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2016年12月の日記
 
2016年12月1日(木) 1:13

モリノス

「声の夜」。今夜は私の誕生日の時に祝っていただいた女流邦楽家Tさんが近々お誕生日を迎えるのでお返しにと僭越ながらささやかにお祝いをさせていただきました。私もTさんも下戸であるのにノンアルコールホルモン夕食も段々恒例化している食後の二人カラオケにしても、テンションマックス、いつもながら歌詞を巧みに操るTさんの歌声が耳の贅沢となり、バブル期に流行った昭和歌謡(今や懐メロ?)を私はTさんの声の使い方を盗むべく聞いておりました。夜も更け解散。地元駅周辺でタクシー乗ると運転手が「お客さん、ラジオ聞いていいですか?」と言います。なんですか最近のタクシーはお客が乗ってる時には音曲を流してはイケないんだそうです。で私は「ええどうぞお気になさらず」と言うと、車内に「ジェツトストリーム、ジェ〜ットストリィ〜ム」という声が聞こえました。えっジェットストリームって?時代遅れ、ポール・モーリアだかアンカっぽい洋楽軽音に乗せて城達也とか小野田英一とかが美声の重低音ボイスで「地中海の風
が」とか「マロニエが咲くころ」なんてキザに言い、しかしソノ美声はまるで地中海だのが目に浮かぶような言葉を声にして出していて、ジェットストリームは独自の世界観を持った番組で、幼い頃にラジオで聞いてソノ大人ロマン郷愁感がとても耳に残ったものです。この度タクシーのラジオから聞こえてくるジェットストリームのパーソナリティーは大沢たかおだったのですが、古くからのジェットストリームファンは大沢かたおの語りには満足できてないだろうと思いつつも、ジェットストリームならではの軽音楽に乗せて、ニュヨークでワイン飲む人達の事を語る大沢朗読はなんと申しますか健康的で爽やかなカンジで、昔のジェツトストリームのパーソナリティーの深い声では無いのですが、大沢たかおの声はけして美声ではないにも関わらず、聞き心地がとてもよく、兄さんが弟たちに外国旅行のエピソードを優しく語ってるカンジでこれはこれでよいものでした。今夜はまるで朗読のお稽古をした様な気持ちになったのでした。


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