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2010年2月の日記
 
2010年2月28日(日) 0:52

 モリノス

モリノス

「評判の悪い黒牡丹」。先日、買った奇天烈な猫のぬいぐるみの黒牡丹。落合界隈の顔見知りの住人の方々、商売をされている方、及びお客様にドン引きされています。休憩中にドアが開き御近所の人が「先生!、いったいこれは何ですか?、熊?犬?あっ?こりゃ猫だっ、それにしても不細工ですねぇ〜なんだってこんなものを飾っているんですか〜?」とか言われ、お客様には「キャー!このぬいぐるみ呼吸してますっヒゲも動いてますっ」などと取り乱され、そのカラクリはエアコンの斜め下の椅子に座らしてあるので、その風がぬいぐるみに当たり、フェイクファーの毛並みと、ナイロンのヒゲにソヨソヨとなびくのでした。が不細工の怖いの言う皆様ですが、黒牡丹を抱いては頭を撫でたり、尻尾を引っ張ったりして「アハハ、フフフ」などと和んでいるようです。で、私はセッションルームに入りっぱなしなのでぬいぐるみを見る機会は休憩時だけなのですが、お客様をお見送りした後に振り返ると存在感満載の黒牡丹を見る度に「ハッ!いつの間にか野良猫がいる!」と驚いている始
末です。ゆくゆく、あの進出期没な店に、変なぬいぐるみがおいてあると噂を呼んでくれたら、面白いモノだと思いました。


2010年2月26日(金) 23:28

モリノス

「スポーツ?」。バンクーバーオリンピック、女子フィギュアをテレビで見ました…。華麗な演技をリンクが溶けるのでは?という熱気と緊張感、集中力が画面から伝わり、一民草視聴者的にベタに感動したのですが、その後に私的に疑問浮上…。フィギュアスケートがスポーツだというのなら、バレエ、日舞、社交ダンスにもそれぞれ、「パ」「所作事」「ステップ」があり、音楽を演奏する者にも「テニクニック」が必要で、どれも体を酷使するんですからスポーツの範疇に入るんじゃないの?と思いました。スポーツなら、出場者全員同じ動作とか振付、技、スピード、テンポを競いその正確度とか完成度で順位を決める方がスポーツ的なカンジがします。衣装に化粧をした人は選手ではなく、出演者なんじゃないの?。しかして競技というより演技をジャッジするのであれば、審査員各々の感性や価値観で判定するってのはいかがなモノかと斜め見目線で思ってしまいました。日頃からストイックなまでに練習に練習を重ねて、色々な苦痛をへて華麗なコスチュームとメイクで晴れ舞台に立
ち演じるアスリートに対し、審査員がいるというのはなんか変だなと思い、しばらく思案…。で私的な見解は、衣装化粧に意味合いを持たせる表現事を見極め、その優劣を判断するのは、審査員ではなく、会場やテレビの前で応援するお客様が真の審査員なのではと思いました。が、この度ゴールドメダリストに輝いた選手は、出場選手の中で一番審査員と観客の御心をつかんだと、テレビ前で拍手を惜しまなかった私でした。ですが、これってスポーツではなく芸術の領域なのではという気持ちが残りました。



2010年2月25日(木) 23:54

モリノス

「レスラー」。バブル期に、アメリカのセックスシンボルと言われ、大人気だった俳優が主演の映画「レスラー」をDVDで観ました。私は今世の御縁により、プロレスの世界に爪先ほど混ざらせていただいているのですが、映画本編が始まると同時に、ソワソワと落ち着かなくなりました。ここでプロレスにおける楽屋 話を書く事は御法度なんですけど、ストーリー展開とかキャラ設定が、臨場感ありすぎ、しかも、ロッキーみたいなド根性サクセスストーリーではなく、かつて大花を咲かしたプロレスラーの中年期における、心身の苦痛と孤独、老化を綴っていくカンジでしたので、物語が進むだけで涙腺壊れ、別に感動的ではないシーンでポロポロと涙を流してしまいました。主演男優も、リングの上で戦っている時と、個人的な時間とまるで別人のように演じ分け、アメリカ映画特有の強弱が特にはない内容なのに、すっかり演技にダマされ、こんな人は本当にいるし、これは実話モノ?と思案しました。プロレスラーだけではなく、デスクワークとかではない稼業を選んでいる人は
、体ありき、技術保つ、錆びないで年を重ね常に何かしら動いてないと、自分がどんだけ孤独かって事に向き合って心折れちゃう所ってあると思いますが、逆に体はってナンボの表現者は常に動いてないと生きては行けないモノかもしれないと思うと、普通の生活を選択しないで、スポットが当たる毎日を送っている方々の心身のキープって、尋常じゃないなっていうのと、役者と乞食は三日ヤったら止められないという諺がありますが、一度脚光を全身に浴びてしまうと、もうその世界以外では生きていけないという事が今更、思われ…。それを考えると、私は、なんかしらのイベントに出たかったら出る機会があり、イベントがなかったら占いで生活出来てるという、それだけでどれほど自分はラッキーなのかを、改めて感謝した次第です。



2010年2月25日(木) 0:04

モリノス

「奇行の末に買う…」。2月はあっという間に月末を迎えます。出勤前に、地元の銀行他金融機関巡りをし、だいたいが虚栄スピリットのツケの果て…。クレジット会社の引き落とし日に備え、諭吉集団を機械に食わしに行きました…。駅付近にある銀行に行こうとしたら、視線をカンジたので何気なくその視線の先を見ると、マダムグッズというか高齢者御用達品、らくらくショルダーバッグ、無駄にリボンのついた携帯型ティッシュケース、レーシーなハンケチ、ハンズフリー巣鴨仕様のリュックなどが狭い店内に所狭しギュウギュウと陳列され、その中に異形なぬいぐるみを発見…。もっさりとした体系、ヤサグレタ顔しかもメッカチスガ目でやぶ睨みをしている黒猫で、リアルな作りの中にぬいぐるみならではのデフォルメを施したモノだったのですが、まわりに居並ぶ、甘々な品々の中に忽然と不細工な黒猫のぬいぐるみが鎮座し、もともと滅茶苦茶ディスプレイの店内に異彩を放っていました。銀行に行く途中でもあるのに、フラリと店内に入り、黒猫のぬいぐるみを手にしたのですが
、この年にしてぬいぐるみはなかろうと、買わずに店内に行き、あちこちの銀行に行き、さて電車に乗ろうとしたら、やはりあの黒猫が気になり今一度その店に立ち寄り、そのぬいぐるみを手にし、あちこちチェックすると、ぬいぐるみだてらに、猫を知ってる人しか作れないツボを抑えた代物で、銀行安脚で諭吉を振り込み、金銭感覚がイカレた私は値段を見ずに、その黒猫をゲットしてしまいました。で購入して落合に飾るとお客様が、ギョッとするのです。一見本物に見えるのですが、よくよく見るとぬいぐるみ、しかも可愛くない…。ですが、落合の事務所は、スタッフが魔女と言っても過言ではないので、事務所の椅子にぬいぐるみを置くと、魔女達の使い魔じみていて、フィットします。ツンデレ猫は、事務所に置き、怪しさを加味できると思いましたし、野外の飾り窓から室内を見ると、椅子に置いた奇天烈猫は、凄い存在感を醸しています。落合においでの際は、私の都合で「黒牡丹」と名付けたぬいぐるみを見る事ができます。落合にお越しになる皆様、ツンデレふてぶてしいぬ
いぐるみが、待合室に置いてありますので、お楽しみにしてくださいね。



2010年2月23日(火) 23:47

モリノス

「薔薇とモリノス」。長きに渡りお客様でもあり大切な友人女子三人組と、都内の隠れたスポットにて食事をしました。メトロに直結かつ公共施設内にあるフレンチで、積もる話が咲きました。それぞれが、この今世に苦労がある中、同じような年代の人達が、美味しくお腹にもたれないお料理をいただき、和やかに歓談。日頃のストレスもサーッと溶けていく一時でした。美女子三人に囲まれ、サプライズで私に薔薇の花束を頂戴し、デザートが盛り合わせてあるお皿にはフランス語で「頑張ってください」とチョコレートで描かれてあり、三人の友人達のお心遣いにいたく感謝しました。終宴後、薔薇の花束を抱えてメトロに乗った私、黒づくめロングコート、首には紫のリボンチーフ、手元には真紅の薔薇の花束…。当たり前のように車内では異彩を放ちすぎなカンジで、遅い帰宅を急ぐ乗車客からのおびただしい視線を感じました。メトロの終点近くで下車した私は、改札口につながるエレベーターに乗り、プチギュウ詰めな箱の中で薔薇が崩れないように注意していたら、閉まり間際のエ
レベーターのドアに自ら顔面からぶつかって乗り込む、酔っ払った女がいました。その脂の出た皮膚と酒の匂いをさせた女はこともあろうか、自分が勝手にドアにぶつかったのに、開閉ボタン近くにいた、仕事帰りであろう老婦人に向かい、ガンを飛ばすのです。さらに今にも指先の荒れ、腰も曲がっている老婦人に向かい怒りのエネルギーをぶつけ、今にもつかみかかりそうな勢いになってしまいました。私は「オメエが悪いんだよ、この老婦人には罪はないよ」と思い、それを声に出そうとしたのですが、私も血の気も若い頃と比べ薄くなり、分別もついた年代になったので、酔っ払った女が老婦人の胸ぐらをつかもうとした時に、友人三人からいただいた薔薇の花束を、その酔っ払い化粧崩れマックス中年女の鼻先に差し出しましたら、その女は無礼な事に私の顔を、ジロリと三白眼で睨むので、私はモリノス忍術アブナい目を炸裂。大きく目を見開き、視点をズラしてニヤリと笑ってアブナい人キャラのようなカンジで、女の視線に対抗…。女は気味が悪いのか、戦意消失した様子、私はホ
ッとしたのですが、改札階までエレベーターが到着すると、酔っ払い女は、老婦人に対して再び威嚇をしはじめたので、私は女と老婦人の間に入って、薔薇の花束を手に、再びヤクでキマっちゃった目で花束を手に、酔っ払い女の前に立ちふさがりました。その間に老婦人はそそくさと改札口を突破、安心した私も、改札口を出ようとしたら、その女はチィチイ言いながら、怒りモードで改札口が壊れるんじゃないかと思うくらい乱暴にパスネットを叩きつけました。でモリノスいじりスイッチオン、閑散とする高層住宅がある、人気のない駅改札口外には暗いばかりで、私とその女しかいなくなり、私は女の後を、靴を鳴らしカツーン、ズルズルと音を立てて、後をつけました。そして女とすれ違い様に、ワザと無表情ながら目を大きく見開き女をジロリと見たら、女の顔は凍てつき恐怖が走りました。すると、私が首に巻いていたリボンチーフが偶然パラリと落ちると、女は「キャーッ」と息声で悲鳴を発し、その瞬間を狙って、私はゆっくりと花束を持ってない手を上げると、女は両手で顔を
覆いガードの姿勢をとったのですが、私はワザと女の前を横切り、タクシーに乗り込みました。深夜誰もいない路上に残された女は、なんだか膝が折れたみたいになりガクガクとしていました。ってやりすぎ?。



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