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2010年6月の日記
 
2010年6月29日(火) 22:41

モリノス

「買い物スピリット萎え…」。そろそろ夏のバーゲンの走りなカンジで、色々DMやら、お店からお電話をいただくのですが、買い物魂に火がつかず、あれっ?加齢のせい?とモリノスショッピング燃えつききか?と思ったのですが、最近私は、都会派でなく森でおとなしくしている時間が極上チックなので、お店に行くより、都内にある鬱蒼とした森に時間を費やし、のほほんとしているのですが、私は元々はインドア大好物だったのに、野外好きになってる自分の心境の変化に戸惑いつつも、まあこれはこれで良いかもと、得心している今日この頃なのでした。


2010年6月29日(火) 0:44

モリノス

「聞かれたから…」。梅雨真っ盛りの蒸し蒸しな夜、友人達と夕食をいただきました。四方山話は咲きに咲き、一通りの談義が終了した時、誰かが怖い話を聞きたいと言うので、私は「では…」と、これまで体験した「怖い」という類の話を怪談〜ストーカーまで、ガチ話をいくつも、機関銃トークをしたら、卓を囲んでいたメンバーの顔から色が消え、眼も褪せドヨーンとした雰囲気になり、「なんでそんなに恐ろしい話を聞かせるのか?、帰り一人じゃ帰れないよ」とブーイング。私はシレっと「だって聞きたいって言うからとっときのを話したんだけど〜ニヤリ」 と答え「幽霊の類は死人に口ナシなんですから、命まではとられまい、それより生きてる人間の方が最近は幽霊が裸足で逃げるほど色々と怖い事をしてるじゃありませんか」と分別臭く言い、「ああ、そう言えば、曇天の夜空から現れる月にムーンボーがかかっているのを見ると、己の悪行の数だけ災いがもたらされると言う」とウソを言ったら、夜更け長居した店を出るとドンピシャな曇天、夜空に薄明かりが見えやがて
月が輝きその周りに七色のムーンボーがかかっていました。その旨皆様に伝えると。全員空はみない足元見て帰るっ!。との事でした。私のウソ話ごときでいい大人が、夜空も見れないって…。あんた達どんだけ悪行三昧なんだよと、プチ呆れた次第かつ、逆にみんな素直だなあと思った次第です。


2010年6月28日(月) 0:02

モリノス

「ミニイベント」。スタッフ金田さんによるワークショップじみたモノを落合の事務所で開催しました。私が担当するのは茶藝…。最近喪服なカンジだった私は、さて茶藝師ファッションをなんだか、パッとお賑やかなモノにしたく思案…。最初は私の持っている中国服の長衣を着用しようと思いましたが、シルクに錦糸銀糸のベストはこの蒸す夏には暑苦しく、色々考え、白マオカラーの七分袖ロングシャツに下ロンスカ、上着黒ロング袖の薄物を選び、髪は近世なんだけどオールドスタイル宦官ティストのアップにしました。で出勤したら姉から着信アリ。入院している紅葉林子が退院できるとの事だったので、姉と合流し動物病院へ…。診察室で紅葉林子と面会し、色々説明を受け、退室…。すると診察を受ける飼い主と患畜が私の奇天烈装束を見た途端に、水を打ったように静かになってしまいました。で事務所に出勤し、頭にデカい花をつけ、フリンジと金のさしものを髪にさし、茶藝を決行、超ビンテージ鉄観音茶などを煎れ、皆様と楽しい一時を過ごす事ができました。こじんまりし
た少人数での講座でしたが、お互いの意見を言い合い、実りあるイベントになったと思います。動物病院でドン引きされましたが、皆様と合流が持て、素敵な時間を過ごせたので、奇天烈装束を着た甲斐があったと、一人悦に入ったのでした。


2010年6月26日(土) 22:20

モリノス

「哀しい泣き声」。心臓ド真ん中に穴があいている子猫、紅葉林子。現在オペのため入院中、心臓に欠陥があるため避妊手術だというのに、獣医師団が結成され、心臓に負担がかからないよう危険度を高し前提で最速でオペを行うとの事…。昨日手術は決行されしばらく入院して様子を見るとの事…。まあ、心配極まりないのですが、紅葉林子と仲良しな先住猫シマダさんに異変あり…。紅葉林子が家からいなくなって以来、アチコチを探し、それは切なそうな様子で、まるで紅葉林子に「ニヤオーン、グルルッ(どこにいるの)」と呼びかけているかのようです。紅葉林子は病院で回復を待ち帰宅したがり悲しい泣き声を出していると思われ、シマダさんは突然いなくなった紅葉林子が心配で悲しい泣き声を発する…。畜生だてらに、人間以上の愛を感じ、昨今の人間どもが犯す事件を考えると、今世を生きる人って猫より劣ってるじゃないかと、今なお外の通路で、泣き続けるシマダさんの声を聞き、思った次第です。


2010年6月25日(金) 23:32

モリノス

「ヒアルロン酸の御利益」。19才、明日の目指せローザンヌなプリマを目指す闘魂バレエ少女M…。彼女の悩みは額のたて皺…。私的にはロングで引いたら特に目立つモノではなく、バレエは大体白ワールドなんですからライトなんて当てたら飛んじゃうし、気にしなくてよいと常々言っていたのですが、この度Mはヒアルロン酸を額に打ち込みました。その出来映えをわざわざ私に見せにきて「痛い思いをした甲斐あり、オーディションも通過しました〜」と言うのですが、私的にはビフォーアフターの差がカンジられず、「お前のような二十歳前の桃肌に注射せずともよいものを」と言ったら、Mは「でもでも」と言って、顔を歪めて「モリノスさん全然シワよらないでしょう」とツルツルになったおでこを突き出し、悦に入っています。さらになんだか、全身から放つオーラがユラユラと煌めき、自信に満ち溢れています。本人いわくヒアルロン酸導入から、洋服が似合うようになった、レッスンでも体が以前より柔らかく軽いと言うのです、ニンニク注射やプラセンタじゃないんだから、
体にヒアルロン酸が作用するとは思えないのですが、長年Mにとってはコンプレックスの権化だった眉間に一筋のたてシワがとれた事で、極気晴らしになったのでしょう。私は「じやーこれからは顔のシワのせいで選ばれなかったとかは言えないね、浮かれ騒いでないで、お稽古ぬかりなくお励みなさい」と言ったら、Mは細長い鹿足素足にハイヒールを吐いた足を綺麗に組み換え、「ハーイ!頑張ります」とニッコリ笑います。更に、目の前のパスタやらピザをムシャムシャと食らい、それは幸せそうにしています。ヒアルロン酸一本で、こんなに明るくなるMを見て、ともかくヒアルロン酸の御利益だ、あーよかったよかったと、微妙な気持ちで安心したのでした。


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モリノスの部屋