2015年9月10日(木) 22:10
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モリノス
「駅地下にて」。大雨渦中の夕暮れ、物憂げに黄昏て駅の地下通路を歩いていたら「モリノスさん!」と声をかけられました。スッピンで隙がありすぎだった私は、ハッとしてから宗教的なモリノス職業スマイイルで口角をあげ、声のする方を見たら、なんともセンスの良い小柄な女性の姿アリ…。ソノ女性は私がモリノスとしてデビユーした、今は無きスピヲタの集いし伏魔殿、原宿ニユーエイジセンターを御利用いただいたお客様でした。失礼ながら御名前は忘れてしまったのですが、ソノ湿気て人いきれな地下街にまるで掃き溜めに鶴の様な女性と立ち話をしている内に私の脳内アルバムがパラパラとめくれ、当時まだあどけなさを醸す若い女の子の映像をとらえました。私は「あらっ!貴女、色白でまあるいオデコにうっすらピンクの頬、オーガニック系な洋服を御召しだったよね?たしか女性のわりに、上手いとはいえない癖のある筆跡だった」と言ったら掃き溜めに鶴女性は「はい!それは私です、その節はどうもありがとうございました、モリノスさんの本買いました よ」と言います。それにしても約20年ぶりの駅地下再開、彼女の大人の魅力を兼ね備えた水際だったあえかな様子に「まあ!貴女も良い年の重ね方をなさっていること」とタメ息をつきました。で再会スペシャルにつき立ち話もなんだからと最寄りの昭和の喫茶店でしばらく歓談する事となり、お互いの近況とか、原宿ニユーエイジセンターの今だから言える、占い館バックステージドロドロ人間関係をバラしたりと楽しい一時であり、私は彼女に「まあ、本当に大人の女性になった事!」と会話中に何度も言ったら「なんだか、担任の先生と久しぶりに会った生徒みたいですね」と言われました。昔のお客様が私を忘れないでいてくださる事は本当にありがたい事と、この忌まわしい末世を立派に生き抜き笑顔でお喋りする彼女との一時、なんとも感慨深いモノがありました。
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