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2007年2月の日記
 
2007年2月28日(水) 20:40

モリノス

昨日、甥嫁が第二子を生みまして、第一子はしばらくモリノス一族が面倒を見ることになっているようです。今朝実家に顔を出しましたら、食卓にモリノス母と甥の第一子がぽつねんと座りみかんなど食べておりました。甥嫁は入院中、甥は仕事中。幼子ひとり留守番でみかんを手にしている姿はプチ不憫で、私も少し仏心などだし、甥の子と少し遊びました。電池で動くおもちゃで遊ぼうとしましたが、電池がなく遊べません。モリノス母は引き出しから古い電池を発見、私はおもちゃに電池を入れましたが、古い電池のせいか動きが鈍く、甥の子ガッカリ・・・。モリノス母いわく「アンタの電池の入れ方が悪いからだ」などと濡れ衣。だが、自他共に認めるアナログ機械音痴な私も「自分の入れ方が悪かったかも」と思ってました。一方、甥の第一子は甥嫁がいなくても平気な様子で「デンシャデンシャ」などと一人遊びしていたのでした。



2007年2月27日(火) 23:55

モリノス

滝が流れるフランス料理店。隣のテーブルは、お上品な老夫婦らしき二人連れ。料理を食べ、会話なく、二人とも笑みをたたえて、次の食事が運ばれるまでうたた寝・・・!。時にはフォークをもったままでコックリと船を漕ぐ・・・。店内に流れるまったりなハープの音色。生きてますかぁ〜ってカンジ。そのお二人のまわりだけゆっくりと時が流れているようでした。年を取ってもお洒落して夫婦で外食。とてもお贅沢なこと、しあわせな事だと思いました。



2007年2月26日(月) 20:31

モリノス

椿で有名な都内某所におります。寒い中、春らしい風が日差しが椿をあおっていました。久しぶりにお会いした方々に「普通になった、健康的だ」とお褒めいただいたのですが、ただゴルチェが売ってないから普通のジャケットを着て、S化粧品によるナチュラルメイクをしていて、前の奇抜、不健康色が払拭されているのだと思います。見た目の印象ってかなり重要かもしれません。仕事が終わり、迷彩ジャージでお庭を歩いていたら、誰も私だとは思ってもらえず、怪しい不良に映ったようです。着るものによりガラリと雰囲気が変わるのは得意技といってもよいと思いました。



2007年2月25日(日) 23:20

モリノス

「身の上婆さん」。仕事後、帰宅前に地元のMドナルドで一息つくのですが、最近必ずといってよいほど一緒になる人がいます。遅い時間の店内は居眠りする人、テキストを広げて勉強する人・・・。その中に一際甲高い声で喋る老女がいます。いかに自分が苦労し今に至るかを目の前の相手に言って聞かせているのです。その目の前の 相手はいつも違う人で、老女の昔語りを反論するでもなくウンウンと聞いています。私はその店にいくたびに老女がいるのを確認し「あっ、今日もいるね!」と思っていました。ある時にフロアを掃除しにきていた店のスタッフが「身の上婆さんだ・・・」とつぶやきました。どうやら毎日来て、町の労務者とかホームレスに声をかけ、コーヒーをご馳走するからとMドナルドに誘い、連日己の境遇を夜通し語るのだそうです。お客様なので断れないとの事でした。 私は今度一度、身の上婆さんの話をじっくりお聞きしようかと、思いました。が、止めておいた方が無難ですな。



2007年2月24日(土) 21:41

モリノス

仕事の合間に携帯が鳴りました。ふと見ると懐かしい友人の名前がディスプレイされていました。受話器をとると数年ぶりの友人の声はやや暗く「これから手術なのだが、死んでしまうかもしれないので、声だけ聞いておこうと思って」との事。手術直前に私の顔を思い出すなんて、なんと嬉しいと思ったのですが「オマエの声聞くと御利益ありそうで・・・イワシの頭もなんとかだしー」と言うので可笑しくなり「私は忙しく電話には、めったにでれないのだが、偶然話を出来たのも奇遇、後は己の日頃の行いを振り返り手術に立ち向かうがよい、日頃の行いが結果となるであろう」と意地悪っぽく言いましたら「ああっ〜じや失敗するかもぉ〜」とオロオロ声になっていました。手術の内容を聞くと痔の処置でした。私は悶絶するほど笑ってしまいましたら、受話器の向こうで、数年ぶりに声を聞いた友人は「ウヒャヒヤー」と力なく笑っていました。痔の手術の直前によりにもよって私を思い出すとは、私はいったい何なのでしょう・・・。



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