| 戻る |過去の日記|
2008年6月の日記
 
2008年6月30日(月) 22:43

モリノス

「茅の輪くぐり」。埼玉県大宮。大宮というくらいですから、規模のデカい社殿のひとつもあるのだろうね、くらいな気持ちで今に至ります。また、大宮といえば高校生の頃に、学校がある駅ではまずいので放課後、青い電車で制服のまま、かの地のプチ悪な友人と共に当時、雀ピユーターとかが置いてある厚切りのグラスに気の抜けた炭酸を出す喫茶店にくりだり、店員黙認の中、喫煙しながら「うる星やつら」とか「ミンキーモモ」「マクロス」とかのアニメトークをし悦に入っていたイタい思い出のある街です。二十年以上ぶりに訪れた大宮はすっかり21世紀仕様になっており、その近代化の中に昔を彷彿とさせるくすんだ店舗が営業していました。私にとって大宮は「ガラ悪くアブナいピープル満載シティ」だったのですが、大宮地元の友人に誘われ、大宮の大神宮「氷川神社」の「茅の輪くぐり」の御縁日に参りました。延々と続く山道、左右は梅雨のクサクサした気分を払拭する木々のカーテンの中、なんだか歩いているだけでも、気持ちがスッとする参道を歩いて社殿に到着。
藁でこしらえた円形の輪を八文字にくぐりお参りをしました。その輪をくぐると身の汚れをとりのぞきクリアになれるそうです。埼玉県で一番大きなお社。歴史を感ずる風情、日頃バタバタと過ごしている私は自然と癒えていきました。いくらアウトドア嫌いでも整備された参道及び社殿に参拝すると気持ちが落ち着き、リフレッシュできました。大宮=危険臭な所でしたが、思いがけず、素敵な一時を過ごしました、神社には森があり、定められた木が植えてあります。大宮に住む人の氷川神社を地鎮にする大切な心にふれ、気持ちが瞬時に安定しました。大宮ったらいいんじゃないと見直した次第です。皆様も梅雨で洗われたれた木々の中を歩くだけでも気持ちがまったりと心地よくなりますので、機会があったら大宮まで足を運んでみて下さい。



2008年6月29日(日) 23:04

モリノス

「オタク」「ゆるキャラ」「宇宙人を信じている」「アニメ」「貧乏」「イジメ」「ウンコ」。これらのワード に反応する方は映画館に足を運び「ミラクル7号」を御覧あれ。先に日記に書きましたが、香港から帰国する機内で見た映画なのですが、途中で見れなくなってしまったので、せっかちな私は一刻も早く続きを見たくて、地元のショッピングセンターにある映画館にそぼ降る雨の中レイトショーへいそいそと向かいました。予想通りの「ベタ」な展開すぎの内容なのですが、ここまで金かけてバカバカしい事にこだわり、確信犯的に「ハリウッドには及びませんが、それが何か?」みたいなカンジで特撮もあえて甘くしてあるしカンフーアクションはガチでアナログなカンジでした。なんといっても主役の超ビンボー少年を演じる少女が、画面一杯にノビノビと演じている様は、観ているこちらが元気になり、ドラえもんとかを本気で現れないかと思っていた少年時代を思い出せる作品でした。表情が豊かすぎる主役陣は「ダメな脚本」「変な人達」「パクリ」「使い回し」
「シュールな演出」にもろともせず、熱演するものですから、ドヒャヒャと笑いゴーゴーの泣くことになります。上記のワードに琴線がふれて普段この梅雨な毎日をモヤモヤ、ジュクジュクと過ごしている方がいたらどうぞ「ミラクル7号」を観てください。「なんだこりゃ、バカだなぁ〜」などと思いながら知らずとストレスが抜けていきますから、お試しあれ!。



2008年6月29日(日) 0:25

モリノス

都内を歩く一部の婦女子の間で着物が流行っているのか、浴衣や単衣の和服姿の若者を見受けます・・・。が、皆さん一様になにか「変」に見えるのです。浴衣は素肌に着るものですから衿はないのですが、街で見かけるお嬢さん方は、半襦袢を着て伊達衿をつけて浴衣をきて、さらに足袋をはいています。長襦袢ではなく半襦袢で塗りの下駄に素足ではなく白足袋を装着している姿は上半身がボテボテしてユルユルの足袋・・・「風邪を引いて喉が冷えないようにして両足怪我をして包帯してる人」あるいは「具合の悪い陸に上がった水鳥」みたく見えるのです。私は足袋フェチですから、足袋に無駄な余りがでるのが何より嫌いですし、指跡が見えるほどウムウムと唸りながらはくピッタリしたまるで蝋を塗ったような足袋姿に萌えますし、どうせ襦袢を着るなら長襦袢でないと上半身だけもったりとし着物にも嫌なシワがより不潔に見えるのも歯噛みするような思いなのです。が夏の着物で街行くお嬢さん方が和服にチャレンジするのは是非是非!という心境です。ふと思ったのは、身汚く着
ている婦女子諸君ではなく、着付けを教える先生方がよくないのでは?という事です。現代において和服を日常に着ることは特別な仕事や環境の方以外はないのですから、着物未経験者がうまく着れないのは当たり前かもしれないのですが、着物は体型に合わせいくらでも「だませる」モノだと思いますので、梅雨の街を浴衣で闊歩する、着物挑戦者にはきちんと習って欲しいと同時に、教える師匠よアンタ方の「おしえ」が甘いからお弟子は街で恥かいてるよと、せっかくがんばって着たんだろうにと、上半身モタクタ、足元ブカブカの浴衣姿の若い子を見て、勝手に哀れんだのでした。が、本人達はまんざらでもないカンジでした。



2008年6月27日(金) 23:22

モリノス

某大学病院から葉書が届きました。診察及び検査の日にち変更の御案内とありました。私は今年を迎えてからの不調で病院巡りな春でしたので、一体何科の検査の変更かと思案し、よくよく葉書を見ると「整形外科」とあったので、数週間後に控えている内科の検査ではなく数ヶ月後に予定されている検査日の変更願いでした。私は早速、病院に電話をかけ氏名を名乗り、葉書の内容を受話器の向こうに伝えたのですが「恐れ入りますが、担当医の名前をお願いします」と質問され、医師の下の名前と顔は思い出せのどまで名字も出ているのに、どうしても名字が口からでず沈黙・・・慌てて「の、野口教授だったと思いますっ!」と返事をした途端に「ヤッチャッタ!」と思いました。瞬時に脳裏にかすめたのは、医療系ドラマで稀代の悪役を演じた教授役の名前を言ってしまったのです。わたしは超慌てて「すいません主治医の先生の名前を忘れてしまいました、よく診ていただいた先生ですのに、たしか教授の先生だったと思います」と早口でまくしたてたら受話器の向こうでは、咳払いとい
うよりむせた息声がフッフオッと聞こえやがて、「あのっ、野口という者はおりません、ツクシダさんの担当医は山○でした」と口調は丁寧なのですが、プチ笑いを噛み殺している様子でした。私は冷や汗をかきながらお詫びして、予約の変更をして受話器を置きました。それにしても自分が抱えている脚の病はプチ大変なのに主治医の先生の名前を忘れてしまうなんて、失礼だし、自分の体の事なのに無責任だぞ自分と思い、疑心暗鬼ながら「どうか、受話器の向こうの人があの医療ドラマを見ていませんように」とダメに祈りました。さらに私は数週間後に控えている内科の担当医の名前も忘れて「鬼頭だっけ?桐島だっけ?いや、これもドラマの医師の名前だ」と混乱してしまい、帰宅後に書類を見て担当医の先生の名前を確認してホッとしたのでした。



2008年6月26日(木) 22:44

モリノス

同じ年代の友人S。Sは幼い頃から協調性がなく小学校から不登校だったのですが、ある日、町を歩いていたらクイーンの「ボヘミアン・ラブソティー」が聞こえそれ以来、変な風にキマってしまい、親と学校に行く代わりにクイーンのレコードを買う事を条件にむりくり日本の学校に通い、大人になった途端にイギリスに渡り、プチ不法滞在などをしてクイーンのフレディーが暮らしていた街で生活をして、独自でバンドを結成、日舞を取り入れたパフォーマンスを行い、その後に帰国。日本ではパーティーの黒服として仕事をしつつも、いまだに小さなライブ小屋でヒンドゥーの魂を表現(?)しているという、イイカンジの香ばしい多面的な生活をしているのですが、彼が今作ってる作品は、インドのなんとかという女神をモチーフにして(自らあらゆる病に侵され、蠍や毒蛇に体を喰われながらも、飢餓状態の子供達にお乳を与える女神?)作品を創っているようなのですが、Sは私の日記を読んだらインスピレーションが湧いたらしく、今構想しているパフォーマンスに私が、夜鷹のこし
らえをして中国茶藝を行い、Sがその回りで歌い舞乱れるというモノらしいのですが、私はその構想に何の意味があるのかわからないのと、グラグラに沸き立つ熱湯ポット、超割れやすい茶器のそばでSがシャウトして歌い舞乱れる様を想像すると、とてもおっかなく危険な行為のように思え、その旨をSに伝えたら「そんな消極的でどうするんだっ!」と怒られてしまったのですが、私はどう考えても「よい見せ物」に仕上がるとは思えないし、体力低下と虚弱で666にも参加できないでいるのに、過激な出し物に参加する気が起きずSに「そのなんとかという女神には興味があるが、自分が与えられた役を消化できない」と言いましたら「歳に呑まれ弱気になったなモリノスめ」とさらにドヤされたのですが、私はSが熱くなるほどに冷静になってしまいました。Sのエキセントリック人生は素敵ですし、私も変態ライフを気取っていたのですが、同じテンションと鮮度を年齢に関係なくキープするのは大切だと思うのですが、若い子なら許されるが、この年代で無茶なパフォーマン
スをすると自分が消耗するわりには、やりたい事が伝わらず誤爆すると思い、イベントにて受付やもぎりは手伝えるが共演はヤダと言ったらSは「ウーム、モリノスがどん引きするほどの内容か自己満なのか?」と困惑した様子なので、私は「我らは独り身をいい事にキチガイエキセントリック生活を送ってきたのだから、内容はむしろ基本でシンプル、心はシャウトってカンジじゃない?」とトンチンカンな意見を言ったらSは「もうしばらく考える」とクールダウンしました。Sには分別っぽい意見をした私ですが、もし666に復帰できたら、どんだけ無茶苦茶できるかなとプチワクワクしながら自分の頭にある「想像の森」の中に入っていく矛盾している私でした。



next --->

モリノスの部屋