2006年7月30日(日) 21:21
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モリノス
「歌舞伎座における山吹上演について」。耽美と幽界の巨匠「泉鏡花」の小品「山吹」が歌舞伎座にかかったのですが・・・。大丈夫か松竹!?。どっかの美しい一途なお嬢様が幼い頃から恋焦がれていた、学者みたいな人を忘れられず、嫁ぎ先を家出し学者のいる修善寺まで変装し尾行し、想いを告げるが学者に拒否られ、自暴自棄になり、過去に女を暴行し、その戒めに静御前の人形を背負って旅する浮浪者に、身を捧げてしまい。浮浪者は自分を打ったり叩いたり、叱ったりしてくれろ、なぜなら昔、女に惨いことをしたので、その罰を受けたいからと、変な理由でお嬢様にリクエスト。お嬢様はキレて、浮浪者を傘で「こんちくせう」と乱打・・・。それを物陰で見ていた学者が「やめなさい」と止めに入り、訳を聞くとお嬢様は「アナタは私の気持ちに応えてくれないし、家出しちゃったから今更、家には戻らないし、この浮浪者の爺さんが、ぶってくれたらうれしがるし、どうやら、必要とされているらしいから、この爺さんと旅をすることにしますワ」みたいに自棄になり、学者った ら、慰めたり説得するのかと思ったら「そうしたいなら、しなされ、どれ、私が仲人になるので、私の前で杯を交わしなさい」と学者とは思えぬ非常識な仲裁をして二人を旅立たせ、世の中には不思議な事があるもんだわいって感じで幕・・・。客席には外人や歌舞伎初観劇の人もいるはず・・・。・・・。「私はいいけどさ〜お客様シユールすぎて戸惑ってない?」みたいな気分とぶっちゃけ、ストーカー変態SM陵辱レイプ、エロ満載芝居なので、複雑な気持ちになりました。
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