2017年10月16日(月) 22:20
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モリノス
「白塗り金塗り銀塗り」。10月は私の誕生日月という事で、友人知人お客様より素敵な贈物を頂戴するのですが、この度、舞踏をヤってるUさんからDVDをいただきました。「江戸川乱歩全集・恐怖奇形人間」1969年公開映画…。キャストを見ると主役陣はだれだかわからず、脇役の由利徹だけが知ってる俳優さんで、恐怖奇形人間なんてメタメタにヤバいタイトルなので内容もサイケ、シュール、エログロナンセンスな時代をてんこ盛りしし、そこここにもキチガイとカタワの放送禁止用語三昧の台詞が入った上に江戸川乱歩のおっかない原作で明智小五郎が謎解きをしてしまうサスペンスも加味され、カオスの極みなのですが、主人公の父親扮する役者が暗黒舞踏界では世界的に有名なアーティスト(?)土方巽が務め及び、土方巽が率いる暗黒舞踏塾のメンバーが、生まれつきの奇形人間だけでなく、拉致され改造され、台詞の中で言われる裏日本(これも差別用語かも)の島にて奴隷になったり調教されたり実験されて奇形になってしまった人 間を、アングラ舞踏特有の所作で大熱演…。当時の地下暗黒舞踏鉄板といえば全身白塗り、強者は金塗り銀塗りなのですが昭和のボディペイントで使う化粧品は化粧品なんて小綺麗なモノでは無く人間の肌に塗布しては危険な塗料しかなかった訳で…。画面に登場する奇形人間は白塗りの人はまだセーフにしろ、全身金塗り銀塗りにされた演者は、この映画のロケ地能登半島で、撮影が終了するまで長丁場の殆ど全裸に金の銀のペイントを施し続けなくてはならいのですから、肌荒れなんてナマヌルイいモノではなく、毛穴を塗料で塞ぎますから長時間皮膚呼吸ができず、命がけだったと思います。画面で展開されるドロドロなオハナシより金塗り銀塗りした演者達が長い撮影期間の後に無事だったのか心配になった次第です。
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