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2008年4月の日記
 
2008年4月30日(水) 23:02

モリノス

「流刑地?」。先日、月末という事もあり、銀行に行きました。私の地元はギリギリ都内とはいえ下品な町で、かなりくすぶった珍妙ピープル三昧なのですが、キャッシュディスペンサーを親指で「えいえい」言いながらボタンを押す老婦人とか、順番待ちにキレて札束を小脇に抱えて「おせ〜よババァ!」などと怒鳴り散らすショップの制服を着た男とか、かなりな人間ウォッチングが楽しめます。私の通帳が一杯になったとの事で新しい物に変えるために銀行窓口に行きました。「!」。・・・。なんと受付窓口全員及び案内係、そして中で働いている人間が、中年をかるく超え、老人あるいは老人に見える人々ばかりなのです。老眼鏡の人とかか、あきらかに入れ歯の口元にたてジワをいれた老婆社中が窓口を勤め、案内係の白髪男性のスーツはすごい猫背でせっせと仕事をしています。私の銀行窓口における印象は若手女子ビジュアルに一人お局みたいな感があったのですが、この地元の銀行はコンセプトなのか、シルバーエイジ祭りなのか、とにかくお年寄りが銀行業務を行っているので
す。大変不謹慎なのですが「流刑?」とか思っちゃいました。地元あなどれないと思いつつも痩せた体にタイトな黒のパンツスーツにヘビ柄のシャツの異形な私はそんな地元の銀行で、嫌な浮き方をしていました。地元で一番珍妙なのは私だとプチ確信しました。



2008年4月29日(火) 22:57

モリノス

「伝説の暗雲立ちこめるハーブ」。先日、落合に来た友人Hが南米帰りでお土産にと自分でもなんだか知らず樹脂でできているハーブをくれました。この樹脂のタイプのハーブは炭を起こしてその上で焚き上げるのですが、私が普段使用しているホワイトセージのスマッジに点火し火種にしてその樹脂をおいても使えます。で早速試しに炊いてみることにしました。スマッジの置火の上に乗ったハーブはやおら勢いよく燃え立ち、その炎は舞っているかのようです。ころあいを見て火を消しました。すると部屋中に黒い点々状の煙が浮遊しはじめました。その様子はグルグルト回転した時に目の前に飛ぶ星とか、昔の漫画でノックアウトされた人の頭にクルクルと光が回るように黒い煙が点々と部屋を浮遊します。私は昔、同業の人から聞いた事があるのですが、南米のとあるハーブはそれを焚くとその人の邪気や悪心を浄化しその証として、ハーブを焚いた後に暗雲がたちこめるモノがあると。まさしくこのハーブは火が消えた後に黒い煙が雪の散るように浮遊するので、おおこれが噂に聞いた「
暗雲のハーブか」と驚きました。友人Hにどこで買ったの?と聞くと現地のキリスト教の教会の前に土着信仰のグッズを売っている所があり、なんだかわからないがモリノスさんぽいから買ってみた。との事。ではこのハーブはメディスンの時に使うものに違いないと一人感心していたのですが、友人Hはいきなり「ああそうそう私、スマッジを買いにきたので20個ください」と言うのです。私は「あなた!、この樹脂が売ってるくらいだし、行ってきた国にはホワイトセージはジャカスカ採れる地域なのになんで買ってこなかったかね?、ウチで買うよりずっと安いのに」と言ったら「えっ?そうなんですか?知らなかった、それにモリノスさんとこのセージの方が御利益があるような気がして」と言うのです。私はさらに「だいたい20個もセージを買ってどうすんの?えっ?毎日焚く?ってスマッジですよ、だいたい一日中セージを焚くなんてノロシじゃないんですから二本も買えば数ヶ月持ちます」と答えたらHは「えっ?そうなんだ、焚けば焚くほどいいのかと思った」との事
。知らずと貴重なハーブをくれ、ホワイトセージを手に入れず帰国したHでした。という事で落合を利用いただく皆様、御希望とあらば、しばらくの間、セッション前にスマッジに火をつける時に「暗雲が立ちこめるハーブ」を体験する事ができます。御自身の邪気悪心がどのくらいか見れます。とはいえ、おそらく樹脂に練り込んである何かの物質が消化後に黒い煙化するのだとは思うのですが、アステカのスピリットなんですからまんざらなものでもないかもしれません。



2008年4月29日(火) 0:14

モリノス

今朝から私の携帯はメールの着信を知らせる音が鳴りっぱなし・・・。これから先に打合せやらプライベートで会う人々からほとんど同じ内容の文章。「今度会う時にナニかあっても日記に書かないでくださいねっ!」ってカンジでした。モリノス忍法「誘導尋問で人をハメる」。つまり小さな言葉尻をすくい話を大げさにする、が封じられてしまいました。そんな私は今夜、久しぶりに外食をしました。病み上がりの食事の場は私の大好きなお店代官山T。そして爆裂トーク。通常の私ですと、誰かのあげあしを取ったり、話を大袈裟にして誰かに強烈に突っ込んだりするのですが、この度の夜会のメンバーはキャラ濃い、担当店員もキャラ立ちしすぎで、これを日記のネタにしようと記憶する間もなくお喋りは止まらず、病み上がりの私は「おお調子が戻ってきた、素敵な空間、趣向をこらしたお料理、皆で笑う事が何よりの薬」と思いました。



2008年4月28日(月) 0:50

モリノス

「日記に書かないで下さい」。自分の知らないところでこの日記を読んで下さっている方々が多いと知る昨今。友人、知人、お客様から最近よく言われる事があります。会話中とかセッション中とか、私と対する人々が何か些細な間違いとか、小さなキテレツ事を起こすと、モリノス忍法「あげ足とりの術」により事実を誇張し日記のネタにします。で、最近お会いする方々は先に牽制され、ちよっとしたハプニングが起きた途端に「モリノスさん!?日記に今の事、日記に書かないでくださいねっ!」と釘を刺され忍法を封じられてしまい、私的には「いまの出来事はおいしすぎるのに書けないなんて〜!いいじゃないですかっ!?」と脅しても「ダメと言ったらダメです」と切り替えされてしまいます。て事でこれからは私が毎日、日記を書いて公開している事は秘密にしよう!と思ったのですが、最近、初めてお会いする方が御挨拶の時に先に「いつも日記読んでます!お元気になりましたか?」とか聞かれてしまうので、はじめから用心される可能性が推測でき。う〜む、これからはネタに
困るかも?と思いましたが、よくよく考えると別にネタを日記に書いているのではなく、確かに文章表現的にデフォルメしてはいますが、その時感じた事とか起きた事を今まで通り書いていけばよいなと思っております。が、私と会う皆さんご注意を。ナニかあったらここに書きます。ニヤリ。



2008年4月26日(土) 23:15

モリノス

「イヤシロチ青山変態出現!?」。去年の春に購入したスキニーなパンツとタイトなスミレ色の襟の大きくあいたシャツを着ました。「?」。去年パンツはキツキツではくのにも往生し、シャツは体にピッタリはりつきボタンもはじけるくらいのサイズでしたのに、昨今の激ヤセでパンツはスキニーなはずなのにブカブカ、シャツは両脇が意識的に絞ってあるデザインなのに、パジャマか!ってカンジでした。パンツの中に余裕がありすぎのシャツのあまりをよせて突っ込み出勤。イヤシロチ青山のバックステージに入ったらスタッフ白石さんがいたので、「こんなに痩せてピチピチだったのがガバガバになっちゃったんですよ」と言いながらパンツの両ポケットに手をいれて下げるふりをしたら、ボタンもしめベルトで押さえてあるというのに瞬時にパンツは膝までずり下がり、スカイブルーの下着が白石さんの目前に迫ってしまいました。白石さんは照れるでも恥じらうでもなく不快と恐怖をその目に宿らせ顔をそむけ「やめなさいっ!」と叱られました。バックステージはバルコニーからまる
見えなのですが、外から見るとイスに腰掛けた女の前に立ち「ほーれ見てごらん」みたいな情景に見えたに違いありません。私も動転し赤面しながら「白石さんどうしょう!」とパニクりながら聞いたら「とにかくズボンをあげなさいっ!」と怒られました。来店するお客様に見られなくて本当によかったと思いました。婦女子相手にズボンを下げる人間のセッションを受けるのはどうかと思います。普通。って事で今春夏の服に困ってる今日このごろでした。



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