。Mは隅田川の水で産湯を使った生粋の下町江戸っ子なのですが、今尚、現存する戦火をくぐり抜けた地帯の築年数なんか今や何年かもわからない昔ながらの家屋に住んでいて、私からしたら自分が経年劣化マンションで寒い部屋で寝起きしているのだから、古い家に住むMもきっと部屋で寒い思いをしていると思い、いつもなにかとお世話になっている彼女にフワフワホワイトにピンクのストライプのロングガウンという差し上げるにも抵抗があるモノを半ば強制的にその場でプレゼントし「私もはじめはコンナモ
ノ着れなかったが、着なさい!。なぜならお互い年をとったので寒暖の差に身体が追いつかなくなっているのだから…。デザインは辱しめを受けているような気にもなるかもしれないが我慢して」と言いました。普段は着たくないモノは絶対着ない私だてらに、ジェラード・ピケの温かさに負け部屋では赤ちゃんみたいな格好で過ごしています。ちなみにこんな格好を私だけがするのは嫌だ淋しいと思い、演劇部年功序列特権で強制的にMに進呈した次第です。私と親しいMがジェラード・ピケの製品を着用していると思うだけでも意味もなく安心な私でありました。皆さんも私と一緒の赤ちゃんみたいな部屋着をお召しになりませんか?。お試しあれ。


2015年1月3日(土) 22:56

モリノス

「新春脅かしの末に身体が凍る」。私が中学3年の時に同じクラスだった友人SとYと会いました。この二人とは10代後半より今に至る間、毎年正月休み中に集うという鉄の掟があるのですが、若い頃は若いなりに金もなくとも会っただけで無駄に楽しかったモノが3人とも初老年代となり、今や幼馴染みがお正月に繁華街で遊ぶ、からお互いの命の安否を確認しあう老人会となりました。が、年は重ねても時代を共有した二人と他愛もない談義をしていると交換日記とかザ・ベストテンなんかを見ていたアノ無駄に時間ばかりあったヤングな時代に戻ったかのようでした。話の流れで昭和55年くらいに放映されたドラマ金八先生シーズン2、腐ったミカンの方程式の話題になり私が、そのドラマをもう一度見たいと言ったら、さすが私の友人!。なんとYがそのドラマの伝説のクライマックスのDVDを持ってるという事で、夜の池袋で解散した後にYの住む家までせっかちな私は無理を言ってソノDVDを貸してもらう事にしました。寒い夜、薄着のコートの私は防寒に
と大判のショールをホイド乞食みたいに頭から被ってYの家の外で待っていたのですが、ソノ時に悪知恵スピリット降臨及び私の奇癖「人を恐怖のドン底に落とし込み一人悦に入る」がムラムラと沸き、ショールを外しました。Yが外に出てきた時、物影に隠れている私は、いきなりフアサッとショールをYの顔めがけて放る、暗い野外にいきなり黒くて柔らかいモノがどこからともなくいきなり顔に当たったらきっとYは驚き絶叫するとイメージしました。私はYがやってくるまで、何度もうまいことショールを放れるかを手首にスナップをきかせて練習…。無駄な練習をしている間にショールをお蚕ぐるみにしていない私の身体や指先はどんどん寒く冷たくなって行きます。っていうかYが来るのが遅いっ!、腰も背中もスッカリ凍えブルブルと震えた頃にやっとYが登場…。すかさずショールを練習通りにファッと投げたらまんまとYの頭にショールが当たりました。刹那!Yは左側に身体を傾けると「フッ」と呼気か吸気あるいはそのどちらもか?な吐息を出すとフリーズした後
に、無言で投げられたショールを私に返します。「えっ?驚かなかった?怖くなかった?なんだかリアクションが薄いというか無いのだけど?」と矢継ぎ早にYに質問するとYいわく「十分にびっくりした、人って本当の恐怖を感じたら無言になるものだね」と無表情に言います。私は「じやー?驚いた?怖かった?」と詰問するとYは「十分に驚いたし、心臓が止まるかと思った、こんな事は二度としないで欲しい」と同じく無表情に言います。私はソコでキレて「もう!、貴方がくるまで寒いの我慢して待ち伏せして、ショールの投げ方まで練習したのにっ!なんでもっとリアクションができないんですかっ!こっちはせっかく頑張ったのにリアクションが薄くて、脅かした甲斐が無いっ!」と言ったら二人とも深夜の野外で大笑い。とにもかくにも私の「脅かし」は成功したらしくYからしてみたら恐ろしい目には逢ったが、いい年をしてこんなバカな事をやるお前の方が恐ろしいといったカンジでした。幼馴染みのY的には私が若いころから変わってない私の奇癖に呆
れて失笑していたと思います。Yと別れた後、帰宅し室内に入ると身体が芯まで冷え、クシャミ鼻水となり、脅かしは成功したっぽいが、風邪の初期みたいな症状を起こしてしまう自分のバカ加減に戒めつつも、やはり脅かしは面白いので、またやろうと次は誰を的にかけようか思案中なのでありました。いい年してんだから子どもじみたことは止めなさい?あるいは私が書いた本のタイトルでなんですが、お前(私)こそいい加減!目覚めなさい!というより、いい加減にしろっ!。てカンジでしょうか?。


2015年1月2日(金) 21:35

モリノス

「アメリカン・ホラー・ストーリー呪いの舘」。お正月休みの昨夜から今日にかけてアメドラ「アメリカン・ホラー・ストーリー呪いの舘」をDVDで全話一気に観ました…。この作品に興味を覚えたのは負け犬ワケアリ高校生達がショースクワイアーを通じて成長していくグリーというアメドラと同じ製作チームで作られた「ホラー」という事で、グリーは青春モノなんだけど俳優陣に毒や闇のある台詞喋らせ、アレな場面をアハハーオホホーと芝居させてしまう事が私のツボに入りでは「ホラー」というジャンルならいったいどういう目線で物語は展開されるのか?とワクワクしていました…。内容はホラーであるのにお洒落な演出、いわくのある古い舘に住み憑く地縛霊達とソコに引っ越してきてしまった家族のハナシなのですが、ベッタベタないわゆるホラーにおける効果音で視聴者ビックリ恐怖に陥込むとかスプラッターな場面とか、見ている方が心理的にオッカナくなる的な要素は「サラッ」としていて、確信犯的に生きてる人間と地縛霊が、どっちが生きててどっちが死んでいるの
かわからない状態になり、しかも時代がソノ舘で起きた陰惨な出来事を現代から過去までパラレルし、更に極負のスパイラルでどんどん人が死んでいってしまい、地縛霊に殺され同じく地縛霊になった者同士のやりとりや地縛霊達も揉めちゃったりして、確かにホラーなんですけど、シッチャカメッチカ…。私的には駄作か?とも思いましたが、人間と幽霊を演じるキャストが一歩間違えれば陳腐な脚本を巧みな演技力でカバー…。この呪いの舘にはもはや収集がつかない程の悲業の死を遂げた幽霊三昧となり、最終的にはソノ忌まわしい舘の新人幽霊達が、こんな家に住んだら自分達と同じ目に逢ってしまうのを防ぐべく、また新しくこの舘の住人になる家族を試行錯誤してオバケとして脅かしまくり舘から追い出してしまうという怨みこもりし地縛霊だてらに親切だったり、シュール…。伏線のはりかたもお耽美盛り…。地縛霊が同じ地縛霊を除霊しちゃったりと、ホラーなのに面白いったらありゃしないと爆笑して最後まで観てしまいました。まあやはり、アンタそんな事したら地縛霊になっ
て当たり前、そして死んだ者より生きてる者の方が恐ろしいという事を改めて痛感した次第です。新春初笑いはホラー作品みて大爆笑といういかにも私らしい初笑でした。


<--- back next --->

モリノスの部屋