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2016年6月の日記
 
2016年6月24日(金) 22:57

モリノス

「スイカ売り」。落合、早稲田通り名物「押し売り」。なんで今時よく言えば訪問販売?とも思うでしょうが事務所のある落合は一辻入ると昭和な一戸建て住宅やらコーポな建物が多く、オートロックなど無い家屋が多いので押し売り連中も商売がしやすいのかもしれません。この曇天梅雨の夕暮れ時、幸薄そうな四十路がらみの女が事務所来店、チノパンに衿がヘタッたポロシャツ…。ソノ女は「こんにちは八百屋なんですけどね、ここいら辺りを回っているんです、スイカなんですけどいかがですかね?」と化粧っ毛無い顔で言います。ふと外を見ると小型のリアカー(?)みたいなモノがあり、今日は雨が降ったりやんだりな1日だったせいか荷台のスイカは濡れていました。プチ仏心がわいて買ってあげようかと思ったものの、スイカを丸々一個を買った後の始末が大変と思い「私は独り暮しでしてね、スイカ一個は食べれないんですよ、家も遠いんです、電車に乗ってスイカ持ってだと大変なんでスイマセンね」と言うと彼女は「あっ、いいんです、こちらこそ、ごめんな
さい突然に」と額が床につく程、儚げに何度も頭を下げます。で、ソノ女が帰り際に「あっ!そうだ!今思い出したんですけど、スイカの他にですね、キーホルダー型のライトとか、折り畳み傘なんかも持ってきているんですがそちらはいかがですかね」と言いましたが、私は「いりません」と即答、一見幸薄に映る女の商魂を見て興醒めした次第です。


2016年6月23日(木) 22:58

モリノス

「ウォーキング、ランニング対応シューズ」。私は運動靴の類いはひとつしか持っていず、2年前の初夏に三輪山に登るという自虐的な事をする時に町歩き山歩き対応型の運動靴にソノ時はオペ前でしたから患側の靴に何枚もソールを入れて調節し今年、オペして退院した後にはソノ靴からソールを抜きリハビリに通う時に履いていましたが、左右の靴に変な癖がついているのと術前術後では私の身体は全く別物になってしまったのと、これからは走る事も覚えなくてはならないので、モリノス何様の癖にこの度、ウォーキングとランニングに対するニューバランスを買いソノいかにも体育会系なデザインやら色味に違和感を覚えながらも、新しいニューバランスを持って病院のリハビリ科に行き、オニューのニューバランスを履いてPTの先生の前で歩行と走行を見て貰いました。お洒落は無理してナンボ、我慢してナンボ、拘束されてこそが伊達の極みと思っていましたが、最近の運動靴はよくできたもので、爪先にも踵にもかかる衝撃をうまいことクッション機能(?)で逃が
してくれて、歩くのも走るのも快適…。っていうか、まだ弱い患側の右足をカバーまでしてくれる様なカンジで、運動靴だてらにキミは魔法の靴だねと感心した次第です。リハビリ科の床でおろしたてのニューバランスを履いて一人悦に入り、ジョギングもどきに興じていたら、室内でリハビリに奮闘している、ギプスとか車椅子の患者様達から「アラーいいわね〜」「上手にできるわね〜」「よく頑張ったわね〜」などと施術台ソチコチから声援が上がったのでした。


2016年6月23日(木) 0:19

モリノス

「浴衣」。仕事が終わった後、私用で新宿に行きました。待ち合わせの時間にまだ余裕があったので、何年かぶりに近くにあった若者向けのデパートをヒヤカシました。季節物コーナーとして浴衣を扱うフロアがあったので、物憂げにフラッと入りました。若い頃は毎年夏に向けて、ほんの木綿でしょうよ、お蚕さんは無理でも浴衣の着流し一本くらいは仕立ててもたかが知れてると浴衣を新調しては日舞やら舞踏のお稽古に着たり、モリノス装束として浴衣でセッションなどしていましたが、股関節の病が進行した後年は下駄が草履が穿けなくなり、それ以来は糊の効いた躾糸のついた浴衣をこしらえるのを止めてしまいました。無駄に拘る私的にはツルシの着物などは目も向けない(ゴルチェの浴衣は別、ソノ昔はゴルチェの浴衣も売ってました)のですが、売り場に吊るされる久々の浴衣を見て、今年は久しぶりに浴衣でも誂えるかねなどと思っていたら、黒地にピンクの百合が猛々しく咲いている男物にしては珍しい物を見つけました。若い娘っ子店員がニコニコと寄って来て「
御試着できます」というのでソノ浴衣を羽織ってみました、店員がもっともらしく下帯を私の腰に巻こうとするので、私は癇症にグレーの紐を受けとると、シュッとしごき、あっという間に結んでしまったら店員唖然…、で積んであった帯を借りてこれまた店員が手伝おうとするのを振り払って、ものすごい早さでトンボに結んで見せたら店員の顔色が悪くなりました…。で百合の浴衣を着た己の姿を鏡で見ると、年の功か?百合の花が花火みたいに咲いているのに私のふてぶてしくも見える顔が勝ってしまい百合の柄が死んでしまうカンジとなりました。一着試着すると他のも試してみたくなり、確信犯的に速攻で次々と浴衣を脱いでは着てをしましたら、もはや店員は私を放置してレジの方に行ってしまいました。きっとこの店員は着物に対する知識が無いのだなと思いつつも、竜の柄やら浴衣の鉄板!白絣なんかにも手を通して、なんだいまひとつだなと思っていたら、明るい小豆色あるいは、傷んだ血痕?殴られた後の赤痣みたいな嫌な地色に、縦に薔薇と蝶が描かれているこれまた新
宿のチャラいホストが着そうな柄のモノを見つけました。っていうか良くいったらワインレッドにモダンな花柄なんでしょうが、とにかく正気な男が着る代物では無いのですが気になり、キッチリ着付けて生成りの角帯を絞めたたら「アラッ?」猥雑な柄だのに着てしまうとシブイ!、こんな色味のモノが似合うとは思ってもみなかった!。更に派手なのに百合の浴衣とは違い私の顔と薔薇模様がナイスなバランス。これなら普段も着ちゃうし楽屋着にも夏のイベントにも利用できると思い、しかも安物なのに着ちゃうと重厚感と邪悪加味そして和服独自の縦のラインが清涼感も醸し、そのツルシの浴衣を購入しました。ちなみにいったん広げた浴衣をたたむのに苦労していた店員を邪険にどかし、これまた素早く店員の目の前でたたんでしまうという意地悪もした次第です。


2016年6月21日(火) 23:32

モリノス

「余韻に浸れない感動シーンはナシ」。昨日オペ後の定期検査のため病院に行ったのですが順調との事で、ソコソコの運動をしてよいとの事でした。整形外科での診察が終り、そのままリハビリ科へ向かいソノ旨をPTの先生に言うと、ではリハビリ前に少し走ってみましょう的な事となりました…。えっ?股関節の病を発症してから今に至るまで、走った事が無くっていうか物理的に走れなかったので、イキナリ二十代後半で出来なくなった動作を五十前の今になってしなさいと言われてもオッカナイばかりでした。でリハビリ科のフロアを早足で歩いてから、両手を振り上げ、駆け足じみた事をしたのですが危ういながらも右左右左と足が調子を取り始めなんとなくジョギングじみた事ができ室内でしたが、走る事により生じた頬に当たる風を感じると素直に嬉しく、PTの先生に「走れましたね!」と言い涙腺など緩んで、ここはクララが立った!的な、患者と白衣のPTが手と手を取り合う感動場面となるのかと思いきゃ、PTの先生は「まだまだダメですね」
とせっかく20年以上っぷりに走った私でありますのに間髪入れず私の走り方のフォームにダメだし…といったカンジで、感動に1秒浸り即、その後、悶絶リハビリがスタートしたのでした。


2016年6月20日(月) 23:23

モリノス

「貞子VS伽椰子」。近代、日本のホラー映画の二代巨頭(?)リングの貞子と呪怨の伽椰子が同じ映画で豪華共演(狂演?)、「貞子VS伽椰子」を観てきました。客席は怖いもの見たさピーポー、貞子ファン、伽椰子ファンでほぼ満員、若い頭の弱そうな若い娘っ子連中は上演前から「キャハハ」とか笑っていて、なぜかハイテンション…。そして上演直前、演出なのか?平手打ちの様なイキナリ暗転…。本編ではリングの貞子エピソード、呪怨の伽椰子エピソードが繰り返され、やがて、タロットカード、黒猫、霊媒師、盲目の少女、髪の毛、廃屋、死体と次々とイカニモオッカナイモノが次々と画面に映し出されると、はしゃいでいた娘っ子達はシンと静かになってしまいました。物語はこれでもかといった様なホラー映画特有の手法が繰り返され、クライマックス的には貞子と伽椰子無制限一本勝負と呪いの権化達によるプロレスか?というような戦いが繰り広げ、貞子ファン伽椰子ファンにはたまらない作品となってました。ちなみに貞子の呪いのビデオ
を見た直後に貞子から電話がかかってくるというテイが随所にあるのですが、私は上演前にガラケーも怨敵iPhoneの電源も切って映画を観ていたのですが、貞子の呪いのビデオを見た後に電話がかかってくるシーンの直後に、リュックに入れた電源を切ったガラケーが鳴りはじめてしまうという事態となり、客席マナー違反をしてしまいドキドキ、こそっと起動してしまったガラケーの電源を暗い客席で切り直したのでした…。これってホントの呪い…?。


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