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2007年7月の日記
 
2007年7月26日(木) 21:25

モリノス

久しぶりに甥の子達に遭遇。しばらく見ない間に大きくなったものだわいとプチ感慨深く思いました。三才児の方がベランダにしつらえたビニールプールに向かい、甥嫁はトイレに行き私はまだ赤子のチビチビとツーショットになりました。私は自分の体の都合上、重いものを持つと股関節に負担がかかりますから、甥の子供達を抱き上げたことはありません。 で、布団に転がされた赤子を適当にあやしていたのですが、くずりはじめたので、サッと抱き上げユッサユッサ振ったり、上げたり下げたりして機嫌をとっていました。・・・。赤子は熱くて重いのです。ほんの数分なのに熱さと重さで汗だくになってしまいました。・・・。トイレから戻った甥嫁は赤子をよっこらと背負い、夏の日差しのベランダにすでにビニールプールで遊んでいる三才児の元へ向かいました。炎天下、ハシャぐ幼児、地蔵のように重く熱い赤子をしょいこしてる甥嫁。育児って物理的に重労働だな〜と、あらためて感心した次第です。甥嫁よ毎日ご苦労様とプチ尊敬しました。



2007年7月25日(水) 23:58

モリノス

喫煙者が肩身の狭い昨今、お洒落なカフェとかでは喫煙規制されている所も多くなり、最近私はダメダメ、ダサダサ、昭和の香りのする喫茶店を利用する事が多くなりました。ある日、各都市にチェーン展開するRに入りました。なぜかこの店の客は胡散臭く、なかでもネズミ講的な打ち合わせに使用される事が昔から多いようです。この日も高級品に身を固めてはいるが中身のない若者達が分厚い書類を手に座っていました。店内を見ると同じような格好をした若い男女が色々な席に座り書類に目を通しています。やがて二人組の客が来店し、書類を持った若者達のテーブルに行き席につきます。私は耳に全神経を傾け会話を盗み聞きしました「イベントに投資」「究極のマネーゲーム」「インターネットコミニティの進化系」「人脈をつくる」「ビルゲイツ」「ビップ会員」などとまさしくネズミ講の餌トークです。私は歯がゆくなりました。「ああっ!多くの人が私の目の前で騙されて行く!どうすることもできないっ!」と奥歯をキリキリと噛みました。これが一組なら前のように相談中の
集中力を分散させる事ができるものを・・・。と悶々としていましたら、店内に怒声が!「なんだよ!女紹介するって言うから来たんじゃねぇか!、これって詐欺だろ!バカにするなっ!」と大学生風の若者が胴間声で叫んだのです。店内は一瞬にして白けた雰囲気になりました。その後各テーブルのネズミ講集団は気がそがれたのか、段々と店内から消えて行きました。私はぬるくなったコーヒーを口に運びながら「若者よ!よくぞいった!」とプチ溜飲を下げたのでした。



2007年7月24日(火) 23:18

モリノス

「悪の姉弟」不幸がありまして、またまた福島はいわきに日帰りで行ってきました。91才の大叔父の他界でした。私と母と姉は帰りの汽車までのひととき、駅ビルで時間を潰す事になりました。店内の一角に安売りのパーティードレスやしぶちか系、パルコ地下系のセレクトショップがあり閉店セールとかで、水っぽい服がかなりな低価格で販売されていました。姉は和柄のマーメイドスカートが気に行ったようで、私も男だてらに姉と一緒になり掘り出し物はないかと店内を物色しました。私と姉は性格的に違う人種かと思っていたのですが、私物を店ののあちこちにおきっぱにして、服を出しては散らかすという買い物の仕方は似ていました。ドラゴンをモチーフにしたワンピース、ゴルチエタイプのビスチェ、などをみつけはしゃいでいたら、純白に銀の登り龍が描かれたロングドレスを発見。勝手に壁から取り上げ店員に「おいくら?」と聞くと安くなっていて5.980円との事。私は香港仕込みの値切り開始「あの、ここに汚れがありますが少しお安くなりませんか?」と聞くと
店員は「あっすいません、では3.980円でいかがですか? 」と答えすかさず姉が「あらっ!後ろにもダメージがありますね」と言い私が「おやっ?これじゃ〜安売りでも商品になりませんね!」と言い店員は「では2.000円でどうでしょう」と困惑気味に言い。とにかく他の品物も見ますと再び店内散らかし品物を物色。善人の母はそんな姉と私の様子をオロオロと見ていました。私は腹話術で姉に「何点か買えば龍のロングドレスただでゲットできるかも?」と言い姉はうなずきました。そして姉は和柄のマーメイドスカートとビスチェを試着したときに、ビスチェの紐が切れてしまいました。すかさず私は店員に「ちよっと!試着しただけで切れる紐ってどういう事ですかねぇ〜このお店は難あり品ばかり扱っているの?」とねちりと言いさらに姉が「縫製が悪いワ、二針しか糸通ってないもの」と自分が試着時に紐を切ってしまったのを棚に上げ店員に詰問。私は「紐切れても買うとしたらいくらかお安くなりますか?」と聞いたら元々安いのに半額になりました。さらにド
ラゴンのワンピースも二束三文でしたのでそれに合う上着をと思いマネキンが着ていた紙一重系嬢王ジャケットをみつけ 店員の許可なくトルソーから上着をはがし試着、似たようなタイトなジャケットも試着。結局、上着、ビスチェ、和柄マーメドスカート、ドラゴンワンピースを購入する事になりました。そこで私は店員に「さっきの白い龍のロングドレスですが、あれは売り物になりませんよね?捨てるしかないでしょう?」と言い放ったら店員は「で、では1.500円でどうでしょう?」と怯えた眼差しで言い、そこになぜか母が「いいです!それで!1.500円で!はいっ!」と息子の阿漕な値切りに耐えかね一万円をなかば震える手でレジにおきました。私は「あっ!おしい!上着もビスチェもスカートもドラゴンワンピースも買うから龍のロングドレスはくれ!」と言いたかったのに、店員を気の毒に思った母の真心にトドメを刺す事に失敗、だが「じやー1.000円でいただきますが、どうですか?」と目力炸裂で店員に言ったらなかば涙目で「いいです」と答えま
した。元々安くなってるのに何かとケチをつける私と姉に母はプチ動揺していました。小さな買い物勝利をおさめた私と姉は満足でしたが、値切り倒して1.000円で買った龍のロングドレスは誰も着る事ができないデザイン、長さでした。着れないのに執拗に連係プレイでゲットする姉弟。やはり変です。姉と相談の結果、龍のロングドレスは666の女神のレイチェルさんに進呈しようという事になりました。葬式の帰り私も母も姉も喪服です。喪服でチャラチャラ系洋服店で血眼になる子供達をみて母はどう思ったでしょう?。ちなみに姉は二人の孫を持つ身の上年齢、さらにお気に入りの服屋はなんと666代表が普段に着ている御用達の店と同じ。さらに本日購入した紙一重系トータルコーディネートで666を観戦するそうです。私は「じやー、このコーディネートなら666代表からプレゼントされたゴルチェのバックが似合うから貸すよ」と、そんな格好はやめなさいではなく、奨励したのですが、そんないい年をした姉弟を、母は私は他人ですからみたいなエネル
ギーでどん引きしていたのでした。



2007年7月23日(月) 23:17

モリノス

今夜は歌舞伎町でミーティングというカンジでした。散会後。ふと青梅街道を歩行。私が俳優養成所に通った道でした。今やビルも立ち並び、景色も様変わりしガッカリだったのですが、ふと気持ちが動き、裏道に入りました「!」。昔のままの家並み更に前から古かったアパートは更に老朽化していつつも健在。プチ感動して成子神社を抜けた途端、脳内に昔この道を歩きながら覚えた台詞を思い出したり、当時この道を歩きながら苦悶した事などが急に記憶の滝が脳を支配し、完全に私は二十代の研究生に戻ってしまいました。懐かしい新宿村スタジオが前方視界に入ると無意識にカバンに手を入れあるはずのないバレエシューズを探していました。新宿村のスタジオの灯りは稽古をする人影を映しています。あのスタジオに入ったら自分も当たり前のようなカンジで稽古に参加しそうな勢いでした。年月は立てども稽古着のジャージにコンビニ弁当を手にした、明日のスターを勘違い気味に夢みる若者達が貧乏臭プンプンなのに視線は希望に満ちています。当時の自分もこうだったんだなと胸
がキュンとしました。そして中野坂上まで歩きました。思えば若き時はバス代もケチり遠くまで歩いたものでした。中野坂上の交差点についた時、足の底から鋭気が湧いてきました。思えばあんな苦しい稽古を経験したのだから、これからも何が起きても乗り切れる自信がでました。が久しぶりに遠くまで歩いたので疲労しやる気は満々なのに、体は疲れへなちょこですがそこからタクシーに乗りました。当時私は北新宿の裏道を歩きながら悩みを解決していました。今の私の体調では遠歩きはできませんが、何か行き止まり感を覚えた時にはゆっくり考えながら歩いて心に負を溜めないようにしようと思いました。



2007年7月22日(日) 23:48

モリノス

友人の娘A五才、先日ディズニーシーを初体験。どうやら人魚姫アリエルにハマったらしく、身の回りをアリエルグッズで固めて、御満悦の様子。さらに幼女Aは「人魚」という存在に興味が出たらしく、幼いながら自分で調べた結果「妖怪辞典」みたいなものに人魚が分類されている事に気づきプチパニック。美しいアリエルは実は怖いオバケとか妖怪と同類項。幼女Aは母親に「アリエルはオバケなの妖怪なの?」と質問したらしい。母親は答えに窮し「そういう事はモリノスオジサンが詳しいから電話して聞けば?」と自分が答えられない問答を私に丸投げしたのです。受話器の向こうから真剣な様子で「アリエルはオバケなの?人魚はいるの?」と私に質問。私は「うーん人魚ねぇ〜、人魚姫って普段海に住んでいるのでしょう?だったら海の底に見に行って自分で探したらいいんじゃな〜い?」と答えたら「アタシ、海の底に行ける人になればアリエルに会える?」と幼女Aは聞くので「さあねぇ?運がよければ会えるんじゃない?でもなんだか、人魚姫って舐めたらしょっぱそうだねぇ
〜」と言ったら幼女Aは普通の人魚は舐めたらしょっぱいが人魚姫は舐めてもしょっぱくないに違いない!との見解でした。私は「なら海の底に行けるようにがんばって例えばスクーバとか練習して、海に行き、人魚を探してお友達になり、陸まできてもらって舐めてしょっぱくなかったらそれはアリエルかもね」と屁理屈返答したら、幼女Aは「アタシ大人になったらパテシェになるんだったけど、海のお仕事の人になるっ!」と興奮していました。・・・。私の一言で、もしかしたらこの幼女A、将来の仕事が海女とかになっちゃったらどうしょう?と心配になりました。



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