2017年9月1日(金) 1:25
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モリノス
「どうぶつビスケット」。私がリハビリに通う街の商店街は昭和の面影バッチリで更に活気もあり、毎度このアーケードを歩いては、昭和な団子屋、八百屋、魚屋、総菜屋、洋品店、時計屋などをジロジロと見ては一人悦に入り、また数年前に、コノ街では暗黒プロレス組織666にて実況解説でお馴染み須山さん主催による、数々の有名人やアレな方々が出演するトークライブの小屋があり、そこで私はそこで三回に渡る「暗黒シャーマンモリノスのゆうべ」とライブを決行させていただいたのですが(ハナシが一回で終わらず好評いただき三回なった、プチ自慢)、今やコノ街の病院でオペを受け、リハビリに通う御縁となった訳ですが、そんな商店街の一等地(駅からすぐ近い)に朽ち果てたお菓子屋があり、店晒しになり埃のかむっている様に見える袋菓子には誰も見向きもせず、店内は得たいの知れない絵とか詩とかが飾ってあり、ソコに死にかけた様に見える白髪老人男性が腰かけているといったカンジで、私はコノ店の前を通る度に「なんで店を開けているの か?誰も買わないだろうに」と思っていましたが、直射日光を浴びまくった店先の錆びた棚に「どうぶつビスケット」を発見…。どうぶつビスケットとは、私が幼い頃にはあこがれの菓子で(動物の形をしたパッサパサのビスケットの上に様々な着色した砂糖がかけてある)、大人になってからはそんなビスケットを見かける事ももなく、朽ち果て菓子屋でソレを発見したときは泣きそうになるほど懐かしく、買いたいがもしかしたら昭和の時代からの売れ残りかも?お腹壊すの確実と思い躊躇っていたのですが、この度は勇気を持って、ソノどうぶつビスケットを手に取りました(どうぶつビスケットの隣にはやはり昭和なカンジのラスク、クラッカー、タマゴボーローもあった)。でよくよく賞味期限を確認し店内に足を踏み入れると「!?」鼻腔を貫く猫の尿臭がします。えっ?お口に入るモノを扱っているのに?と眉根を寄せて店の中をよくよく見ると、店の菓子と菓子の間に夥しい数の雑巾みたいな人相の悪い猫達が寝ていました…。で、私が死にかけ老人店主 の座るレジにどうぶつビスケットを持って行くと、寝ていた薄汚い猫達は一斉に店の奥の扉めがけて逃げて行きました。店主いわく「あいつらお客が来るといつもああしちまうんですよ」との事…。いや、ああしちまうって問題じゃないでしょうよ菓子屋じやなくて猫屋敷じゃないか?、これって保健所とかになんか言われないのかしら?なんだかどうぶつビスケットにも猫のオシッコがかかっている可能性大だから買うのを止めようかと思っていたら、扉の奥に引っ込んだ猫達が、ジロジロと私を「早く出ていけや休めやしねぇよ」と言わんばかりで睨みつけ(なんとカンジの悪い)、私は猫達の視線を痛いほど受けてどうぶつビスケットを買いそそくさと店を出ようとして今一度猫達の方を見たら、奴等は耳をツンと立て目を見開き不思議そうに「こいつ買ってやんのへー」みたいな顔でまた私をジロジロと見て、私が店に出た途端にまた元の定位置(?)、菓子の間にゴロンと寝転んだのでした。猫達に馬鹿にされて買ったどうぶつビスケット、ソノお味はいかに?。
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