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2015年5月の日記
 
2015年5月11日(月) 23:48

モリノス

「葬式無用戒名不用」。私が10代後半の頃にテレビで見たか本で読んだのか?白州次郎という人の特集にて、白州次郎の遺言が「葬式無用戒名不用」という事を知り、カッケー!白州!と感銘を受けた若き日の私は「自分もかくありたい」と思って憧れていたものです。近頃、大切な人を立て続けに見送った私は黄昏て五十路峠をトボトボ歩いているのですが、ふと自分が今世で肉体を手放すソノ時は一体どうなっているのか?どうするのか?などと先達を荼毘に伏した時に考えたのですが、私が完全枯木老人になった頃には、私を看取る者もいないばかりか、恐らく同年代や年上の近親者は逝ってしまっていると思われ、今更白州次郎ぶって「葬式無用戒名不用」とカッコつけても物理的に、私が死の淵に立っている時には、私の葬式をあげてくれそうな人、戒名もつけてくれそうな人も死んでしまって誰もいないではないかっ!と気づくと、私がはからずとも若い時に自分が死ぬ時には「葬式無用戒名不用」にしようと萌え萌えしていましたが、その夢がシヨッパイカンジ
で叶ってしまいそうじゃないか!とプチ確信した次第です。てことで、「葬式無用戒名不用」と伊達を気取っても洒落ても意地を張っても無駄なので、どうせなら地球が滅びるまで独居で生きるかぁ〜とヤサグレハーフ、ヤル気ハーフな気分な私でありました。


2015年5月11日(月) 1:09

モリノス

「空間を素敵に支配するR」。長いお付き合いになるお客様にして友人でもあるRが三十路でブランクがあるだてらに、バレエの発表会に出演、しかもバレエ鉄板演目「くるみ割り人形」の中に登場するこんぺいとうの精のバリエーションを舞台でピンを張るとの事でワクワクと神奈川エリア(?)にある劇場に向かったのですが、インドアな私からすると、どんどんと山深いような景色がタクシーの車窓から見え「本当にこの草深い山奥と私には思える場所にバレエができる劇場があるのか?終演後は無事に下山できるのか(ちゃんと道路もあるが私には山中に滞在している気満々)?」とプチ心配になりながらも開演ギリギリに劇場内の座席に座る事ができました。幕が上がるとチヨチヨとした頭をお団子にしたチビッコ達が幼児体型3頭身4頭身連中の白いタイツで登場しました。そのチビッコ達たるや、お団子頭をつかんでグラグラ揺らして泣かせたいくらいイラッとする程可愛らしいのです。さて演目も進みいよいよ、こんぺいとうの精に扮するRが舞台
に登場!。その姿たるや高潔な美しさ!。そしてその所作は、まるで舞台の空気を優しくなだめているかのように、身体を柔らかく繊細に使い、指先まで優雅に緊張感をたたえ、普段のRを知ってるだけに、華麗に舞台で舞う彼女の姿に、ほんとは出来映えは期待していなかったのに、あまりのRのナイーブで可憐で、清潔な舞いに不覚にも感動してしまいました。ダイナミックな所作は無かったものの、ひとつひとつのパをいとおしむ様にこなしていくRのまわりは、空気が変わり、舞台上の粗い空気がRの舞により、スーッと粒子が細かくなっていき、Rが舞納める頃には、舞台空間が清潔が溢れた様になり、それは美しいとしかいい様の無い一時でした。最近は私も次々と近親者が天に召され、疲弊し滅入っていたのですが、Rの踊りを見終わった後には、私の体内の澱んだ物が氷解し開放された様な心地になり癒えた次第です。


2015年5月9日(土) 22:33

モリノス

「後輩を虐め悦に入る」。不幸があり、お見送りを済ませ、喪服に身を包みモリノス姉と姉弟二人、私鉄の座席に座り物憂げに腰かけていましたら、左斜め前方から視線を感じました。ソコを見るといかにも幸せそうな幼い子供を二人連れた夫婦の姿アリ…。よくよく見ると、ソノ夫らしき男は母校演劇部後輩で制作(?)の仕事をしているKでした。刹那モリノスイジリスイッチオン、走行する列車内にて大袈裟に立ち上がりKファミリーの席まで歩き、無駄にKに一瞥をくれました。Kは「盡田先輩!、お久しぶりです!どちらへ?」的な事を言うので、私は車内にて、やや大音声で「貴方!どこにもここにもこんな格好をしているんですから人が死んだんですよ!」と言い放ったら、電車内シーンとドン引き加味の静寂となりました。私は「座席に座ってる子はお子さんだね?貴方とお芝居に取り組んだ4年前に生まれた子だねフン!可愛らしいこと!。で?バギーに乗ってさっきから私の事を感じ悪く藪睨みしている赤子は第二子?、まあご無沙
汰してたけど元気そうでなにより、ではさようなら」と一方的にまくし立て、クルリと踵を返し、モリノス姉の座っていた座席に戻ってKを放置…。ほどなく、乗換駅に到着しそうになったので、またKファミリーの所に行き「私は次の駅で降ります貴方はどこで降りるの?えっ?同じ駅?、ああっ!私と同じ駅で降りるの止めてよ、真似しないでよ!」と無体な事を言い、Kは困った人だなこいつ見たいな目で私を見て苦笑い、奥様は関わりたくなりオーラを醸していました。で結局は同じ駅で下車したのですが、じやー元気でねなど生ぬるい事は言わずKに「ああ、K君私は昨年末に出版したので本を買いなさい、10冊でいいから、じやーよろしく」とまくし立て、Kを見送らず放置して改札口に向かったのでした。意地悪?。


2015年5月8日(金) 21:29

モリノス

「五十の手習いと思い」。私は無駄にこだわり、興味のあるモノは極めたいという願望がある性質なのですが、どんな習い事も最初は狂乱し熱狂し集中するのですが、雅号を頂く前に飽きたり萎えたりで、貫いた事がありませんというかゴールまで到着できず挫折…。で、五十路峠を八号目まで昇っている今日この頃、色々ヤリ散らかした人生の果てに特に目標とか生き甲斐めいたものも無い諦観の境地ではならぬと己を鼓舞して、なにを思ったか?今まで我流でヤってたメイクを、本格的に学んでみようか?と半分マジ半分ヒヤカシで、都内某所にある随時入学可能な専門学校的な所に見学に行きました。あな場違い…、高卒中卒エイジな子供達しかいなく…(当たり前か)、更に説明を受けると入学金やらメイク習う上で必要な道具の値段を聞いてビックリ!。大学の入学金か?な額…。いくら金銭感覚が疎い私だてらに、たかが化粧ごときを習うのにAクラスなメルセデスを買える金額を支払ってまでこの年齢でチビッコと机を交える必要があるのか?それに初期に購入しなく
てはならぬメイクボックス及びソノ中味は私が持っている化粧道具よりショツパイのです…。入学の説明をしてくれている私よりはるかに年下の娘っ子に「手持ちの道具の持参は可能なりや?」と聞いたら、基本から教えるので当校指定の物で学んでいただきますとの事…。もうこの時点で「メイクを学び極めよう」という熱情は失せていたのですが、生徒や講師の皆さんの作品(?)仕上がった化粧の写真、ナチュメから特殊メイクまでを見せてもらったら、「えっ!この程度なら自分でもできるし、顔師の友人に知恵を貰えば習う必要もない」と判断し、学院を後にしようと説明をしてくれた人に「検討します」と言って席を立ったら「お子様は女性ですか?男性ですか?」と聞かれてしまい、いや習いに来たいと思ったのは自分ですとは虚栄スピリットが降臨してとても言えず「いや、ハハハッ、ちょと近くに来たものですから、アレで…、まあちょっと考えますニヤリ」と無駄に動揺し外に出たのでした。


2015年5月7日(木) 23:12

モリノス

「不覚にも」。モリノス的生活がスタートしてから、V系、ネイティブアメリカンティスト、ユニセックスを考えた上でロン毛街道を歩み今から10年前に腰まで伸ばした髪を一度だけ首元まで切り、そのショートさがお客様方に物足りないという意見が多く、また再び伸ばして今に至るのですが、加齢と共に毛量も減り、髪も細くなり伸びるのも遅くなったと思っていたのですが、っていうか背中まである長さからそれ以上髪が伸びてもどうともいう違和感もなく過ごしていました。この度は、ラバーとかレザー素材を扱った、変態な店に行き、得体の知れない拘束衣やら長鞭、変な所に食い込む下着みたいな商品を別に今更恥ずかしがる事も躊躇う事もなく物色していましたら、肩まで届くエナメル生地のロンググローブの外側に鋲とスワロじみたダイヤモンドスパンが打ち込んだモノを見てアゲになり、試着をしてみました。真人間な皆様には縁の無い代物と思われます。私はエナメルやラバーコスチューム装着の時は、素肌にパウダーを入念に叩くのですが(素肌のまま装着
すると肌と生地がピッタリ貼りつき脱ぐ時に往生する)、店のスタッフにパウダーを所望し、両腕にソレを施し両手にはめたら、ゴージャス爬虫類みたいな似合い方で、満更でも無く一人悦に入ったのですが、鏡を見て「!? 、えっ斜頸か?鏡に映る私の首がかしいでいて、真っ直ぐにしようと姿勢を正しても首は曲がってしまっていました。よくよく見ると、なんとロンググローブの中に長い髪の裾が巻き込まれていました。ロンググローブをつける時に髪も一緒にロンググローブの中に入れちゃった様です。せっかく脱ぎやすい様にパウダーを叩いたのに、髪の毛の先をロンググローブの中に無意識に入れてしまったので、髪が引っ張られ、しかも首が持ってかれているので脱ぎ辛く焦りました。時間をかけて挟まってる髪の毛を取り除いた所で疲労困憊…。ロンググローブはパウダーを叩いていたのでスルッと抜けましたが、ロンググローブに髪が巻き込んでしまっての長時間だったので、グロッキー…。年甲斐もなく変なロンググローブなんて着けなきゃ良かったと思う半
面、たとえ髪を挟んでしまったとはいえ手袋ごときの着脱で苦労してしまう己の意気地無しさにドン引きした次第です。


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