| 戻る |過去の日記|
2009年7月の日記
 
2009年7月31日(金) 0:49

モリノス

「笑い療法?」。 私は身につけるアクセサリーを乱暴に扱うので、よく壊してしまうのですが、知り合いの宝石店のH君に修理をお願いしていた指輪を最近の激務で中々引き取れなかったのと、打ち合わせなどしたくて今夜、食事でもしながら受け取ろうと思い、男同士でサシで御飯というのも興醒めな気がして、H君を紹介してくれたイヤシロチ青山のスタッフ椎間板ヘルニア街道まっしぐらの白石さんを強引に呼び、三人で新大久保の韓国料理店に行きました。お店のマスターは「最近お見えにならないので心配してました」と労ってくれました。さてでは、まずはリペアが終わった指輪を受け取ろうとしたらH君はなんと、指輪を忘れて来ていて、私的には「じやーこの時間はなんだんだ!せっかく来たのにっ!」とプチキレし、毒矢を放ちましたら、彼は動揺しテーブルにあった飲み物を倒し、私はマッコリまみれおこぼしという、飲食店では御法度の洗礼を受けました。H君は恋愛告りに失敗しプチ傷心との事で、うつろだったのかもしれません。 一方白石さんは腰から右
足に貫く痛みに我慢している様子で相変わらず気丈にはしているが、顔色も悪く、これでは打ち合わせにはならないと判断した私は、韓国料理のパワーフードをチョイスし皆で食べて、面白おかしい話ばかりして、食事をし、メンバーは終始笑い通しでした。韓国料理というのはよくできたもので、滅入った気持ちをあげてくれる作用がある料理とか、痛みを持ってる場に効能のある食材があるので、私の知識内で、料理を選び食事会を進行しました。そして、失恋は心に傷がついているでしょうし、体の痛みは常につきまとうモノなので、私自身がフールキャラで、オモシロ話を炸裂し、落ち込んでいようが痛んでいようが、二人抱腹絶倒な話を連射しました。「笑う」というのは、気晴らしになるし、落ち込んでいる人が「笑える」という状況は、それぞれの抱えた問題を癒える鳥羽口になると思いました。で終止笑いまくりの時間を過ごし、解散時になると、気のせいか二人とも、エネルギーが充満しているように思え、パッチアダムスではないが、「笑い」というのは効果があるかもと、思
いました。笑う時間を演出するのはよいが、嗤われたら、それは笑いとは違うと、これから諸事悩める方々に「笑い」を提供できたらよいなと思いました。



2009年7月29日(水) 23:54

モリノス

「いざり人」。イヤシロチ青山のスタッフであり、昔からの友人でもある白石さんが、女王蜂の洗礼、クインビードロップ、椎間板ヘルニアに見舞われ、激痛が全身に襲われながらも出勤しました。腰は痛みにより歪み痛みを回避するために痛みが少ない方の脚を軸に、稲妻のように痛みが走る方の脚をブランと外回しにして歩行しています。元々色白なのに紙のような顔色をしていて、顔に険が出ています。私ども占い師は腰を痛めようが、熱がでようが、座ることができて喋る事ができて、お客様がいたら成立する商売ですので、口が動く限り占わせていただくので、白石さんもかつて私が占いの手ほどきをした人でもあるので、占い師の意気地で出勤したのでしょう。私は「うわぁ〜可哀想に」と思っていたら、白石さんが「モリノスさんが夜にお風呂に入らなかったり、広い浴場が怖いという理由がよくわかりました」などといいます。体がいうことがきかない状態での入浴は、浴槽やら段差のある浴槽が危険なのです。私は体の内側くる例えようもないが例えるとしたら「赤々と燃えたぎ
る火箸を脳天に突き刺したような痛み」なのですが、そのなんとも表現できない激痛を体感してしまっている白石さんに同病相哀れむ的な気持ちになり「でしょ?でしょ?痛くて耐えらんないでしよ、私は脚の病と御縁ができた時に、治りたいという概念はなく、なっちゃったんだからしようがないじゃないの、元々痛い体質だと受け入れしまおうという変な認め方をして今に至りますので、私は白石さんに「アナタ、髪振り乱してびっこ引いて、カツーン、ズズッズズッという、気味の悪い歩行をしばらくは強いられるんですから、どうせだったら、青山一丁目付近の夜、髪振り乱してカツーンズズッズズッ歩行で駅まで行き、近所の住人に「髪を振り回し、不気味な靴音を轟かせ忽然と地下に消える妖怪いざり女として、いつか青山一丁目には怪奇いざり女が出没するらしいよ〜と噂され、都市伝説を目指したらよい」と鬼発言をしたら、白石さんからグーパンチをくらいました。椎間板ヘルニアはオペをするか自然治癒を気長に待つかしかないのですが、痛み先輩の私からしてみると、痛いな
がらも自分の重心を体得して、今起きてる痛みと共存できたらよいなと思いました。帰り道、案の定、白石さんはカツーンズズッズズッという歩行になり、ホラー映画の人みたいになり、その横では私は、びっこを引き、真ん中にはスタッフ金田さんが普通に歩行しているのを発見し金田さんに「二人ともびっこなんですから、アナタも調子を合わせて、脚のひとつでも引いたらどうかと」命令したのですが、金田さん的にはノってくれませんでした。当たり前ですけど…。 人間に起こる言何一つ無駄な事はないそうですが、白石さんも、痛みの生活の中で、その痛みと共存できる事を願ってやみません。



2009年7月28日(火) 19:48

モリノス

「まだいたのか!?」。私用で池袋に行きました。あれこれと用事を済まして、電車に乗ろうと駅に向かった時、センターセパレーツの長い髪を首あたりで束ね、丸襟の白いブラウスにダークグレーのスカートに銀縁眼鏡の女に声をかけられました「突然すいません貴方の額から光が見えます、ですが、背中の方からは黒いモノが見えます、気になったものですから、お声をかけさせていただきました」…。私はプチ感慨深い気持ちになり「ああ、街角キャッチ霊感商法!、根絶されたかと思いきやまだ生息していたのか、さすが池袋!」と思い、時間があったので、モリノスイジリスイッチオン。「えっ!額から光っ!、加齢のせいで髪も細くなり、元々でこっぱちでしたが、後退してきてますしね、そりやーこの熱さでギッシュになってテカテカ光っているでしょうよ、後うしろに黒いモノ?、そんな抽象的な物言いされても、いたずらに不安になるだけで不愉快です、私、時間ありますから、そこいたの喫茶店で、そこんとこゆっくり聞こうじゃないですか」とまくし立てさらに「貴女、街角
で光やら黒いモノやら見つけては声をかけるという御自身に、もしややましい気持ちがありません?、私から貴女を見ると、ストレスが顔に出ていて逆に心配なんですけどね?」と突っかけ「それに、貴女自身もお悩みがあるんじゃないですか?、全身から醸すオーラがくすんで見えますよ、立ち入った事かもしれませんが、今の世間に自分がどう交じって生きていくか、そして真夏の池袋でコソコソと、人を見つけては、光とか黒いモノとか言ってる毎日にこれでよいのかとジレンマ持ってません〜」と言ったらセンターセパレーツ女は「あの、占いとか人相鑑定の仕事の方ですか…」などと声を細くして言うので「ええ、ありていに言えばそうです。お困りのさいはお役に立てる事もあるかもしれません」と言い、名刺を渡しました。占ヲタの中では、私はプチ有名らしく、センターセパレーツ女は「えっ、モリノスさんだったんですかぁ〜」などと、テンション上がり、私的にはプチご機嫌。結局彼女は、後日に私のセッションを予約したいとの事でした。ミイラとりがミイラになるってこん
なカンジ?。



2009年7月28日(火) 2:42

モリノス

「姿見」。最近、体を動かし始めている私なのですが、この度は落合の事務所ではなく、某私鉄沿線にあるスタジオを借りてみました。ツレはお馴染みのみビッグマウスY樹…。狭いスペースでの練習はそれだけ体の動きも制限されるので、広い空間で芸事を目指すY樹に稽古をつけてみようと思ったのです。友人のダンサーの紹介で行ったスタジオだったのですが、当初は二人用の小さな部屋の予定だったのですが、行ってみたら、一番広いスタジオが用意されていて、中に入った途端に、実は怖じ気づいてしまいました。バレエ用のリノリュウムの床、姿が全身くまなくチェックできる大鏡に、バレエのバーがついていて、天井から四方から聞こえるスピーカーが設置されているという完備された環境を見た時に、私の中で封印していたプチトラウマめいたものが、暴れ出しました。私が脚をダメにしてしまった機会もこのような稽古場でしたし、またバレエの稽古場には戻ってきたいが、もう踊れないので機会もないと思っていたのですが、全てがバレエ仕様になっているスタジオにいると、
「脚をダメにしてしまった場所」「姿見を見て自分の現実を受け止めなくてはいけない」という怖じ気、尚かつ、お稽古場というのは芸事を志す人々のがんばってるのに認められない、自分より実力がない者が主役を射止めた時の、やりばのない気持ちみたいなもの想念、スタジオに 満ち溢れ、私的には、パニックになってしまいました。広い鏡張りのスタジオ内で稽古を始める前に、テンションが下がった私はY樹に、驚かしてやろう6割と、稽古場の威圧感4割でナーバスになった私の口をついたのは「Y樹君、なんだか、白血病の値が最近悪くてね、モリノスさん、死んじゃうかもよん」などと脅しと弱音をY樹に言ったらY樹は間髪入れず、頑張ってください、とかモリノスさんなら大丈夫などという励ましな言葉ではなく、「えっ!、白血病かもしれないんですか!なら僕の骨髄をあげます」などと言った途端に私は、冷静になり「あのさ、貴方の骨髄もらったら余計死んじゃう可能性大きいんだけど」と言ったらY樹は「どうしてですかっ!」と言うので「あのさ、貴方と私の血
液型違うんですから、物理的に貴方の骨髄いただいたらそりや死んじまいますよ」と言ったら、Y樹は「えっそうなんですか?」みたいなトンチンカントークとなりました。そんなトンチンカントークで、バレエスタジオに対する怖じ気もふっとび、久しぶりに大きな空間、大鏡を前にのびのびとお稽古に集中する事ができました。



2009年7月26日(日) 20:49

モリノス

「レギンス族からの逆襲」。先日の日記で、今夏の女子の扮装のアイテム「黒い脚」についていかにダメかとこきおろした私…。昨夜の666の興行が終了して帰宅しようとしていたら、スタッフの女子達が集っていて、その中の一人が、レギンスを履いていたので「全然イケてない、蒸れ蒸れってカンジで暑苦しい」などと毒針を放ったら、レギンスを履いていたスタッフだけでなく、まわりにいた女子達から猛反撃をくらいました。「上とのバランスを考えたら問題ない」「電車内のクーラーの冷え込み対策になり健康的」「少なくともジーンズよりは蒸れない」「醜い素足を見せないだけでも世間様に迷惑をかけていない」「夏用レギンスの通気性を知らぬ者にレギンスを論ずる資格なし」などと、矢継ぎ早に毒針を返され、結局「すいませんでした、勉強してから来ます」みたいなカンジになり、久しぶりに言葉戦いに敗れた私なのでした。これからは、街中にて真夏黒タイツ女子に遭遇したら、「よいところ」を見つけてそこだけを評価しようと思いました。そして密かにレギンスをゲッ
トして試着して、良し悪しを自分なりに判断しようかと変態な食わず嫌い試しをしてみようかなどと企てている私でした。



next --->

モリノスの部屋