2015年3月16日(月) 22:26
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モリノス
「くちびるに歌を」。ずいぶん前に読んだド青春小説「くちびるに歌を」が映画化されたので観に行きました。まあ、ヘタレな中学生が合唱コンクールに向けてガンバるという、ありきたりの王道青春話、しかもアンジェラ・アキの「手紙〜拝啓十五の君へ〜」を取り入れているのですから、ベッタベッタなお話なのですが、この作品が繰り広げられる舞台が長崎は五島列島の小さな島、隠れキリシタンの里であるのですが、私的には脚本や演出、俳優陣の演技がダメダメクサクサでも五島列島でのロケなら映画として成功するのでは?と思っていました…。まんまと思惑通り!この島はリゾート地みたいな明るい雰囲気ではなく、荒涼とした漁村に藍より青い海、そこに聖堂作りの教会や、靴を脱いで入る御御堂などがありビジュアル的にどこか陰湿で哀愁がある場所なのですが、それを背景に十五才にしてなんか自分の人生決まっちゃってるよね先が見えてる的な訳ありのチビッコ達が物憂げに夕暮れの海辺を歩いているだけでも涙腺ゲートオープン。これまた訳ありの東京からきた影のあ る美人ピアニストが臨時音楽教師として合唱部の指導をする事になるのですが、この臨時教師役が新垣結衣で、アッラー!。新垣結衣ってアナタ!つい数年前までは青春映画の少女としてピン張ってたのにいつの間にか、大人の役になって!まあ、感慨深いモノがありました。更に新垣結衣演じる女教師が島の合唱で頑張ってる中学生達にクソのミソの意地悪ばかり言い、それを言われた生徒は落ち込んだり、ハングリーになったり…。更に家庭の事情でクラスでもわざと友人を作らず内向的にしている少年役がいるのですが、この若き俳優の風情がいかにも幸薄でこの作品においても適役!。長崎五島列島の中学生達が合唱コンクールまで精進する様に、ありがちな話なのに両頬をしとどに濡らしてしまった次第です。いつか、この映画のロケ地を巡ってみたいと思い映画館を後にしました。
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